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企画カタログ / 宣伝中企画 宣伝中の企画が表示されます。 【企画】【宣伝中企画】等のタグがページに入っていないと表示されません。 宣伝中 inu/ポケ擬カタログ Does/制空戦争ルフトシュロス 上へ
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28 :夜桜 ◆ZZXQIQNxCU :2009/04/11(土) 08 38 30 0 ガンマ星になる 色々今までバイクに乗っていたけど その中でも色々改造して思い出にある一台は 当時、トリコロールカラーやチームカラーのバイクが流行りの中で ガンマ250γの中でも生産が少なかった シャンパンゴールドカラーのガンマを手に入れた(安かったからねw) 改造ポイントは バックステップ セパハン スプロケの歯数を高速用に ジェットニードルの交換 エンジンのボーリング ヘッドの鏡面仕上げ 高速回転使用チャンバー 此処までやるとw完全に下がスカスカで街乗りとは呼べないバイクになってた(ノд 。)゜。 でも、ある時期の少年は速く速く 遠くに速くそれをコントロールするのは自分と、言う夢を見るもので 仕方が無いのかとヾ(*´∀`*)ノキャッキャ ここまで仕上げたら確認したいのは一つ 何キロ出るのかではなく 何キロ自分が出せるのか、しかなかった 某日某時 時は来たw ライダースーツに腕を通しブーツを履きヘルメットを装着して キック一発エンジン始動パララン パラランと軽い音を立てながら良い感じで エンジンが廻ってる これから起きる悲劇も知らずに・・・・ グローブをはめながら最終チェックをして 風になろうとしていたww 場所は伏せるけど高速に乗り一路 ドドンパ方面にエンジンを慣らしながら快適ツーリングをしつつ吹く麺パトカーやwカメラの位置の再確認をしつつドドンパへ ドドンパに後ろ髪を引かれながらも( A`)ノシアディオスと別れを言い料金所を超えて直ぐにユーターン 目的はゆるい坂道の3kmの直線 そこで勝負(ゝω・)b 29 :夜桜 ◆ZZXQIQNxCU :2009/04/11(土) 08 40 03 0 流しながら私は楽しんでいた250ccと言う非力ながらまだまだ内に秘めたパワーがまだ残されている事をニヤニヤ( A`) 目的の場所まで流しながら車の流れや渋滞を見ながら速度を調整しながら絶好のタイミングで勝負出来る様に 目の前には車の姿は無く、まるで準備OKだよと言われたようだったw いざアターーーック 高速回転用に仕上げているからまだまだ乗らない伸びないでもアクセルはすでに全開 のれ のれ のびろ~~ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 一気に風景が後ろに飛ばされ初めた きたきたきたーーーーー伸びる 伸びる 加速が止まらないwww キャッホーーー今俺は風になったーーーー と、刹那 リアタイヤがロックしたΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)ナニ?クラッチを切るがロックしたまま滑っている マジ(`ω´♯) バランスを取りながら兎に角転倒しないように集中した なのにw リアタイヤがどんどん前に滑ってきて進行方向に対して体がどんどん横向きに カウンターと言う奴だね 30 :夜桜 ◆ZZXQIQNxCU :2009/04/11(土) 08 41 20 0 もうダメ~~と思いながら次に考えたのは生還する事だった(俺はいつもデットオアアライブかよw) このままだとハイサイドをもろに食らって室伏に投げられた 砲丸の玉のように綺麗な放物線を描いて飛んでいく様が脳裏をかすめた バイクを捨てる そうバイクから離れる事に決めたハイサイドになる前にわだとフロントブレーキをかけコケたww うまい具合に背中から滑るような姿勢になって滑って行った 首を上げバイクを見つめていたらいきなりバイクが飛び跳ねて空中で回転しながら叩き付けられる様を 何度も見た アチャーしがみついてたら「あれだったよ」(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 熱い?熱い・・・・??あつ~~~~あちちちちちーーーー 背中から滑っていたらライダースーツが擦れて摩擦熱であちーーーー でも滑る速度はまだまだ速い今無理して止まろうとすれば バイクのように撥ねるかもしれない恐怖で 熱いのを我慢して 我慢して 我慢できね~~~~wwww コントのようだけど滑りながら高速バス停にそのまま滑りこんだお客が居たら「整理券をお取り下さい」と 笑いが取れただろうにwwバイクは路側帯の側面で「もー好きにしろ」とねっ転がって俺を見ていた バス停から外に出て近くの公衆電話からバイク屋に連絡してバイクと自分の回収を頼んだ 後日、使えるパーツがあるか聞いたら「ものの見事に壊れている」と言われ処分を頼んで電話を切った 私も背中を強打していて数日間ベットから起きれなかったwwバイクを作っている時間と乗っていた時間・・ 考えたくも無かったww でもバイクは下りない 目に入ったのはホンダ レブル250cc(懲りない俺だった)
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企画カタログ / 更新順 企画の更新された順で表示されます。 【企画】等のタグがページに入っていないと表示されません。 更新順 inu/ポケ擬カタログ えりー/カタログブートキャンプ! Does/制空戦争ルフトシュロス 御旗のもとに 神無月香/フラッとハロウィーン! えりー/貝殻島リゾートツアー2011 草場あさひ/ポケキャン えりー/マシューの仕立て屋企画 青/PMA企画 しゆ/擬人化ポケモンリーグ びうら/カタログ春のハナまつり あまみや/NPC100! 石狩ソルト/新・幕末伝! 草場あさひ/族をまつれ! 草場あさひ/MerryMaker 上へ
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未発売ゲーム一覧(据置機) 本記事はリンク集ではなく、未発売ゲームに関する情報をまとめたページである。 ここでの未発売ゲームとは、開発・稼動・発売が中止になるなどして、結果的に世に出ることの無かったゲームを指す。 いわゆる「お蔵入りしたゲーム」のことであり、稼動・発売予定日を控えた「未だ出ていないゲーム」はこれに含まれない。 携帯機・アーケード・PCの未発売ゲームについては、こちらを参照のこと。 補足 ゲームカタログでは、完全発売中止タイトルの単独記事の執筆は禁止されているので注意(*1)。 「開発中止」の目安は、最新情報の発表から3年経過した時点で続報が無いこと。掲載後に対象作品(*2)の続報が発表された場合は、掲載を取り消すこと。 完全発売中止(国内) 任天堂据置機 セガ据置機 ソニー据置機 Xbox PCE / FX その他の据置機 完全発売中止(海外) 国内のみ発売 海外のみ発売 [部分編集] 完全発売中止(国内) 任天堂据置機 FC アーディス(アスク講談社) ディスクシステム末期に発表されたADV(?)。発表してすぐ開発中止が発表されたため、ほとんど情報は無い。 FC オフザーケン(徳間書店) 「史上最ヘンのRPG」という触れ込みの、『摩訶摩訶』の様なRPGだった模様(発売予定時期も近かった)。キャラデザは矢野健太郎氏。 仲間に力士とセーラー服姿の女子高生がいることが予告記事ではプッシュされていた。もし実現していたら『イデアの日』の先取りになっていただろう。 ちなみに、2017年刊の書籍「幻の未発売ゲームを追え!」に矢野氏による描き下ろし新作コミックが掲載されている。 FC 恐竜伝説(HAL研究所) 恐竜と共に世界を救うRPG。恐竜がレベルアップで進化していくらしい。 開発はワープの前身である飯野賢治の会社「有限会社EIM」 FC ゲオポリティク島における国家興亡論(アイレム) 島にある国家群の中から1つを選んで運営していくSLG。 元ネタはボードゲーム『ディプロマシー』で、同社発売のSLG『不如帰』のスタッフが開発していたらしい。 FC けろけろけろっぴの魔法の国伝説(キャラクターソフト) サンリオキャラクターの「けろけろけろっぴ」が主人公のRPGを発売する計画があったが、中止に。 SFCで発売された『サンリオワールド けろけろけろっぴの冒険日記 眠れる森のけろりーぬ』とは別物。 FC 源さんのクイズ・トライアスロン(アイレム) 『大工の源さん』シリーズのFC第3作になる予定だったクイズゲーム。 4人対戦に対応し、トライアスロンしながらクイズを勝ち抜くゲーム。 当初は1993年12月予定だったが1994年1月発売予定に延期され、そのままお蔵入りとなった。 FC 幻獣創世記(日本物産) 幻獣を育てて戦うシミュレーションゲーム。PV映像は存在しており、ニコニコ動画等で視聴できる。 FC コズミックシステム(イマジニア) SFもののRPGで、開発元は『女神転生』で有名なアトラス。『ファミマガ』においてキャラデザの募集企画が行われた。 しかし、受賞者発表後はそれっきり。具体的な内容すら発表されなかった。 FC サイコソルジャー(SNK) 『KOF』シリーズお馴染みの麻宮アテナのデビュー作にして、業界初の「歌うゲーム」として一躍有名になった同名アーケード作品のFC移植作品。 FC版『アテナ』に本作のテーマソングのフルバージョンを収録したカセットテープが同梱される等、宣伝に力が入っていたが結局お蔵入りに。 FC版の開発中止によって、国内ハードにおける『サイコソルジャー』の家庭用移植は、本作の開発中止からPSP『SNKアーケードクラシックス ゼロ』まで20年以上も待たなければならなかった。 FC 坂本竜馬(東芝EMI) 「全てのFCソフトの頂点に立つ」と銘打たれていたRPG。内容を知ることのできるビデオが当たるキャンペーンも行われたがお蔵入り。 FC さとうげんの燃えよぶたマン!?(シグマ) 『ペインターモモピー』『たいむゾーン』『ポケットバトル』に続く、シグマの『さとうげん』シリーズ第4弾。 コミックボンボンで人気漫画『爆笑戦士!SDガンダム』を連載していた佐藤元氏がキャラクターデザインをしている。 縦+横スクロールアクション。鼻息で攻撃する。 どこかの雑誌の発売予定ゲームに期待する読者の声を載せるコーナーに、本作への「どんなゲームかは全く想像がつきませんが、予想では多分、豚が主人公で、面白いゲームだろうと思います」という投書が寄せられた。 さとうげん氏のSNSで「開発会社の都合で発売中止になった」というコメントと共にデバッグ用のROMをもらったとのことで写真を上げていたため、少なくとも遊べる状態まで完成していた模様(参照)。 FC ジャングル大帝(タイトー) 手塚治虫氏の同名のテレビアニメを原作としたアクションゲームで、息子の眞氏がシナリオを担当。 『火の鳥』『鉄腕アトム』と違ってコナミ製ではない。 1989~1990年放映のテレビ東京版『ジャングル大帝』においてTVCMが放送され、ソフト内で主人公の秘密を明かす予定だったという。 FC 少年魔術師インディ(IGS) 3巻まで出ていたゲームブックを原作としたRPG。ゲームそのものはかなりできていたようで、当時のTV番組内での宣伝をニコ動で見ることができる。関係者配布の200枚のみだが、テレホンカードまで作られていたという。 いろんなゲーム作品をまとめた4コマアンソロジーコミックの中にも、このゲームを題材にした漫画が収録されていた。発売前のため内容はストーリーにあまり関係ないハチャメチャものだが。 2019年にサンプルROMがヤフオクに出品され、150万1000円で落札されたことが話題になった(参照)。 ゲーム中の占星術データに、当時人気だったタロット占い師・マドモアゼル朱鷺氏を起用したことが売りの1つだった(*3)。 FC 神界(東映動画) 広告によるとジャンルは、シミュレーション(現世)&アクション(来世)ゲーム。 現世では善行や悪行をなすことでカルマが増減する。前世の影響という要素もある。プレイとともに主人公は年を取っていき最終的にはなにかで死亡。画面写真ではRPGのようなフィールドが掲載されていた。 死後、カルマが多いと地獄界、カルマが少ないと天国に分岐する。地獄から天国に行くルートもある様子。天国から天界、天上界、神が住む神界へと昇り詰めるのが目的らしい。死後のジャンルはアクションとのことだが、死後の画面写真は掲載されていないため詳細不明。 キャラクターデザインは漫画家の若林健次氏。予定されていた定価は9,600円で、FCソフトとしては高額であった。 FC スーパードッグブービー 赤ちゃん大ぼうけんの巻(ジャレコ) 横スクロールアクションゲーム。 1991年4月~5月に開催された「ファミコンスペースワールド」に展示され、1991年の『ファミコン通信』では本作の読者プレゼントまで行われていた。 FC スーパーマリオブラザーズ2(ROM版)(任天堂) ディスクシステムを持っていないユーザーのためにROM版の発売も計画されていたことが「週刊少年ジャンプ」の『ファミコン神拳』で紹介されていたが、お蔵入りとなった。 余談だが『バレーボール』もROM版と同時発売予定だったが、こちらも発売されなかった。 FC スプラッターワールド(ナムコ) 『スプラッターハウス わんぱくグラフィティ』の続編。ジャンルがRPGに変更されている。1993年3月19日に発売が予定されていたが発売はされなかった。 雑誌掲載などの情報公開が一切なかったと思われるソフトだったが、2021年にバンダイナムコスタジオがYouTubeで公開した動画「ナムコ ミュージアム オブ アート 第6回 スプラッターハウス (1988年)」で未発売の続編が存在したことが語られ、2024年にPVが発掘されてタイトルを含む詳細が明らかとなった(参照)。 FC スペースオペラ 大いなる神々(ソフトウエア興業) 『FF』の様な画面構成のRPG。メーカーの企業紹介パンフレットにも大々的に載っていたらしい。開発途中のROMが流出したという噂がある。 そのROMを入手した人が作成したのかは定かではないが、ネット上では何故か本作の攻略Wikiが存在する(参照)。かなり詳細な内容だがプレイ動画などは一切公開されていないため、信憑性は不明。 FC 聖剣伝説 THE EMERGENCE OF EXCALIBUR(スクウェア) ディスクシステム用として開発された、全5部構成のアクションRPGの第1部。1987年4月下旬に発売される予定となっていたがお蔵入りになった。 なお、本作を予約していたユーザーに向けて、開発中止を謝罪すると共に、「同じ主旨を持った作品」として『ファイナルファンタジー』が発売されること、本作の予約金のみで『ファイナルファンタジー』を購入できることを伝える文書が配布された。 「聖剣伝説」のタイトルが付いたゲームは、後にGBで『聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~』が発売され、以後『聖剣伝説』シリーズとなるのだが、開発中止になった本作から名を引き継いだのみで内容は全くの別物である。 FC 装甲騎兵ボトムズ(パック・イン・ビデオ) 同名アニメのゲーム化作品。ATでの戦闘パートもあるシミュレーションRPGだったようである。 開発中画面が公開される程度には開発が進んでいたようなのだが没になった理由は不明。ボトムズ単体のゲームは後にSFC/PS/PS2/PCで発売されている他、各種クロスオーバー作品に参戦している。 FC ソルダム(ジャレコ) 原作は1992年にジャレコから発売されたアーケード用パズルゲーム。 FCに移植する予定だったが中止され、1993年にGBで発売された。 2021年9月16日からAC版がPS4/Switch用アーケードアーカイブスで配信された。 当のFC版も2019年にシティコネクションによるレトロゲームのオムニバス作品「ロムカセットコレクション」の第2弾『ジャレココレクション』の中に収録されると発表されていたのだが、2021年現在続報はない。 FC ダンジョン放浪記(アスキー) ローグライクRPGだったらしい。画面写真は雑誌に掲載され、さらに『妖女伝説88』という映画内にも映像が登場したが、いつの間にか開発中止に。 後の雑誌のインタビューによると、最終的にはほとんど完成していたらしいものの、発売する旬の時期を逃してしまったためお蔵入りしたとの事。 FC 茶々丸冒険記2 魔法のカーペット(ヒューマン) ヒューマンの広報社員として知られた笹沢茶々丸氏を元にしたキャラクターのアクションゲーム。 GBで発売された『茶々丸パニック』の続編として予定されたが発売中止に。しかし、第3作の『茶々丸冒険記3 アビスの塔』(GB)は発売されたため、『2』が出ていないにも拘わらず『3』が出た異質なシリーズとなってしまっている。 FC ドタ君の冒険浪漫(イマジニア) システムソフトがPCで発売していた『冒険浪漫』の移植作品。 雑誌で特集されたが長々と延期を繰り返した挙句、お蔵入りに。内容はオーソドックスなヒロイン救出もののアクション。 FC ドラえもん2(ハドソン) ミリオンセラーを達成したアクションゲーム『ドラえもん』の続編。映画『ドラえもん のび太と竜の騎士』公開時には映画館で「ドラえもん2製作決定!」と書かれたカード(ちなみに裏面は高橋名人の時間割)が大々的に配布されたが、いつの間にか開発中止になった模様。 FC ドンキーコングの音楽遊び(任天堂) FC発売当初から予定として挙がっていたソフト。発売された『ドンキーコングJR.の算数遊び』『ポパイの英語遊び』と同様の教育ソフト。発売されていればIIコンマイクが活用されるはずだった。 なお、最初期型(コントローラのボタンが四角いゴム)のファミコンの箱には本作のカセットと思われるカセットが写っている(参照)。 2016年に元ハドソンの桜田名人が発売されなかった理由についてTwitterでコメントした。詳しくはこちら。 FC 信長戦記(仮題)(トーワチキ?) 2005年頃オークションに出品された発売予定リストに掲載のない謎のディスクシステム用ソフト。 織田信長が主人公の『シャイニング・フォース』のようなSLG形式で戦闘を行う戦国時代を舞台にしたRPG。 とある雑誌に本作の開発者と思しき人物の回顧があり、その人の証言によると開発が始まったのは既に『FFV』が発売されたあとの1992年以降。発売されていればディスクシステム最後のソフトになっていたかもしれない。 タイトルは当時のオークションの商品名でゲーム中ではタイトルが表示されず正式名称かは不明。2004年にGAEより似たようなゲームシステムの同名のPS2ソフトが発売されているので、それをもじって付けられた可能性もある。 FC 聖書1999 禁断の黙示録(イマジニア) 『バイブルいちきゅうきゅうきゅう』と読む。アクションRPGで、世紀末を舞台にした超能力バトルもの。ドット絵を担当した佐藤元氏によると「コンティニューがパスワード式だったのだが、セーブ式が普通の時代になったためお蔵入りした」とのこと。 元々はアニメとのメディアミックス企画。『クリスタル・トライアングル』というOVA(*4)の続編という位置付けで、巻末にゲームソフトの告知映像があり、裏技らしき1文も画面に表示されたが、結局ゲームの方だけが発売されず。OVAは後にDVD化もされたが、そちらでは告知映像は削られていた。 告知映像は動画サイトなどで見ることはできるが、ほぼ全編で激しいフラッシュが使われているため視聴時は注意。 FC バカラ(ポニーキャニオン) 当時の雑誌に少し情報が載っていた程度で詳細不明な作品であったが、2021年になってサンプルROMが発見された。 内容はというとタイトル通りカジノゲームの1種、バカラに特化したゲームである。1990年に柏木昭男氏(*5)がダーウィンのカジノのバカラで29億円を稼いだというニュースがあり、バカラが注目されていたので恐らくその流れで企画されたと思われる。 パーティーゲーム的な楽しみ方を想定していたのだろうが、バカラは現実のカジノのように賭博が絡まないと、ディーラーによる仮想のバンカーとプレイヤー2人の勝負を客が予想する"だけ"のゲームなので、FCで再現しても全く面白くない事は容易に想像出来る。 開発時期も1992年とFC末期であり、開発中止は当然の結果だろう。 FC バトルチョイス(コナミ) 2015年発売のサントラCD「コナミ・ファミコン・クロニクル Vol.3」でBGMが収録されて存在が明かされたゲーム。 「将棋をベースにしたファンタジー風味のシミュレーション&アクションゲーム」で、将棋のように交互に盤上のコマを取りにいき、コマ同士が接触するとアクション戦闘になる。登場キャラクターはナイトからセーラー服の女子校生までなんでもありだったとのこと。 ゲーム自体はほぼ完成しており、発売直前の段階まで行っていたが、何らかの事情でお蔵入りになった。 2023年11月にヤフオクに本作のサンプルROMが出品され、最終的に240万円で落札された。出品者によりBGM以外謎に包まれていた実際のゲーム画面も4点公開されている。 詳しい経緯はこちらのサイトで公開されている。 FC パルプス(任天堂) プログラミングが学べるソフトをディスクシステムで発売する予定だったが、発売されず。 『ファミリーベーシック』と違い、こちらはパネル・アイコンの組み合わせでプログラムを作るという内容。 2021年にSwitchで発売された『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』の元祖といえる作品。 FC ファイナルファンタジーIV(スクウェア) SFCへの開発を集中するためにお蔵入りとなった。その結果ナンバリングが繰り上がり、元々はSFC用に『V』として開発していたものが正式な『ファイナルファンタジーIV』として世に出る事になった。このため、内容はSFC版と全くの別物である。 詳しい経緯はこちらのサイトで公開されている。 FC ふぁみこんむかし話 新鬼ヶ島(ROM版)(任天堂) ディスクシステムのブームが終わった後、ROMの大容量化に伴なって移植が検討され、実際に制作が進んでいたらしいがお蔵入りになった。 巻物・掛け軸アニメーションの高速化などの改良や、章毎の開始前のデモアニメの追加などの新規演出が施されており、それらの要素は後にSFCで発売された『平成 新鬼ヶ島』に取り入れられている。 オリジナル版のメインプログラマー橋下友茂氏がとある個人サイトに寄せたインタビューメールで明らかにされた。 FC ペスカトーレ(サンソフト) 同じ色の海洋生物を2匹以上並べて別な同じ色2匹で挟むと消せる、オセロのような落ちモノパズル。1991年発売予定となっていたが中止に。 2006年頃にサンプルROMが流出しネット上にデータが公開された。 FC ポケットザウルス・クイズワールド(バンダイ) 『ポケットザウルス 十王剣の謎』に続くポケットザウルスゲームとして開発されていた。専用コントローラーも付属する予定だった模様。 FC ラッシュ クラッシュ(カプコン) FCに移植する予定であることがFC版『セクションZ』の攻略本に告知されていたが、発売中止に。 その後、PS3/360で配信された『カプコンアーケードキャビネット』にAC版が収録された。 さらに、Switch/PS4/One/Winで配信された『カプコンアーケード 2ndスタジアム』にAC版が収録。FC版の開発中止から実に30年以上の時を経て待望の任天堂ハード進出となった。 FC ラブクエスト(徳間書店インターメディア) 元々はFCで開発していたが、諸事情により中止。その後SFCで同名のゲームが発売された。詳しくはSFC版のページで。 ちなみに、FC版は後にネット上にBGMデータが流出。ニコ動にも上がっている。 ROM自体も数本が出回っておりプレイ動画も公開されている。2008年にヤフオクに出品された際には25万円の価格で落札された。 FC ルーンマスター(ユタカ・バンダイ) バンダイ初のオリジナルRPG。堀井雄二氏が監修、宮岡寛氏が監督脚本、橋本名人がプロデューサーという豪華スタッフだったが、結局は発売されなかった。 FC ワールドラリー(ビック東海) 1987年に開発中止になったこと以外、詳細は不明。画面写真も僅かしか確認できない。 開発途中でタイトルが『ザ・スーパーラリー』に変更されている。 SFC ああっ女神さまっ(KSS) 『ファミ通』でのゲーム発売表からSFCの項目が無くなるまで7年間残っていた作品。元となっているのは雑誌『アフタヌーン』で連載されている藤島康介氏の漫画作品。 当時のゲーム雑誌・広告によると、ボードゲームにする予定だった。 代金前払いによる予約キャンペーンが行われていたが、返金対応されたようである。 本作品とは別にPCE版がメサイヤから発売予定だったが、こちらも発売されなかった。後にPC98/DC/PS2等で発売されたが、全部内容も発売元も異なる。 SFC/MD エアロ・ザ・アクロバット(サンソフト) コウモリのエアロがサーカスで大冒険を繰り広げる海外製のアクションゲームで続編も制作されている。 日本のハードにも移植される計画があったが、結局頓挫してしまった。 その後、GBAに移植され(タイトルは『アクロバットキッズ』に変更)、GBA版は日本でも発売されたが、パッケージのキャラクターがほとんど別物に差し替えられたことに賛否が分かれていた様子。 SFC エヴァーディングストーリー(日本テレネット) ファンタジーRPGとして開発が進められていた作品。当時の『ファミリーコンピュータマガジン』において「製作快調!!ご期待下さい!!」という広告記事が大きく掲載されていたが、突然発売中止になった。 SFC 改造町人シュビビンマン零(メサイヤ) 主人公を新キャラクターに変更した続編だが発売中止になった。 その後、サテラビュー配信作品として日の目を見て、更に2017年にSFC/SFC互換機で動作するカセットとして発売される事になった。 SFC クーリースカンク(ヴィジット) スカンクのクーリーを主人公とする横スクロールアクションゲーム。1996年2月23日発売予定だった。 サテラビュー配信作品として、3面まで遊べる体験版が発売された。 海外向けのデザインで北米でのセールスを狙ったが、北米でPS移行の動きが進み始めたことからSFCでの発売は見送られ、PS作品として再始動して11月に発売された。 2020年になってサテラビューで配信されたものがダウンロード済になっているソフトが発見され、インターネット上に流出した。体験版だがプレイできない4面以降もロムには含まれており、改造等でロック解除すれば最後まで遊べることが明らかになっている。 SFC サウンドファンタジー(任天堂) 伝説の子供番組「ウゴウゴルーガ」のCGを手掛けた事で知られるメディアアーティスト、岩井敏雄氏による「音」をテーマにしたメディアアート(*6)作品。1994年発売予定。プロデューサーはあの横井軍平氏。 アート性とゲーム性の両立を目標に開発が進められていたのだが岩井氏の目指すゲームという表現としての「アート」と、任天堂が要求するアートの要素を採り入れた「ゲーム」は最後まで折り合いが付かず、ほぼ完成まで開発が漕ぎ着けていながら最終的にビジネス的な判断で発売中止となった。 時代がマルチメディア機に移り変わると『LSD』のようにゲームとアートの融合を標榜する作品が多数登場し、この方向性の作品は現在でもインディーズゲームや現代アートの世界で模索され続けている。時代の早すぎた作品だったと言えるだろう。 なお、ゲーム自体は見本市で幾度か展示されたこともあり、ゲームシステム全般は『シムシティ』で有名なマクシスの支援を受けて、シムチューンとしてパソコン向けに発売された。 岩井氏と任天堂ものちに『エレクトロプランクトン』で本作の雪辱を果たしている。 開発ROMは現在でも岩井氏が所持しているらしく講演会などで本作を使った実演を行う姿が確認されている。 SFC Jリーグサッカー オーレ!サポーターズ(テクモ) Jリーグを題材としたサッカーゲームを1995年12月に発売予定だったが中止に。 非売品ゲームコレクターのじろのすけ氏がサンプルROMを入手し、プレイ画像をXで公開している。ほぼ完成レベルのクオリティだったとのこと。 サウンド関連の担当者がブログでコメントしている(参照)。 SFC/GB シェラザード伝説(カルチャーブレーン) FCで発売された『アラビアンドリーム シェラザード』の続編としてSFCの発売前から発表され、タイトルとハードを変えつつ8年に渡り発売予定リストに載り続けた作品。 全5作品、100話構想で世界の始まりから終わりを描く壮大なファンタジーだったらしい。対応機種も当初の任天堂ハードから、最終的にはPSハードへと変わっていった。 広告にイメージイラストとフリーシナリオやキャラクターメイキングなど抽象的なゲームシステムの情報が掲載されたのみで、結局一度もゲーム画面が公開されることはなかった。 SFC ジェリーボーイ2 ちょっとあぶない遊園地(EPIC・ソニーレコード) 『ジェリーボーイ』の続編で開発元は『ポケモン』のゲームフリーク。任天堂とソニーがもみ合ったのが理由で中止になった模様。 残念ながら開発中止した本作であるが、後にネット上にサンプルロムが流出し、ダウンロードなどにより実際にプレーすることが可能。 ハード衰退期の1997年にプランニングオフィスワダから『マジックボール』とタイトル変更しての発売が予定されたが、結局これも中止された。 SFC スーパーストリートファイターZERO(カプコン) 告知されていたが発売中止。その後、SFC版『ストリートファイターZERO2』が発売される。 当時のゲーム雑誌によると、初代『ストリートファイターZERO』をベースに『ZERO2』のキャラなどを加えた作品として開発が進められていた。 だが、プログラマが当初SFCでは実現困難と思われていた『ZERO2』の要である「オリジナルコンボ」をSFC上で再現することに成功したため、本格的に『ZERO2』の移植へ切り替えて開発されることになったらしい。 任天堂ハードにおける初代『ZERO』の移植は『ストリートファイターALPHA』の名で2001年に発売されたGBC版まで待つこととなった。 それからさらに16年もの時を経た2017年には、PS4/One/Switch『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』の発売が発表され、AC版の初代『ZERO』そのものが待望の任天堂ハードで発売された。 SFC スターフォックス2(任天堂) 『スターフォックス』シリーズの第2作として開発されていた作品。スーパーFXチップの改良版である「スーパーFX2」を採用した作品として登場する予定だった。 発売中止となった理由はコストでソフトの価格が跳ね上がってしまう問題と、開発が1年ぐらいずれてしまい既にSFC末期な上、半年後にはN64の発売が控えており「今頃、高いお金を出して買ってもらってもいいのかな?」という事情から見直したとのこと。 本作のシステムは後の『スターフォックス コマンド』や『スターフォックス ゼロ』に一部継承されることとなる。 当時はゲーム内容は不明だったが、現在になってゲームエミュレータ上で動作する開発中のロムイメージがインターネット上に流出したことでそのゲーム内容が明らかとなった。動画投稿サイトでも本作のプレイ動画を見ることができる。 また任天堂公式サイトの「社長が訊く」でも『スターフォックス64 3D』の欄で本作のことについて触れられており、公式では10年以上の時を経てその存在が語られていた。 長きにわたって幻の作品とされていたが、2017年10月5日発売の『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』に収録されたことで正式に日の目を見ることになった。 また、『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』にも2019年12月のアップデートで追加されている。リリース年は2017年扱いとなっているが解説ではリリースについて言及されていない。 SFC スパークリングショット(任天堂) クォータービューで描かれた空中の立体世界を舞台とした非リアルゴルフゲーム。北米版SNES本体の外箱には今後の発売予定タイトルとして画面写真が掲載されていた。 その後1994年発売の『カービィボウル』に開発移行。開発移行により消滅したものと思われたが、1996年にサテラビュー用のランキングイベント番組として『スペシャル・ティー・ショット』というタイトルで配信されひっそりと復活を果たした。 市松模様の床、コース上の仕掛け、球のショット方法や挙動、ドット打ちによるネームエントリーなど共通点が多く見られる。 SFC ダンジョンマスター2(ビクター音楽産業) 『ダンジョンマスター』に続いて、『ダンジョンマスターII スカルキープ』の移植も発表されていた。 SFC ドラゴンズヘヴン(データイースト) TRPG『トンネルズ&トロールズ(T&T)』の日本オリジナル拡張ルール『ハイパーT&T』を使ったリプレイのゲーム化。 リプレイ最終巻にて1995年内発売予定と告知され、雑誌に画面写真が掲載されるなど、かなりの段階まで開発は進んでいたようだが、いつの間にかお蔵入りとなった。 SFC ドラゴンフライ(仮称)(任天堂) SFCの性能を生かしたフライト体感ゲームで、『スーパーマリオブラザーズ4』と共にローンチとして出る予定であった。 だが、開発途中でタイトルが『フライトクラブ』に変更され内容も大幅に変更、さらにSFCの発売日が決まるとタイトルが『パイロットウイングス』に変わった。 ラストに辛うじて「ドラゴンフライ」の名残が残っている。 SFC トリフ 大西部アニマルの秘宝(サイクロンinc) 西部劇風の世界を舞台に、擬人化された動物達を操作して行うシミュレーションゲーム。キャラデザは雑誌『ファミコン通信』の表紙や『高橋名人の冒険島』シリーズで有名な松下進氏。 保安官サイドとギャング団サイドの好きな方を操作し、もう片方と戦うという内容だった模様。 1993年12月発売と紹介されたが発売されず、講談社の児童誌『コミックボンボン』で連載されていたコミカライズも6話で打ち切り、単行本も発売されなかった。 作者の計奈恵氏曰く開発会社が潰れたのだそうだ…。 SFC 飛龍の拳プロ(カルチャーブレーン) 『飛龍の拳S』に続くSFCの『飛龍の拳』シリーズ作品。ドットキャラはかなりの所まで開発が進んでいたが、プログラムなどの作業に入る前の段階で開発中止。 雑誌掲載されていたキャラデザインや設定イラストは『バーチャル飛龍の拳』に流用された。そのまま没になった新キャラも。 その後、今度はSFCで『飛龍の拳G』というタイトルが発売予定になったがは詳しい情報が発表されないまま消えた。 SFC 飛龍の拳1・2・3プラスワン(カルチャーブレーン) シリーズ旧作+α。GBAで発売中止になった『飛龍の拳1・2プラス 激闘の3本入り』にFC『飛龍の拳III』も加えたSFC版タイトル。 SFC ファイティングポリゴン(仮称)(任天堂) Argonaut Software開発の3D対戦格闘ゲーム。海外版は後に『FX Fighter』という正式タイトルが付けられていた。 『スターフォックス2』と同じくスーパーFXチップ2を搭載した作品として開発が進められていた。 DOS版も開発されていたがこちらは正式に発売され、国内版『FXファイター』はナユタからリリースされている。 意識したかどうかは不明だが、海外では『スマブラ』の「謎のザコ敵軍団」の名称が「Fighting Polygon Team」だったことから本作を思い出したプレイヤーもいたようだ。 SFC BLACK OUT(仮称)(任天堂) 1992年11月下旬発売予定とされ、『マリオペイント』に続くスーパーファミコンマウス専用ソフト第2弾となるはずであったが、結局開発中止に。 公式的にはタイトルの仮称と発売時期しか発表されていない作品だが、本作と思われる開発中のROMが流出している(参照)。 + プレイ映像 SFC Project Dream(仮称)(任天堂) 『スーパードンキーコング』シリーズを手掛けたレア社によるアクションRPG。同シリーズで培った美麗ドット絵のグラフィック技術が採用されていた。 SFC終盤であったため64向けソフトに変更され制作は続いていたのだが、ある日スタッフが任天堂から開発中の『スーパーマリオ64』を見せてもらった際に動きの滑らかさとゲームとしての完成度の高さに感嘆し、『Project Dream』がもはや時代遅れだと思ったスタッフたちはプロジェクトを自ら中止した。 そして同作に携わっていたスタッフたちは同作向けに作っていた素材を一部流用し完全新規の3Dアクションゲームを作ることになる。 こうして大幅な仕様変更を繰り返すうちに主人公が人間から動物になる等徐々に世界観がファンタジー的な物になっていき、最終的にクマと鳥のコンビの3Dアクションゲーム、すなわち『バンジョーとカズーイの大冒険』となった。 SFC 摩訶摩訶2 愛伝説(シグマ) 前作の十数年後を舞台とした続編。シナリオはネット上で閲覧できる。『イデアの日』とは無関係。 SFC マスター・オブ・モンスターズ 大魔王ガイアの誕生(カプコン) システムソフト(現:システムソフトアルファー)のPCゲーム『マスター・オブ・モンスターズ』のSFC版。諸般の事情で発売中止。その後、開発・発売元を移して『イルバニアンの城』のタイトルで発売される。 SFC 猛虎伝説 95 阪神タイガース(エンジェル) 1995年春先に発売される予定であった野球ゲームソフト。 名前の通り阪神タイガースに主眼を置いたゲームで、1994年のセパ12球団に加えて、創立当時の大阪タイガース、藤村富美男在籍当時の阪神、1985年日本一当時の阪神、歴代オールスター、さらにはゲームが発売される予定の1995年開幕時の阪神などが収録される予定だったが音沙汰のないままお蔵入り。 なお現実の阪神はこの年、中村監督が途中休養するなど極度の成績不振で最下位に終わっている(*7)。 SFC ラインディフェンス (ヴィジット) 長らくタイトルのみで詳細不明な作品だったが、2021年に入りとあるコレクターが某オークションサイトに出品された開発中のROMを入手。ゲーム内容やプレイ画像が公開された。 公開された情報によると、ジャンルは一画面固定型のパズルゲーム。デモ画面で流れる1枚絵の完成度は非常に高い。 ROMのラベルに記載されていた情報では、本来は1995年7月14日に発売予定だったらしい。 ゲーム画面が徳間書店の『クロックワークス』に酷似しており、発売時期も近い(1995年12月8日発売)ことが指摘されているが発売中止に関係しているのかは不明。 VB ゴールデンアイ 007(任天堂/レア) N64を代表するゲームの1つだが、実は元々VB向けの企画として開発が進んでいた。 ところが試作品の出来は低く、イベントで試遊版を出展してみたところ評判も最悪でVB本体の売り上げ不振もあり製作は中止されN64での作り直しになった。 N64版は結果的にFPS史に残る名作となったわけだが、こうした経緯もあって製作していたレア社社員たちの士気は低く、売れるのか半信半疑で作っていたとか。 VB G-ZERO(任天堂) VB版『F-ZERO』で、当時の雑誌にスクリーンショットが掲載されていた。 ゲーム内容自体は2つのモードを4つのマシンで遊べるというものでゲームシステムを含めほぼSFC版と同様の内容だった模様。 未発売の理由は明かされていないがほぼ間違いなくVB自体の商業的失敗が原因と思われる。 ちなみに『スターフォックスコマンド』のエンディングの1つに本作の名前が出てくるものがあるが、偶然の一致なのか意図した小ネタなのかは不明。 VB ドラえもん のび太のドキドキ!おばけランド(エポック社) 1995年11月に開催された任天堂主催の「第7回初心会ソフト展示会」に開発中バージョンが出展されており、ソフト自体はほぼ完成していたものと思われる。 しかし、肝心のVB自体の売上不振のためか発売延期を繰り返した後、お蔵入りとなった。 なお、上記3タイトル含めてVBには28タイトルもの未発売作品が存在し、発売されたソフト数(19本)を上回っている。 N64 エコーデルタ(クレバートリック) マリーガルプロジェクトの一環として開発されていたRTS。 2000年12月発売予定とされ、開発時の画像発表やイベントでの試遊プレイも行われていたが、結局発売されることはなかった。 後の2006年に当時の開発データを収めたカートリッジがebeyのオークションに出品されている。 N64 ウォール街(任天堂) 64DD専用の経営シミュレーションゲーム。任天堂・山内社長(当時)イチオシのタイトルとして言及されていたが、結局画面写真すらも出ることがなくお蔵入りに。 本作に限った事ではないが下記の通りN64は64DD絡みの影響で未発売・ハードの変更が行われたソフトが多い。 N64 大河内源五郎一家(不明) 大阪のレトロゲームショップ、ゲーム探偵団が所有する発売リストなどの情報がなくメーカーも分からない正体不明の謎のサンプルROM。 大河内一家の長男「大河内穀三」となって大河内一家に巻き起こる様々なシュールでカオスなドタバタを眺めるゲームらしい(参照)。 非売品であるがたまにデモ用に展示されている。2017年に発売された天野譲二の書籍「幻の未発売ゲームを追え! 」で、このROMが取り上げられた。 ゲーム探偵団が所有するものと同一かは不明だが、2005年頃にヤフオクに出品されているのが確認されている。 実はTwitter上で開発に参加していたと称する人物がおり、この人の言葉を信じるならば64DD向けにシステムサコムが開発していた作品。『ゲイルレーサー』のプログラマーとほぼ同じメンバーが開発に参加していたと証言している。 N64 オリエンタルブルー 青の天外(任天堂) 当初64DD専用ソフトとして開発されていたが64DD自体の販売延期・不振により、最終的に携帯機であるGBAに移されそちらでリリースされた。 ちなみに、原作者の広井王子氏は雑誌内インタビューで「『天外魔境』は『1』『2』『3』の3部作。『第4の黙示録』と『オリエンタルブルー』も同様に3部作」と語っていたが、『第4の黙示録』と本作の続編に関する情報は一切出ていない。 N64 カービィのエアライド N64 動物番長(任天堂) 両者共、開発中の画面などが公開されたがGCに持ち越された。 N64 カービィボウル64(任天堂) N64最初の企画にして最初に中止となったゲーム。3D版『カービィボウル』と言ったゲーム画面が公表されたが、具体的なゲーム内容は明かされなかった。 N64 キャベツ(仮称)(任天堂) 64DD専用。『MOTHER』シリーズと同じく糸井重里総指揮のゲーム。碌な画面情報すら出ずにお蔵入りとなってしまった。 雑誌インタビューによると『たまごっち』によく似たゲームだったという。 N64 サンリオタイムネットワールド(イマジニア) GBで発売された『サンリオタイムネット』との連動要素のある関連作として発売予定であることがソフトに同梱されたチラシに掲載されていた。 同作がポケモンフォロワーであったことから恐らく『ポケモンスタジアム』のようなゲームになっていたと思われるが詳細は不明。 N64 スーパーマリオ64-2(仮称)(任天堂) 『スーパーマリオ64』の続編として企画されていたゲーム。 前作で登場できなかったルイージが登場することなどが明かされていたが、開発が難航し1999年頃にお蔵入りとなった。 なお、ルイージ自体は後に『スーパーマリオ64DS』に移植された際にプレイアブル化している。 N64 ドラゴンクエスト関連作 (エニックス) 『ファミコン通信』や『ファミ通』にて堀井雄二が企画が進んでいることを示唆していたが64DD自体の不振とエニックスのPS参入により中止に。 同社発売の『ドラゴンクエストVII』が製品版の仕様から元々64DDタイトルとして開発されていたという説が有力だが、堀井氏はあくまで「関連作」としか述べていないため真相は不明。 なお、当の『VII』は後に大幅なグラフィック変更を施された上で任天堂ハードである3DSに移植されている。 N64 バイオハザード0(カプコン) カプコンのN64参入時に発表されたタイトルで『バイオハザード』の前日の物語にあたる。後にGCに持ち越された。 N64 VIEW POINT 2064(サミー) 斜めスクロールSTG『ビューポイント』の続編。開発元は『天外魔境 真伝』『幻影闘技』『ヘブンズゲート』を手がけたラクジン。 任天堂スペースワールド 99にプレイアブルデモが出展されていた。 プロトタイプ版のロムが流出しており、YouTubeに動画が上がっている。 N64 飛龍の拳スタジアム リアルバージョン/SDバージョン ポケモンスタジアムのフォロワー作品。未発売に終わったGB『飛龍の拳伝説GB リアルバージョン/SDバージョン』や、N64『飛龍の拳ツイン』と連動可能とされていた。SDバージョンの『飛龍の拳伝説GB』 『飛龍の拳スタジアム』がTGS 98秋に出展もされていた。 その後、延期される中で64DD対応の『飛龍の拳スタジアムDD リアルバージョン』『飛龍の拳スタジアムDD SDバージョン』にタイトル変更されたが、肝心の『飛龍の拳伝説GB』が開発中止になりともに消滅。 N64 ファイアーエムブレム64(仮称)(任天堂) 2000年に入り企画が発表された『ファイアーエムブレム』シリーズ初のN64向け作品となるはずだったゲーム。 シリーズ生みの親である加賀氏がインテリジェントシステムズを退社し、PS向けの『ティアリングサーガ』の開発を行なったことに起因する裁判などのゴタゴタをはじめ、N64でのソフト開発が難航したことや既に次世代機であるGCの開発にシフトしていた時期ということもあり、間もなくお蔵入りとなった。 その後、一からGBA向けのソフトに作り直されることとなり、『ファイアーエムブレム 封印の剣』として世に出回ることとなった。 N64 MOTHER3 豚王の最期(任天堂) 『MOTHER』シリーズの第3作目だが、1996年の開発開始から度重なる延期の末、2000年に開発中止が発表された。最初は64DDで発売される予定だった。 2003年にGBA用ソフトとして製作することが発表され、2006年に『MOTHER3』として発売された。 発表されていた64版と一部設定は共通しているものの、ストーリーやシステムは大きい変更があったとのこと。 N64 64ウォーズ(ハドソン) 『ファミコンウォーズ』シリーズ初のN64向け作品となる筈だったゲーム。99年2月26日発売予定。 先にGBで発売された『ゲームボーイウォーズ2』と同じマップを収録していて、64GBパックを使用することで外出先で途中までプレイしたGB版のデータを家に帰って続きからN64版の豪華な画面でプレイする、といったクロスセーブの走りと言える機能が用意されていた。 しかし、本作の発売中止により『ゲームボーイウォーズ2』の64GBパックとの連動機能は無意味なものとなってしまった。 GC お遍路さん ~修行の道場 土佐国編〜(ピンチェンジ) 2003年4月24日に発売された専用万歩計を使ってゲーム内で四国巡礼の旅を体験出来る、高齢者をターゲットにした異色シミュレーションゲーム『お遍路さん~発心の道場 阿波国編~』の続編。 『Wii Fit』も発売されていない時代にこの題材で分割商法は早過ぎたのか、お遍路の旅は徳島で早々に終了することに…。 GC コロコロカービィ2(任天堂) GBAとの連動を用いた『コロコロカービィ』の続編として発表されるも延期を繰り返した後、発売日未定に。 その後、カービィ要素を取り除いたオリジナル作品『Roll-o-Rama』として再発表されたが、そちらも続報の無いままフェードアウト。 GC Kirby for Nintendo GameCube(仮称) 『カービィ』シリーズ初の3D本編となる予定だったが最終的には没となり、3Dの要素を撤廃し『星のカービィ Wii』に統合。 3Dのカービィ本編は2022年3月の『星のカービィ ディスカバリー』で初めて実現された。 GC スーパーペーパーマリオ(任天堂) 元々GCで発売予定で2006年のE3では同年8月発売予定と明言されたのだが、発売1ヶ月前になって突然販売が延期され、最終的にハードが変更されWiiでの発売となった。 時期的に開発上のトラブルではなくWii本体の販売戦略上の判断と思われる。プロデューサーも雑誌インタビューにて延期・ハード変更に関して「かなり急な話で記事にできないことがあった」と大人の事情を匂わせる発言をしている。 GC デッドフェニックス(カプコン) 『ビューティフルジョー』に続く、カプコンの新感覚アクションゲームとして2005年中に発売が予定されていたが、お蔵入りに。 登場予定だったモンスターのデザインは後に『モンスターハンター』シリーズのモノブロス等に流用されたらしい。 GC バンジョーとカズーイの大冒険3(任天堂) 『バンジョーとカズーイの大冒険2』の続編として開発されていたが、制作会社のレア社がマイクロソフトに買収されたため開発中止になった。 その後『バンカズ』シリーズの3作目は360向けに発売された『バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦』を待つこととなる。 GC ドンキーコングレーシング(任天堂) 『スーパードンキーコング』シリーズを題材とするレースゲーム。スクリーンショットによると、ランビに乗るドンキーが確認されていた。 制作会社のレア社がこの頃にマイクロソフト傘下になったことでお蔵入りとなった。 後にWiiにて本作のコンセプトを引き継いだような作品である『ドンキーコング たるジェットレース』が発売されたが、ゲーム内容はほぼ別物。 GC 人間コピーまねビト(任天堂) 64DDの『タレントスタジオ』の後継作ポジションとして開発されていたタイトルで初報時は『ステージデビュー』というタイトルだったが後に改題された。 GBA用のカメラ「GAME EYE」を用いて製作したキャラクターをGC上でカスタマイズして遊ぶというゲームでE3にも出展しており、デモとして岩田社長(当時)のモデルが披露されていたが、最終的には「GAME EYE」共々発売中止に。 のちに「社長が訊く Wiiプロジェクト」で「キャラクターを製作するまではいいがその後の活用方法がまとまらず中止になった」と言及されている。 その一方、本作のアイデアは関しては以降の任天堂ハードのアバターキャラであるMiiに生かされており、違う形で復活したとは言える。 Wii コズミックウォーカー(任天堂) 任天堂カンファレンス2008秋にて発表。宇宙を舞台としたゲームで、公開された映像では宇宙船(?)の中などでの散策の様子が見られた。 しかし、開発元であったガイアが倒産したため発売中止に。 完全な余談であるが、同カンファレンスで発表された『100語でスタート!英会話』は未だに製品化されないまま発売予定カレンダーに載り続けていたが、2010年に発売中止が確認された。 Wii SHOOTANTO ~未来編~(グランプリ) 2008年に配信された、自機が猿から人類に進化していくWiiウェア専用ソフトのアクションシューティング『SHOOTANTO ~過去編~』の続編。 2009年春配信予定で画面写真も複数公開されていたが、グランプリの業績不振の影響か発売されず。 グランプリは他にも『アイ・アム・ボクサー』『アステロイドベルト』『スペースバブー』という3本のWiiウェア専用ソフトの配信を予定していたが、いずれも配信されず2008年以降一度も新作を発売することなく2012年に破産した。 Wii ソードオブレジェンディア(バンダイナムコゲームス) 2006年に発表以降海外のサイトで「製作中」というコメントが何度かされたが、2011年、数年前にすでに開発中止となっていたことが明かされた。 公開されたまともな情報は「主人公と思われるキャラのイラスト1枚」のみ。 Wii ピクミン3(任天堂) 2008年に宮本茂が開発中であることを発表して以来3年以上情報がなかった。しかし、2011年に宮本がWiiU向けに開発を進めていることが明らかになり、ゲームはそちらに持ち越された。 宮本の証言によるとかなりの完成度を誇っていたらしく、本来なら2011年内に発売する予定だったという。 Wii Project H.A.M.M.E.R.(仮称)(任天堂) 「プロジェクトハンマー」と読む。Wii発表初期から画面写真が公開され、Wiiリモコンを使った操作にユーザーやメディアからも期待を寄せられていたが、「発売が大幅に遅れる」との発表後、お蔵入りに。 Wii 桃太郎電鉄2012(ハドソン) 2011年末にWiiで発売する予定だったが、さくまあきらが2011年4月14日のブログで「東日本大震災が発生したために発売中止にした」と発表した。 後に新作の制作を終了すると発表された。当時ハドソンを吸収合併したコナミに息苦しさを感じ、メインスタッフの大半が辞めてしまったからだと語っている。 その後、2017年に発売元を任天堂に変えて新作が発売されている。 Wii ダウンタウン熱血物語2(ミラクルキッズ) 『ダウンタウン熱血物語』の続編になる予定だった作品。WiiウェアとWin向けに配信予定だったが開発凍結が発表された。開発凍結の理由は「延期を避けるために中止にした」とのこと。 ただし、この後も『ダウンタウン』シリーズをベースとした『くにおくん』シリーズは発売されている。 『3』まで開発予定があったようで、シナリオが『げんさくぼん』としてゲームに先行して一部ショップで公式に発売された。こちらは開発凍結の発表後も販売が継続されている。 後にこの『げんさくぼん』の設定を引き継いだ『熱血硬派くにおくん外伝 イカすぜ!小林さん』が発売された。但し、あくまで『げんさくぼん』で描かれた設定を用いた新作であって、『熱血物語2』ではない。 WiiU F-ZERO関連タイトル(任天堂) 2015年頃に『Need for Speed』や『バーンアウト』シリーズ等を手掛けるCriterion Gamesが開発していたが中止になってしまったという噂が流れた。 後にCriterion Games元社員のインタビューにてNintendo of EU側のスタッフがCriterion Games側に持ちかけたこと自体は事実ではあるが、その後うまく企画がまとまらず、実際に開発に着手する前段階でそのまま話が流れてしまったことが明かされた。 NoEのスタッフ側の接触も本格的な企画が始まる前段階の個人間での打ち合わせレベルに近しいものだったらしく、そもそも日本の本社から正式な開発許可が出ていたのかすら不明。 WiiU Project Giant Robot(仮称)(任天堂) 2014年にその存在が発表され、任天堂の宮本茂氏が手掛けていたアクションゲーム。 WiiUゲームパッドを用いて巨大なロボットを操作し、敵対するやはり巨大な相手を倒すという内容が公開されていたが、2017年2月に開発中止が発表された。 任天堂の話す開発中止の理由は、「当社の製品と開発戦略全体を考慮してこの決定を下した」とのこと。 既に国内でのWiiU生産が終了となり、次世代機「Nintendo Switch」の発売も控えていた時期だったことから、そちらのソフトの開発に専念するため、であるものと思われる。 後にSwitchソフト『Nintendo Labo』のロボットキット版に、本作のグラフィックと仕様を流用していることが判明した。 なお、本作と同時に『Project Gard (仮称)』というタワーディフェンス型のWiiUソフトの開発も発表されていたが、こちらはのちに『スターフォックス ガード』と名を変え、2016年4月に『スターフォックス ゼロ』と同時発売された。 WiiU/One/PS4/PS3/PSV ワンダーフリック(レベルファイブ) 上記の5機種に加えてiOS/Androidと驚異の7プラットフォームに対応し、しかも全ての機種でセーブデータを共有出来る「UNIPLAY」というシステムを売りにしていた基本無料RPG。 2014年のiOS/Android版のリリース当時は、少年ジャンプとのタイアップやテレビCMなどプロモーションも多数行われた。 UNIPLAYとはハードの垣根を越えてセーブデータを共有することが出来る、全く新しいプレイスタイルを持つレベルファイブのスマートフォンゲームのブランドのことで、ワンダーフリックを第1弾に以降もこのUNIPLAYに対応したスマートフォンゲームが続々リリースされると発表されていた。 スマホがメインとはいえ当時、任天堂・ソニー・マイクロソフト3社間のCS機でクロスセーブに対応していたゲームは存在しておらず、非常に画期的な試みであった。 レベルファイブも発表会の際、告知で「ゲーム業界に新しい時代を到来させる、全く新しい構想」と豪語していた。 しかし、肝心のiOS/Android版の展開が上手くいかず、約1年半という短期間でサービスが終了。同時に他機種でのサービス予定の記述も消え、売りの7機種間でのUNIPLAYが実現することは無かった。 UNIPLAY第2弾として『レイトン7』が発表されていたが、こちらも未配信で終わってしまい、UNIPLAYの構想自体も「LEVEL5 ID」に取って代わられる形で消滅してしまった。 本作の計画は頓挫したが、3社間のクロスセーブは2018年の『FORTNITE』にて実現した。 余談だが、スマートフォン版の常設コラボイベントでプロダクトコードを入手することで3DSソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』の限定の妖怪「ワンダーニャン」を仲間にすることが出来たのだが、サービス終了により入手不可能になってしまった。 Switch/PS4 イナズマイレブン アレスの天秤/オリオンの刻印(レベルファイブ) レベルファイブの『イナズマイレブン』シリーズの最新作。玩具との連動も謳っており(玩具だけは予定通りリリースされた)、当初は3DSで開発されていたが、後にSwitch/PS4に対応機種が変わっていった。 発売時期も2018年春とされていたが、同年夏 → 秋 → 冬 → 2019年と延期を繰り返し、同年12月には社長が解説する動画も公開された。 その動画によると、開発が外部との共同プロジェクトであったが、その外注先がゲームを作れる人数でもないのに受け持ったせいで開発が難航し、最後に確認した時には完全にアウトな状況になっていたとのこと。 その後は新たな外注先と開発を仕切り直したが、それでも開発は難航し自社開発に切り替え、『英雄達のグレートロード』とタイトルを変更し再スタートすることが告知。『アレス』『オリオン』は同名のアニメがそれぞれ制作され放映された。 『グレートロード』発表当初は『アレス』と『オリオン』をベースに過去作をプラスαしたものであると発表されていたが、2020年春には開発ブログで初代の時系列に『GO』や『アレス』を組み込んだ作品になると投稿された。 それから2年間は大きな進歩がなかったが、2022年夏に『英雄達のヴィクトリーロード』としてさらにタイトルを変更。現在は定期的に情報が投下されており、2024年にSwitch/PS4で発売予定。 Switch うしろ(レベルファイブ) PSP用ホラーRPGとして2009年に発売予定だったがその後一切続報のなかった作品。2018年にSwitchで発売することが発表されたが、こちらも続報なし。 Switch うたの☆プリンスさまっ♪Dolce Vita(ブロッコリー) 2016年6月頃にPSV向けゲームとして発表され、2019年6月にPSV版の発売中止と同時にSwitch版が発表されたゲーム。それ以降、2023年現在に至るまで続報が途絶えている。 Switch 死霊のはらわた ザ・ゲーム(Boss Team Games/Sabre Interactive) 映画『死霊のはらわた』シリーズを原作とした『Dead by Daylight』や『Friday the 13th The Game』のような非対称型対戦ホラーアクション。 2021年にPS5/XSX/PS4/One/Win版と同時に発表されて以降、数年間音沙汰がないまま2023年9月に公式から開発中止が発表。同時に、発売済みだった他機種版の追加コンテンツも開発停止となった。 Switch Shironeko New Project(仮)(コロプラ) ソーシャルゲーム『白猫プロジェクト』のコンシューマー向けゲーム、ジャンルはアクションRPG。 発表された2018年に任天堂がコロプラを特許侵害で提訴し同ゲームの配信停止を求めていたこともあり、発表当時は大きな話題となった。 2020年に発売予定であったが、2019年に企画の見直しとともに発売時期が未定なって以降は全く音沙汰がなく、2023年での株主総会でも「お知らせできる段階ではない」と開発継続の有無を明言していない。 Switch 戦刻ナイトブラッド(オトメイト) スマホゲームやテレビアニメ等のメディアミックス展開が行われたシリーズのコンシューマ向けゲーム。 2019年10月にスマホ向けの『戦刻ナイトブラッド 光盟』サービス終了ならびに本作の開発中止が発表された。 Switch ハイパースポーツ R(コナミ) 『ハイパースポーツ』や『ハイパーオリンピック』名義でスポーツゲームを出していたコナミが2018年6月に発表した新作だったが、それから一切の続報が出ずに2020年6月10日に「諸般の事情により」開発中止と報じられた。 Switch マーベル ミッドナイト・サンズ(2K) 『XCOM』シリーズを生んだ開発チームが手がける、Marvel Comicsのヒーローが多数登場するSRPG。 2022年12月2日にPS5/XSX/Win版が、2023年5月11日にPS4/One版が発売されたが、Switch版のみ発売中止となった。 Switch/PS4? ロムカセットコレクション(Vol.2以降)(シティコネクション) シティコネクションが2019年8月に発表したメーカー別にファミコン等の名作レトロゲームを収録するオムニバスシリーズ。 2019年12月12日にSwitchで発売された『忍者じゃじゃ丸 コレクション』を第1弾に、第2弾として『ジャレココレクション』が、第3弾として『サンソフトコレクション』が、そして内容未定の第4弾が発表されていたが5年経過した現在も音沙汰なし。 『じゃじゃ丸コレクション』は2021年にPS4版が発売された後にSwitch版共々2022年までアップデートが配信され、2023年には国内版とは微妙に収録内容が異なる海外版が発売されるなど非常に長期に渡るサポートが行われている。 サンソフトコレクションの収録作品はこの5年間で『ラフワールド』は『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』に収録され、『マドゥーラの翼』はゲーム事業を再開したサン電子によるオムニバスソフト『SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション』に収録、『へべれけ』に至っては当のシティコネクションにより『へべれけ えんじょいえでそん』として単独で製品化され、最早『バトルフォーミュラ』しか弾が残っていない状態である。ペスカトーレでも入れる? + 収録予定作品 ジャレココレクション エクセリオン アーガス 妖怪倶楽部 バイオ戦士DAN 妖精物語ロッドランド ソルダム(未発売のファミコン版) サンソフトコレクション マドゥーラの翼 ラフワールド バトルフォーミュラ へべれけ セガ据置機 MD あっぱれ!実業王!?(セガ・エンタープライゼス) 億万長者を目指すボードゲーム。発売日が決定し雑誌広告も掲載されていたが、発売中止。 MD アルテイン(トレコ) シューティング。詳細不明。 MD イッチーアンドスクラッチー(アクレイムジャパン) 『ザ・シンプソンズ』の作中作である同名のアニメのゲーム版として発売予定であり、海外ではGG/SNES/GBの各種ゲーム機で発売されたもののMD版のみ発売中止となった。 『バーチャルバート』『WWF RAW』『マキシマムカーネイジ』に付属しているアンケート葉書に、購入したソフトに丸をつける欄でこのソフトの名前が出ている。 3本ともMD屈指のプレミアソフトであるため、このソフトが無事発売されたとしても入手は困難だったと思われる。 MD 伊忍道 打倒信長(光栄) PC98などで発売されていた和風RPGの移植。 SFC版が発売された際、公式攻略本に「SFC・MD対応」と表記されていたが、MD版は未発売のまま立消えとなった。 MD ヴァザム(トレコ) フィールドでは見下ろし型、街やダンジョンでは横スクロール型となるRPG。 MD 牛若丸三郎太物語 ~24時間戦えますか?~(セガ・エンタープライゼス) ビジネスマンを主人公に、リゲインのキャッチコピーである「24時間戦えますか?」地で行くノリのRPG。画面写真が1度公開されたきり、それ以降の音沙汰は一切なかった。 MD ウルトラマン(セガ・エンタープライゼス) タイトルのみ判明しており、どんな内容になる予定だったのかは一切不明。 後に同名のゲームがバンダイからSFCで発売され、アーケードやMDにも移植されたが、それとの関係も不明。 MD F1コンストラクターズ(仮称)(セガ・エンタープライゼス) F1を題材にしたゲームで、内容はプレイヤーが所属しているF1チームの監督になって、世界各地で戦いながら、世界チャンピオンを目指すゲームだったが、その後、音沙汰がないまま発売中止に。 本作のメインBGMとして使われる予定だった『Belldeer Wind』は、SSTバンドのオリジナル曲となった。 MD オメガファイター(UPL) 同名のアーケードゲームの移植版。 PCEとX68000でも移植の動きがあったものの、MD版を含めプロトタイプが作られた時点で「AC版のクオリティを再現できない」と判断されたため、中止になった。 結局、同作の家庭用ハードへの移植は2018年のアーケードアーカイブス版まで、実に29年も待たなければならなかった。 MD Cal.50(ビスコ) セタから発売されていたアーケードゲームの移植。 発売直前の段階で「FCレベルのグラフィック」と批評されたため、グラフィックの強化を名目に約1年間発売を延期したものの、毛が生えた程度のグレードアップにしかならず、最終的には国内での発売は中止になった。 北米版は無事に発売されたが、当のグラフィックは修正前のバージョンである。 MD クロスファイアー(九呉貿易) FCで発売されていた同名タイトルの移植版。 海外では『スーパーエアーウルフ』の海外版タイトルとして発売されているので、ライセンスが降りなかった際のダミータイトル名の可能性が高い。 実際、FC版『クロスファイアー』も元々は『エアーウルフ2』のタイトルで発売される予定だった。 MD ザ・シンプソンズ バートVS.ザ スペースミュータンツ(セガ・エンタープライゼス) AMIGAで発売されたアクションゲームの移植。 正体を見破るサングラスを手に入れたバートが宇宙人に立ち向かうという、映画『ゼイリブ』のパロディを含んだストーリー。 MD スターモビール(マインドウェア) 元はMNM Software社が開発したX68000専用のパズルゲーム。1992年にナグザットによりPCエンジンSuperCD-ROM²に移植されている。 MDでも移植版が完成と言える段階まで開発が進んでいたのだが、発表すらされることなくお蔵入りとなった。 それから30年後、『メガドライブミニ』の開発の際、このソフトの存在が明らかになり第2弾となる『メガドライブミニ2』での収録が実現した(参照)。 MD ゼノン2(ピーシーエム・コンプリート) 元はAMIGAで発売され、イギリスでヒットしたグロ系縦シューティングの移植。 X68000/GB版は国内でも発売された。 MD 洗脳ゲーム TEKI・PAKI(東亜プラン) 同名アーケードゲームの移植版。当初は東亜プランが自社で発売する予定だったが、販売元が見つからずお蔵入り。 後に店頭向けのプロモ映像が見つかっており、開発途中版の映像を見る限りではそこそこ開発が進んでいたことがうかがえる。 その後、2021年10月発売の『究極タイガーヘリ』の購入特典DLCにてようやくAC版の移植が実現した。 MD タイガーロード(カプコン) カプコンがMD参入当初に発表していたタイトル。 AC版『虎への道』の海外版タイトルと同名なので、『虎への道』の移植もしくはリメイクだったと思われる。 『虎への道』自体はPCEにも移植されているが、そちらはキャラクターのSD化やステージ構成の変更、BGMの総入れ替え等移植というよりはリメイクに近い内容である。 MD ダイナマイトダックス(セガ・エンタープライゼス) アーケードの同名ゲームの移植。 MD 沈黙の艦隊(セガ・エンタープライゼス) 同名漫画のゲーム化。SLG+ADV。 MD D-AXE(セガ・エンタープライゼス) RPG。詳細不明。 MD ディープスキャナー(サミー工業) 『GUN-DEC』の移植だったらしい。 本作と上記の『アルテイン』『ヴァザム』は当時エイコム社員として開発に携わっていた人物がTwitterでほぼ完成していたことを証言している。 MD テトリス(セガ・エンタープライゼス) ソフトの生産まで完了していたが、ライセンス問題が発覚したためお蔵入りに。 ちなみに、セガがライセンスを買ったアタリ社は、任天堂を相手に家庭用『テトリス』の権利について争ったが、裁判は任天堂側の勝訴。同時にセガの持つライセンスも不安定なものとなってしまった(参照)。 その後17年を経た2006年、PS2に『SEGA AGES 2500シリーズ Vol.28 テトリスコレクション』として、AC版だけでなく幻のMD版まで移植された。 一方で、2019年に発売された『メガドライブミニ』に収録されているのは本作ではなく、新たにAC版を目コピーした別物である。 MD でびとぴー(セガ・エンタープライゼス) 後にソニックチームを率いることになる飯塚隆が新人研修時代に作った作品で、正式な商品として発売する可能性もあったようだが実現しなかった。 後に当時のデータを元にメガドライブミニ2の開発スタッフが完成させ、同機に収録された。 MD テラクレスタ(日本物産) アーケードの同名ゲームの移植を予定。 シューティングゲームサイド誌のインタビューによると完全に自社開発で、アーケードモードとオリジナルモードを選べる予定だった。 MD 天空列伝武蔵(仮称)(カネコ) 『歌舞伎Z』を元に大幅なアレンジを加えて発売予定だったが、その後音沙汰なし。 MD ドラゴンニンジャ(データイースト) AC版の同名ゲームの移植版。 ちなみに、同作のFC版はナムコより発売されている。 MD ドリームアイランド(セガ・エンタープライゼス) タイトルとボードゲームというジャンル以外、一切不明。 時期的に『あっぱれ!実業王!?』にタイトル変更されたのではないかという推測もある。 MD 忍者外伝(セガ・エンタープライゼス) テクモの『忍者龍剣伝』のAC版を元にしたアレンジ移植作品。画面写真まで公開され、製品コード及び定価、発売日まで決まっていたにもかかわらず、寸前で発売中止。 プログラムソースは流出しており、動画サイト等で確認出来る。 ちなみに、『忍者龍剣伝』は北米では『NINJA GAIDEN』というタイトルで発売されている。また後年にXbで発売された続編も『NINJA GAIDEN』というタイトルである。 MD バトルスマッシュ(カネコ) ボールを打ち返すだけでなく、相手にボールをぶつけてKOしても良いという架空スポーツゲーム。 MD/MCD パワードリフト(セガ・エンタープライゼス/電波新聞社) 最初期はMD用のソフトとして発売予定だったアーケード作品の1つだがMDへの移植が困難だったため、発売は一時見送られた。 その後、MCDの2軸回転拡大縮小機能を使用して発売する予定だったが、やはりMCDでもMD同様、移植が困難だったため、発売中止となった。 同作はアスミックからPCEで発売されたが、ハード性能を割り切った劣化移植。SSを経てDCでようやく納得のいく移植が行われた。 その後3DSに移植されたが、3DSのパワーを使い切ってもフルスペックで移植出来ないと危惧されたほどなので、MCDではやはり無理だったのだろう。 MD フィルディアス~風の鎮魂歌~(ユニパック) ファンタジーアクションゲーム。3人の主人公それぞれにストーリーが異なるなど、ストーリー性に力を入れていた。 『BEEPメガドライブ』誌上でボスキャラを公募していた。 『XDR』の失敗で会社組織が解散となったためお蔵入りになったが、企画がメサイヤ(日本コンピュータシステム)に拾われ、最終的にはMD用のタクティカルRPG『ソーサルキングダム』として日の目を見るようになった。 MD ベルリンの壁(カネコ) 固定画面アクション。元々はアーケードゲームの移植作品だったが、国内では格ゲーバブルの煽りを受けて発売されず(*8)。 MD版も一度は発売中止になったが、グラフィック全面改訂&追加要素を含めた『ワニワニワールド』のタイトルでサルベージされて発売された。 なお、GG版はそのままのタイトル名で発売されている。 MD ヘリファイター(仮)(セガ・エンタープライゼス) 仮タイトルのみ発表されたが、内容は一切不明。 MD 魔獣羅(セガ・エンタープライゼス) アクションゲーム。詳細不明。 MD マリオ・レミューホッケー(セガ・エンタープライゼス) 海外製のアイスホッケーゲームの移植。カナダの同名ホッケー選手をフィーチャーしたスポーツゲームで、発売日まで決まっていたが発売中止。 SFCではマリオ・レミューの名前を取っ払った『スーパースラップショット』のタイトルでアルトロンから発売されている。 MD ムーンダンサー 妖精王の帰還 MD贔屓で知られていたBEEP誌で連載されていたファンタジー小説のゲーム化。誌上でもメイキング企画が連載されていたが、いつの間にか音沙汰ナシに。 MD ラストサバイバー(セガ・エンタープライゼス) アーケードの同名ゲームの移植。画面分割式の対戦型FPS。日本国内では後にFM-TOWNS版が発売された。 MD レッズ(セガ・エンタープライゼス) タイトルのみ判明しており、他は一切不明。 MD ロードバスターズ(日本テレネット) 文明の荒廃した世界で、大型トレーラーを駆る運び屋となって無法者はびこる荒野を疾走するレーシングアクション。 日本テレネットのMD参入第1弾となるはずだった。画面写真なども公開されていたが、発売中止に。 MD ロードライアット(テンゲン) バギーを操縦するレースゲーム。元はATARIのアーケードレースゲーム『ROAD RIOT 4WD』の移植。 北米ではSNES版とLynX版との並行開発だったが、SNES版だけが今は亡きTHQから無事に発売された。 MD RPG伝説ヘポイ(セガ・エンタープライゼス) 「ろーぷれでんせつ」と読む。テレビアニメ化、玩具や文具の発売など、当時のセガが力を入れていた企画のはずだったが、肝心のゲームソフトは発売中止に。 MCD イースIV(セガ・ファルコム) 『イースIV』はファルコムが原案を作り、ハードごとに違う制作会社が原案を基に作ったという珍しいゲーム。開発にあたりハドソン(PCE版)、トンキンハウス(SFC版)、セガ・ファルコム(MCD版)がそれぞれ名乗りを上げた。しかしMCD版のみ開発中止となった。 『メガドライブFAN』でサンプル楽曲が付録として出ており、その出来から開発中止を悔やむファンも多い。 無事に発売されたら『イースIV』の正史作品として扱われる予定だったが、セガ・ファルコム版『イースIV』の開発資料は現在では完全に散逸しており、現在のファルコムによるアレンジ移植も絶望的と思われる。 MCD コットン Fantastic Night Dreams(セガ・エンタープライゼス) 1991年稼働の横スクロールシューティングの移植。当時メガCDへの移植計画があったものの早々に中止となった模様。 当時のゲーム雑誌(*9)にてレトロゲーム移植に定評のある「エムツー」が移植に関わっていた事が記載されている。 MCD シスターソニック(セガ・ファルコム) PC88やPC98等で発売されていたアクションRPG『ぽっぷるメイル』を『ソニック』シリーズの世界観にアレンジして発売される予定だったゲーム。 しかし、ファンからのクレームもあって結局はPC88/PC98版と同様『ぽっぷるメイル』のキャラや世界観そのままで発売される形となった。 主人公はソニックの姉、妹もしくはエミー・ローズが主人公になる作品だったらしい。 MCD スーパー大戦略III(セガ・ファルコム) MD版『スーパー大戦略』の続編として湾岸戦争を題材にした戦略シミュレーションゲーム。本作では湾岸戦争の実写映像や湾岸戦争のデータや戦術・用兵・ステルス等の最新兵器等の最新兵器を登場させる予定で、ゲームシステムはMD版『スーパー大戦略』を継承している。 だが、当時は湾岸戦争を題材にしたシミュレーションはNGだったらしく、結局は発売中止となった。 MCD 闘神都市ユプシロン(仮称)(アリスソフト) 『闘神都市』の設定をリメイク、初の一般向けとして予定されたが製作の難航とMCDの不振から取りやめとなった。 この際に作られたシステムやシナリオは『ランスIV』や『闘神都市II』に一部流用された。 一般向けに作られてはいたが、時代や機種を考えるとヒロインの乳首位は拝めたかもしれない。 結局、アリスソフト名義でのCS機向けの作品の発売は行われておらず、一般向け作自体も『戦巫女』のみであった。 しかし、2014年にイメージエポックから3DSで『闘神都市』が発売。監修はもちろんアリスソフト。非常に遠回りになったが一応は報われたか。 なお、アリスソフト作品自体の一般向け移植は2002年の『Only you -リ・クルス-』が初めてである。 一般向け移植は他にも同年に発売されたアリスブルー(関係ブランド)の『王子さまLV1』や、2010年12月9日に5pb.より発売されたPSP版『ぱすてるチャイムコンティニュー』がある。 SS エドワードランディ(エクシング) 1990年にデータイーストからリリースされたアーケードゲームの移植版。 1998年発売予定とされていたが、エクシングの業績不振により頓挫、以来未だに家庭用ゲーム機への移植は実現していない。 SS 開運!なんでも鑑定団(テレビ東京) 現在もテレビ東京系で放送中のあの番組がゲーム化。プライスゲームを楽しみながら鑑定士の修行をする、というゲームらしい。 1996年初頭頃に配布された宣伝冊子「セガホットインフォメーション」誌に情報が掲載されており、春発売予定となっていた。 SS かもめ大作戦~女神たちのささやき~(ビング) 美少女キャラクターが登場するSLG。1997年に発表され、当時のSS専門誌に大規模な広告をうっていた。 発売中止になった後、2000年に、そのキャラクターアニメを流用したと思われるPC用アダルト脱衣麻雀ゲーム『聖白薔薇学園-プチ☆MAHJONG』がIrisより発売された。 両ゲームの関連性について説明は無いが、アニメーションを流用してるため、キャラデザもキャラクターもそのままである。 さらに同年、それの移植であるPSソフト『まーじゃんdeあそぼ』がビングより発売。アダルト相当の脱衣シーンは削除されている。 SS 激闘!おったまがえる(CRI(CSK総合研究所)) カエルを題材にした落ち物パズルゲーム。タイトルはとある深夜番組の企画で決まったもので、命名者はスタッフロールに名前が記載される予定だったがそれが叶うこと無くひっそりお蔵入りに。 SS サイキックフォース(ゲームバンク) 同名アーケードゲームの移植作品。内容自体はPS版ベースでの移植となる予定だったため、OPムービーはPS版で収録されたスタジオライブによるアニメーションが流用される予定だった。 テクスチャを張る前のポリゴンモデルまでは完成していたが突然開発中止に。 SS The Elder Scrolls Arena 『The Elder Scrolls』シリーズの第1作目のコンシューマー移植版。 同シリーズは『The Elder Scrolls IV Oblivion』から正式に日本語がサポートされたが、実は初代から日本語化の予定はあった。 SS シェンムー(セガ・エンタープライゼス) 元々は『バーチャファイターRPG(仮)』『バーチャファイターRPG アキラの章』として、『1』以前の結城晶の物語をSS用に開発していたが、途中でDCに変更。 『シェンムーII』同梱の特典映像としてSS版の動画が収録されており、九龍城やレン、シェンファとの出会い等、この時点で『II』のシナリオの終盤まで作られてた模様。 主人公のアキラは芭月涼よりも幼く見え服装も違うが、周りのキャラクターは後の『シェンムー』ほぼそのままの姿である。 SS ソニック・ザ・ファイターズ(セガ・エンタープライゼス) MODEL2基板を使った同名の3D対戦格闘ACゲームの移植。SSに移植予定だったが発売中止に。 同作は後にPS2/GC『ソニック ジェムズ コレクション』の収録タイトルの1つとしてようやく念願の家庭用への移植が行われた。 2012年にはPS3/360で配信され、2021年9月発売の『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』及び2023年11月発売の『龍が如く7外伝 名を消した男』にもミニゲームとして収録された。 SS ドラゴンナイト(エルフ) SS版『野々村病院の人々』のエンディング内で先行発表され、同名のアダルトRPG作品の第1作のリメイク移植になる予定だった。 キャラクターデザイナーは同社原作のOVA作品にも関わったりんしん氏で、数枚のキャライラストのラフ画が公開されたのみ。 その後、リメイク版『ワーズワース』をSSに移植する企画に変更されて発売中止となったが、そのSS版『ワーズワース』もハードをDCに変更された挙句、そのまま発売中止となる。 最終的にはWin向け(18禁)に発売されたものの、18禁作品としての出来はリメイク前を下回るという悲しい結果に終わった。 SS トリオ・ザ・パンチ(データイースト) 同名アーケードゲームの移植。東京ゲームショウに動作する状態で出展された。 『カルノフ』『チェルノブ』もカップリングで収録され、コレ1本で「デコ3大奇ゲー」が楽しめるオムニバス作品となる予定であった。 同作は後にPS2『俺たちゲーセン族』シリーズのタイトルの1つとして念願の家庭用ハードへの移植が行われた。ただし移植の質は良いと言えない。 さらにそれから15年の時を経てSwitch/PS4の『アーケードアーカイブス』の1つとしてようやく完全移植が実現した。 SS バーチャファイター3(セガ・エンタープライゼス) SS末期に移植版が発売される予定だったが、お蔵入りに。 AC版はMODEL3基板が使用されていたため、性能不足により移植不可能であるからだと思われる。 その後、ACで稼働中だったバージョンアップ作『VF3tb』の移植版がDCのローンチタイトルとして発売された。移植は『首都高バトル』シリーズでお馴染みの元気が担当。 2023年には『VF3tb』がオンライン対応でACに復刻され、2024年1月に発売された『龍が如く8』にミニゲームとして収録された。 SS/PS バックガイナー~よみがえる勇者たち~完結編「そして、明日へ」(ビング) 美少女キャラのアニメムービーを盛り込んだ戦術SLG。3部作の予定だったが、3作目は発売中止となってしまった。 シリーズ1作目についてはこちらを参照。 SS ぷよころがし(セガ) 当時の雑誌に広告などが掲載されたが、お蔵入りに。 『ぷよぷよ』の流れを汲むレースゲームになる予定で、運動会の大玉転がしをそのまんま『ぷよぷよ』のキャラにしたようなイメージイラストが公開されている。 家庭用よりも先にAC版で先行リリースする予定で開発されていたため、恐らくST-V基板対応タイトルとして発表される予定だった可能性が高い。 SS リアルサウンド 霧のオルゴール(ワープ) SS スパイランチ グラフィックが存在しないアドベンチャーゲーム『リアルサウンド』シリーズの第2・3作。 前者は『Dの食卓』の世界観を引き継いだホラーものと銘打たれていたが発売されず、シナリオは『Dの食卓2』で日の目を見る。 後者はコメディものだが、やはり発売されず。 SS ミレニアム ファイア(バンダイ) 1998年発売予定。「自由に動けるガンシューティング」を謳っていた。今で言うFPSだろうか? パッドの他にバーチャガンにも対応。「画面内の特定の箇所に狙いをつけて、ガンの横についているスタートボタンを押すことで移動できる」という、『バイオハザード ガンサバイバー』を先取りしたようなゲームになるはずだった。 SS モニカの城(パイオニアLDC) アニメ絵の主人公に3Dダンジョンを舞台とした3人称視点のアクションRPG。3人の中から主人公を選ぶことが出来、それぞれが異なる動物に変身が可能。またサターンとしては初の256色ポリゴンを使用。 1995年夏に『FARADOON』というタイトルで発表。1996年秋に『FARADOON THE LEGEND of DRAGON CASTLE』に、1997年11月以降は『モニカの城』にタイトル変更された。 『サターンFAN』1997年7月30日号で、パイオニアLDCより「制作側の都合により発売を中止します」と告知された。 ユーザーフレンドリーなゲーム内容をアピールしており、「挫折しないRPG」をキャッチコピーに掲げていた。そのため「制作を挫折した」「パイオニアが挫折した」など散々な言われ方をされてしまった。 動画投稿サイトで検索すると、本作の力の入ったPVを見ることもできる。このPV(と挫折に関するネタ)により、中止ソフトの中ではわりと有名な部類に入る。 なおPV内にある担当声優の歌を収録した予約特典のCDは中止前に作られて、その一部が市場に流れたと噂されているが、真相は不明。 SS モンスターメーカー ホーリーダガー(NECインターチャネル) シリーズおなじみのキャラたちが登場。今で言うSRPGに近いシステムだったようだ。 雑誌に戦闘画面が掲載されたり、1999年頃の東京ゲームショウで展示されていたので、決して企画倒れではなかった模様。 『モンスターメーカー』は当時それなりに人気があり幅広く展開された作品だが本作は開発中止、PCE版はバグだらけのクソゲーと開発中止で大きな批判を受け、漫画版も中途打ち切りや雑誌休刊による未単行本化、さらにアニメ化の話もあったそうだが白紙になるなど、ブーム終盤は散々な結果になったものが多い。 ただし、原作かつ本筋であるTRPGはちゃんと完結を果たしている。 SS ロボット混載RPG(仮)(バンプレスト) 『スーパーロボット大戦F』のダミータイトルであった可能性もある。 SS ワーズ(ショウエイシステム) 英字での表記は『Wärrz (2文字目はaの上にウムラウト)』となっている。 1997年発売予定。サターンモデム専用の、国産コンシューマ機としては初めてのオンラインRPGとなるはずだった。 DC ア・ル・グレート(拓洋興業) 拓洋興業のDC参入第1弾だったシミュレーションRPG。 第一報の時点でそれなりの情報が公開されたものの、それ以降は全く続報すら無く、最終的には予定リストからフェードアウト。 その後、企画が練り直されて『Ring Age』というポリゴン3Dアクションゲームに変更されたが、これもDCの最末期までリストに掲載され続けたものの、結局何時の間にか再びフェードアウト。 Win版『エチュード』のファンディスクのオマケとして当作品のキャラクターの壁紙が収録されていた。 DC ガイストフォース(セガ) 3Dシューティング。DCの3D表示性能を活かしたグラフィックが特長。ある程度完成していたらしい。 動画配信サイトではプレイ動画がいくつか公開されている。 個人ブログにて詳細が公開されている。 DC 新格闘術 飛龍の拳列伝(カルチャーブレーン) 当時カルチャーブレーンのDC進出に向けて作られていたソフト。が、いつの間にか発売予定表から消え開発中止になった。 『飛龍の拳』シリーズはかなりの開発中止タイトルがあることでも有名である。他にもDCでは『飛龍の拳外伝』が、PS版と同時に発表された『SD飛龍の拳伝説EX』が発売予定だった。 カルブレからは他にもいくつかのDC用ソフトを発売予定だったが、全て中止に。同社からのDC用ソフトは1本も発売されなかった。 DC Dee Dee Planet(セガ) ロボットを操作し、ミサイルを打ち合う対戦ゲーム。 当時のゲーム雑誌にはシンプルであることを売りにした広告が掲載されていた。 2000年8月10日に発売予定であり、一応完成していたと思われるが、ネット機能に関する不具合が判明したため、発売延期された後そのまま中止に。 2021年に開発中ロムが発見された(参照)。 DC/Win 10SIX(セガ) DC/Winの両方で発売予定だったリアルタイムストラテジー。 2001年3月21日に中止が発表された(参照1)(参照2)。 DC 虹色天使(ジャパンコーポレーション) DCの情報公開と同時に発表されたタイトル。7つの国が存在する世界で、数百年前の封印を解いて復活した魔女を倒すべく7人のヒロインを育成するシミュレーションゲーム。 主人公がヒロインたちと会話やデートをするギャルゲーパートもあった。7人のヒロインのイラストや誕生日などの一部設定が当時のゲーム雑誌や公式サイトに掲載された。 ビジュアルメモリに対応していて、ペット育成の要素もあった。 一目見たら忘れられない強烈なグラフィックが一部で話題となり、『デスクリムゾン』の再来などと呼ばれたという。 本作品はDC本体発売前から発表されていたが、長い間未定の状態が続き、最終的には中止に。 「ジャパンコーポレーション」という会社は1980年~90年代にアダルトビデオを販売していたり、声優をゲストに迎えたコスプレイベントを開催していたことは確認されているが、その後ゲームの発売に至る前に活動停止したとみられる(*10)。 DC ビックリマン2000 仮名レオン斬帝の陰謀(セガ) 『ビックリマン2000 ビバ! フェスチバァ!』に続く同名シール題材のゲーム化作品。ジャンルはRPG。 コロコロコミック等での発表後は音沙汰が無くお蔵入りになり、以降は『ビックリマン2000』のコンテンツ自体も下火になってしまった(参照)。 タイトルの通り物語のボスになったと思われるオリジナルキャラクター「仮名レオン斬帝」はその後、「ビックリマン2000シール 第5弾」のヘッドで登場し日の目を見た。 DC プロペラアリーナ(セガ) 2001年10月発売予定とされ、ネット対戦の実装や熱いBGMなどセガらしい意欲作だったが、発売直前に9.11同時多発テロが発生し、それに配慮する形でお蔵入りとなってしまった。 しかし、プレリリース版のROMがネットに流出。プレイ動画はおろか、海外ではファンサイトまで作られる始末。そのサイトがこちら。 + プレイ映像 DC メタルマックス ワイルドアイズ(アスキー) 『メタルマックス』シリーズのDC版タイトルとして開発が進められていたソフト。発売元のアスキーがゲーム販売事業から撤退したことによりお蔵入りになってしまった。 シリーズ初の3D化が予定されていた。これ以後、据置機ではPS2の『メタルサーガ ~砂塵の鎖~』まで、ナンバリングタイトルではNDSの『メタルマックス3』までシリーズの続編が滞る事態となる。 開発元のクレアテックのHPには断片的情報が残されており、画面写真などを閲覧できる。 2021年5月の『メタルマックス』30周年のライブ配信「生誕前夜祭/生誕祭」にて、資料から発掘した映像が初公開された。 DC モンスターブリード(NECインターチャネル) 1998年発表。リアルで迫力あるグラフィックが印象的なモンスター育成SLG。 『ポケットモンスター』の影響を受けつつも、より高めの年齢層を狙って開発された。ビジュアルメモリを使用していつでも育成が可能。 プロデューサーの多部田俊雄氏は「ユーゲー」No6(2003年)のインタビュー記事で「完成はしたが『モンスターファーム』と似たゲームになってしまい、ヒット作の後追いは私の美学に反するので発売しなかった」と述べている。 CGを手掛けていた大島厚氏のクライアント向け資料が流出し、本作のモンスターのCGモデルが多数公開された(参照)。 DC Lien ~終わらない君の唄~(キャララ) 原作は2000年にパープルソフトウェアから発売されたPC用アダルトゲーム。 旧セガ公式サイトでは発売済という扱いになっているが、実際には発売されていない。 製品自体は完成していたのとマスターROMは納品済であったが、セガ側の担当者が退職した等の影響により、実際には製造・出荷されなかった。 開発から発売中止までの詳しい経緯は雑誌『ゲームラボ』年末年始2024号の44-45ページに掲載されている。 この影響により特典として製作されていたドラマCDもお蔵入りに。シナリオを手掛けた荒川工氏のブログでテキストが公開されている(参照)。 DC ワーズワース(エルフ) PC98で発売された同名タイトルのリメイク。3DダンジョンRPGであるが、コマンド戦闘型からアクション戦闘型に変更された他キャラクターデザインが全く方向性の違う人物になり印象が一変している。 基本シナリオはほぼ同じだが、一部のキャラクター追加及び既存キャラの性格面の変更がおこなわれている。 DCのアダルト描写に対する規定が予想以上に厳しかったことから発売は取りやめとなり、Win用エロゲーとして発売されたが、エロゲーの枠としては露骨にエロの要素が乏しかったため評価を分けることに。 当時、エルフは一部の古参ファンから露骨に家庭用への軸足を強めていることに対する不満をもたれていたが、本作はその不満を強めた元凶となってしまった作品の1つである。 ソニー据置機 PS あいのり(テクモ) フジテレビ系列の恋愛バラエティ番組『あいのり』(2009年3月23日に終了)をゲーム化する予定であることが小冊子「TPM」(テクモプレイヤーズマグ)vol.18で告知されていたが、その後は何の音沙汰がなく発売もされなかった(参照)。 PS 青山ラブストーリーズ(コナミ) 東京の青山を舞台に4人の男女による「自分探し」の物語を描いた大人向けの恋愛ADV。コナミが呼称していたジャンルは「インタラクティブ・トレンディドラマ」だった。 『ときめきメモリアル』の大ヒットで一躍ギャルゲーメーカーの雄に躍り出たコナミは1997年、『ときメモ2』を軸に『みつめてナイト』『あいたくて…』に本作と、それぞれ毛色の異なる3タイトルを発表しギャルゲーのコナミを定着させようとしていた。 しかし、本作はプラットフォームがWinに変更されるなど迷走を続け、コナミの再編により開発のコナミコンピュータゲームズ青山が合併吸収、先に発売された2作品も評価こそ悪くないものの商業的には微妙な結果となり、それを受けてかお蔵入りとなってしまった。 ちなみに、この作品のシステムを継承して代替として発表されたのが、オタク向け全開のインタラクティブ・アニメ『かってに桃天使!』である。方向性変わり過ぎだろ…。 PS あの素晴らしい弁当を2度3度(イタチョコシステム) Macintoshで発売された弁当屋経営ゲームの移植版であり同社のPS参入第1弾ソフトとなる予定だったが、MacとPS用ソフトの開発環境の違いに悪戦苦闘し続けた末、頓挫してしまった。 『超クソゲー2』によると、通称「青プレステ」と呼ばれる開発用機材がやたらフリーズし、それがプログラムのせいなのか機材のせいなのかわからない状態(*11)だったり、SCEから送られる機材のバージョンアップとそれに伴う分厚い説明書の内容変更がひっきりなしに起こったりで、ついて行けなくなったとのこと。 2015年に大幅に新要素を加え『弁当の素晴らしさをあの2度3度』というタイトルでスマートフォン向けアプリとして発売された。 PSV版の発売も決定したが発表から1年以上音沙汰がなく、販売が不安視されていたが、2017年4月にお笑い芸人コンビアイドルユニット「生ハムと焼うどん」とのコラボを加えダウンロード専用で発売された。 PS EARLY REINS ~荒野の天使たち~(アトラス) 『センチメンタルグラフティ』のマーカスが企画した美少女西部劇。美少女ガンアクションのアニメ版とのメディアミックス作品で、ゲーム版はアニメには登場しない男性保安官が主人公の世にも珍しい西部劇ギャルゲーになる予定であった。 しかし、企画元のマーカスの業績不振の影響かゲーム版は開発中止、イベントも延期のまま有耶無耶にされ、既に完成していたアニメ版もお蔵入りになりかける。 アニメ版はマーカスの倒産後、権利が東宝に売られ企画発表の1999年から4年後の2003年に全1巻のOVAとして、ようやく日の目を見ることになった。 PS アルナム弁当~牙も翼もてんこもり~(ライトスタッフ) 『アルナムの牙』『アルナムの翼』のファンディスクとして製作が進められていたのだが、製作途中に会社が倒産してしまったために発売中止となった。 PS エストポリス伝記III ルーインチェイサーズ(タイトー) 『エストポリス伝記』シリーズ3部作の完結編とされていたが、当時版権を持っていた日本フレックスが倒産し、開発が中断。 その後は版権がタイトーに移るも、前2作もそれほどヒットしなかったことやすでに主要ハードがPS2に移っていたことから開発は再開されなかった。 後に、上記『III』と同じ初代の100年後が舞台の作品としてGBC『エストポリス伝記 よみがえる伝説』が発売されたが、正統続編ではなく内容的にもあくまでも外伝である。 PS エターナルチェイン(ビクターインタラクティブソフトウェア) 村田蓮爾氏がキャラクターデザインを務めたクォータービュー型のRPG。1998〜99年頃にかけ雑誌や東京ゲームショウなどでプロモーションが行われ、発売に先駆けてポスターやテレホンカードなどが販売されていた。 主題歌は多数のアニソンなどの楽曲提供で知られるシンガーソングライター新居昭乃氏の『祝祭の前』で、この曲は「RGB」というアルバムにリミックス版が収録されている。 オープニングムービーを手掛けたのは板野サーカスの板野一郎氏であり、雑誌の記事などを見るとかなりの完成度に達していた筈なのだが何故か発売されなかった。 これだけの豪華メンバーを揃え、キャラクターグッズを先行販売して大々的に宣伝もしておきながら(ネット上に投稿されている)現存する映像は下記の東京ゲームショウを撮影した映像の中に写りこんでいるデモ映像のみである。PVなどは確認できていない。 + プレイ映像 PS クリックまんが マリーのアトリエ(徳間書店) 『クリックまんが』シリーズの一作として予定され、体験版も配布されたが発売中止となった。 PS ザウバー(スクウェア) スクウェアが発表したシューティングゲーム。 同じスクウェアのシューティングゲームである『アインハンダー』が入れ替わるように発表されたが、本作との関係は不明。 PS さるかにハムぞう(カネコ/メディアワークス) 電撃プレイステーションで連載されていた風上旬の同名漫画を何故か変則仕様のブロック崩しとしてゲーム化した謎なゲーム。 先行でカネコのスーパー・カネコ・ノヴァシステム基板を使用したAC版が稼働したもののロケーションのインカムの悪さが影響したのか、PS版の発売自体がポシャる結果に。 PS 猿田彦の暗号(フォーツーツー) 『電撃PS』の“発売日未定のPSソフト”の欄に数年間載り続けた謎のゲーム。ジャンルはアドベンチャー。 PS 私立鳳凰学園 三年純真組(J・WING) 2000年2月~4月にかけて同社が3作品連続リリースした低価格帯の麻雀+恋愛シミュレーションゲーム『華蘭虎龍学園』の続編。 今作も3作品が連続リリースされる予定で、2001年1月25日に第1弾『1年純愛組』が、6月28日に『2年純情組』が発売されたのだが3作目だけ発売中止に。本来の予定では4月26日発売となっている。 毎回異なる当時人気の同人作家をキャラクターデザインに起用しているのが売りで、本作の担当は百合作品で知られる漫画家の森永みるく氏だった。ちなみに、1年と2年はそれぞれ影崎夕那とユナイト双児。 PS 蜃気楼回廊(プレステージ) 97年頃発表。SF系のサウンドノベルだったらしい。当時の書き込みによると少なくとも2002年頃までは発売予定リストに載っていたようだ。 上記のモンスターブリードと同じく大島厚氏のクライアント向け資料の中に本作のCGが掲載されている(参照)。 大島氏のコメントによると開発中止の原因はプレステージの経営不振であった模様。 PS 聖龍伝説〜外伝〜(バップ) ジャンルは格闘ゲームで、1996年に日本テレビ系で放送された安達祐実主演の連続テレビ格闘アクションドラマ(平均視聴率:16.7%)の『聖龍伝説(*12)』が原作。 原作のVHSと『Vジャンプ』『テレビガイド』で本作の広告が掲載され、発売予定日・価格・キャライラスト・ゲーム画面・システム・主題歌・ストーリーが原作の続きであることが発表されていた(参照1)。 しかし1998年に配られた発売直前のソフトのPVを見られるデモディスク『見る見るプレイステーション Vol.28』に収録された映像では、タイトルが『聖龍伝説〜奥義伝承への道~』に改題され、ジャンルも2D格闘ゲームから画面見下ろし型のアクションゲームに変更されていたことが判明。ますます謎が深まった(参照2)。 「僅かながら流通している」というウワサがあるが真偽は不明である。 PS タイブレーク(バディ) 動物がプレイキャラクターのテニスゲーム。当時の雑誌に掲載された1970年代の低予算アニメのようなチープなイラストが強烈(参照)。 PS ダンシングアイ(ナムコ) 言わずと知れた同名アーケードゲームの移植。PS互換基板であるシステム11で作られていたので移植も容易だと思われたが、長期間発売予定リストに名前が載り続けたものの、最終的に発売中止となった。 PS ツインビーミラクル 不思議なベルの大陸(コナミ) 1996年発売予定とされ、画面写真が公開されるなどかなり開発は進んでいたようだが、結局開発中止に。 後に発売された『ツインビーRPG』の開発のためにこちらを開発中止にしたと考えられる。 PS テトリス ザ・グランドマスター(アリカ) 同名アーケードゲームのPS移植として1999年発売予定で開発を進めていたが、ザ・テトリス・カンパニーが「『テトリス』の商品化は1プラットフォームにつき1つのみ」という方針を発表したため発売中止に。 その後、アリカは2000年8月にPSソフト『テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート』を発売する。「『テトリス』ではなく『カードキャプターさくら』のキャラゲーである」としたためにライセンスが通ったらしい。『TGM』シリーズのシステムが一部採用されている。 その後、PS版開発中止から23年後の2022年11月22日。ニンテンドーeショップでの300週連続配信の記念タイトルとしてアーケードアーカイブス(PS4/Switch)で配信決定が発表され、AC版稼働開始から24年越しの初移植が実現した。上記の事情により移植が絶望視されていた中での電撃発表に各所で驚きの声が上がった。 PS 時をかける少女(バンダイ) 筒井康隆の同名作品をベースにしたADV。当時の公式ページのアーカイブによれば、キャラクター原案は桜野みねね氏、シナリオ担当は山口宏氏、制作元はユニット(代表作(?)はPSの『マクロス デジタルミッションVF-X』等)、アニメの制作はスタジオディーン。 画面写真やキャストなども公開され、1998年秋に発売される予定だったが、突然お蔵入りになった。 作品の権利問題やキャラデザを担当した桜野みねね氏の休業など様々な理由が絡んでいるらしく、詳細は不明である。 なお、SCE主催の公式有料会員サービス「PlayStation CLUB」特典のCD-ROMマガジン「プレプレ」vol.12には本作のPVが収録されていた。 PS 熱血硬派くにおくん ~九龍の爪~(テクノスジャパン) 『くにおくん』シリーズの一作で『新・熱血硬派 くにおたちの挽歌』の続編となるはずだった作品。タイトルの通り香港や九龍城砦を舞台とし、(喧嘩アクションとしては)「くにお」の初海外進出作となるはずだったが、テクノスジャパン倒産によって発売はされなかった。 熱血硬派シリーズらしく「くにお」達は高い頭身で描かれ、高層ビルやロープの上での戦い、3Dのトロッコステージと言った『くにおくん』シリーズらしいハチャメチャな要素も盛り込まれるはずだった。また、『ダブルドラゴン』の主人公である「ビリー」と「ジミー」も登場する予定だった。 生みの親の岸本良久氏にとっても無念だったらしく、後に現行機用に開発したいという旨を語っている。本編の発売には至っていないが、「さぶ」の兄が登場するというアイデアや、香港の映画スタジオで戦う展開などの一部要素は『熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲』に活かされている。 また、「ビリー」と「ジミー」も『ダウンタウン熱血行進曲 オールスタースペシャル』にて正式に登場を果たした。 PS バイオハザード1.5(通称)(カプコン) 嘗て『2』として開発されていた幻の作品。「ゾンビに支配されたビルの最上階から脱出する!」というシナリオであり本作独自の要素があった。 スタッフ曰く、ボツになった理由は「これが『バイオ2』だ!と胸を張って言える内容に及ばなかった。」ため。また、プロデューサーの三上真司氏は「辞表を用意してまで開発中止を訴えた」とのこと。 詳細は『バイオハザード2』を参照。 PS ぱいるあっぷ・まーち(プロシードユニ) 1995年頃発表。プレイヤーがエディット(ぱいるあっぷ)したポリゴンのユニットを使い最大8対8で戦闘をするクォータービューのウォーシミュレーション。 『タクティクスオウガ』などのBGMで知られる崎元仁氏が音楽を手掛けていたらしく公式サイトでタイトルを確認できる。 また『メルティランサー』シリーズの神城潤役の声優、手塚ちはる氏が「ぱいる」という役だったようで、所属事務所のアーツビジョンのプロフィールに掲載されている。 PS パンドラMAXシリーズ(vol.7以後)(パンドラボックス) 現存する6作品以上にシリーズ展開する予定だったが、メーカー消滅により頓挫。 存在が明確になっているのは、現存するソフトに予告映像が収録された『リストラの朝』『闇の蛹』『ONI零 流転』『ラビッシュブレイズン2』の4作。各タイトルの詳細はこちらを参照。 『リストラの朝』『闇の蛹』はシリーズ初期から予告映像が公開されていたが、結局発売されることはなかった。特に前者は飯島健男氏の当時の日記によると大部分が完成していたらしい。 『ラビッシュ2』に関して公開された情報は、「新キャラらしき少女の線画1枚」のみ。 『ONI零 流転』は、最終作になった『ONI零』クリア後に流れるムービーで、続編を開発中であることが告知されていた。 『ラビッシュ2』以外の3本のプロットを元にしたシナリオを『四八(仮)』に収録する予定があったが、実現しなかった(*13)。 それぞれの作品のセーブデータを持っていると様々な特典が解放される仕組みであった。 PS バーチャル飛龍の拳 H.G. PS『バーチャル飛龍の拳』のグレードアップ版である「バーチャル飛龍の拳ver1.5」モードがN64『飛龍の拳ツイン』に搭載されており、さらにそのver1.5のグレードアップ版。一時的に発売予定タイトルが『バーチャル飛龍の拳ダッシュ』だった。 これとは別にPSで『飛龍の拳ジーオン』という新規タイトルも発売予定になっていたが詳しい情報が発表されないまま消えた。 PS SD飛龍の拳エピソードI 奥義の書(カルチャーブレーン) シリーズ1作目のSD化リメイク。 その後、N64の『SD飛龍の拳伝説』のストーリーモードという形でシリーズ1作目のSD化リメイクが出た。 さらにその後、N64の『SD飛龍の拳伝説』に追加要素を加えたPS/DC移植版『SD飛龍の拳伝説EX』が発表されたが両機種とも開発中止。 PS ぼのぼーど(アミューズ) サイトなどでは『ぼのぼの ぼのぼーど』とも記載。いがらしみきおの漫画で劇場版アニメ&TVアニメと2度(当時時点)にわたってアニメ化された『ぼのぼの』のゲーム。 PS 魔導都市エルピス(バンプレスト) 1996年発表。『ファミマガWeekly 1996年11月22日号』で特集ページが組まれていた。 フィールドやキャラクター、全てがポリゴンで描画されているのが特徴のRPG。 PS 厄惨(アイディアファクトリー) 『厄 友情談疑』『厄痛 ~呪いのゲーム~』に続く、シリーズ第3弾。発売はされず内容も不明だったが、グラフィックは見当が付きそうである。 PS2 アンブロシア オデッセイ(スクウェア・エニックス) スクウェア・エニックスが提供していたオンラインサービス「PlayOnline」の対応ソフトとして発表されたDiabloライクなオンラインアクションRPG。開発はロケットスタジオ。 MORPGだがオフラインでもプレイ可能で、様々な分岐イベントで自分だけの街や歴史を作ることが出来る。オンラインで他のプレイヤーの世界へ行き、選ばなかった選択肢の世界を追体験するという構想だった。 2004年春にβテスト募集の開始が予定されていたが延期となりそのままフェードアウト。 ロケットスタジオがエニックスに持ち込んだPCゲームの企画だったが、スクウェア・エニックスになったことでPS2用PlayOnline対応に企画が変遷してった。 PS2 おかお拝借♪とりこみ天国(アイディアファクトリー) PS2をデジカメと接続して写真を取り込み画像の加工が可能なソフト「ピクチャーパラダイス」を使って、ゲーム内に登場するキャラクターに自分の顔を貼り付けることができるアクションゲーム。 当時ソニーのデジカメを購入すると特典として付いてきたPS2ソフト『ピクチャーパラダイスクラブ 体験版 Vol.2』にPVが収録されている。 PS2 奇々怪界2(スターフィッシュ・エスディ) タイトーの同名アクションゲームの正統続編として発表された。発表段階で完成直前であったようだが突如お蔵入りに。 お蔵入り理由については権利的な問題が起こったためとみられている(*14)。 その後、Wiiで発売された『雪ん娘大旋風 ~さゆきとこゆきのひえひえ大騒動~』は、本作のキャラをオリジナルの物に差し替えて制作されたものと言われている。 PS2/AC KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION"A2" PS3 KOF MAXIMUM IMPACT 3 360 KOF MAXIMUM IMPACT 360 (SNKプレイモア) 『KOF』シリーズの3D対戦格闘シリーズの続編として製作が予定されていた作品なのだが、プロデューサーが途中で退社した影響もあり開発中止になってしまった。 『2』の出来が良く『MI』シリーズ独自のファンも付いており、シナリオが完結していないことから、今現在でも何らかの形で続編を熱望する声も多い。 ちなみに、『REGULATION"A2"』に関しては「指10本では数え切れない数のキャラを追加する」予定だったらしく、後の情報では既存と新規のキャラ名が半々で上がっており、実際に開発が進められていたキャラもいたらしい。 PS2 幻星神ジャスティライザー(コナミ) テレビ東京系特撮番組『幻星神ジャスティライザー(*15)』のゲーム化。ジャンルは対戦格闘アクション。 フルポリゴンの使用や同キャラ対戦といった内容を売りにしていたが、諸事情によりお蔵入りとなってしまった。 ちなみにGBA版もPS2版と同時に開発されていたが、こちらは予定通り発売された(*16)。 PS2 SIREN SPECIAL EDITION(SCE) 『SIREN』に初心者向けのイージーモードや「幻視が使用できない」などの制限がかけられた状態でプレイするエクストラモードといった新要素を加えた作品。 プロモーション映像や海外イベント映像、メイキング映像などの特典も多数収録し、2004年10月7日の発売予定だったが、突如発売中止となった。 発売中止になった経緯についてディレクターの外山圭一郎氏は自身のTwitterで「会社のポリシー的な部分で議論となり発売中止になった」と語っている。 メイキング映像だけは2015年に「ニコニコ生放送」にて公式生放送で放映された。 PS2 THE MAGICAL NINJA 児雷也見参!(カプコン) 『ファミ通』の表紙で有名な松下進氏がキャラクターデザインを手掛けた大都技研のパチスロ『ザ マジカルニンジャ ジライヤ』のキャラクターを使った3Dアクション。2004年発売予定。 アニメーション付きのPVも制作されかなり開発が進んでいたようなのだが何故か開発中止に。 + 公式トレーラー PS2 人類捜査☆桿ポニ エイリアンVSエイリアン(グローバル・A・エンタテインメント) 人類捜査官のポニが人類を操作(アダプション)して悪の宇宙マフィアと戦うアクションゲーム。女子高生や相撲取りを乗っ取れる現代ステージの他、三国志の時代の中国など過去のステージもあったらしい。 BGMは超兄貴の葉山宏治氏。 あの希代のバカゲー『悪代官』を送り出したGAEの新作ということで、一部のマニアから期待が寄せられていたが2007年に開発中止が発表された。 PS2 好きなものは好きだからしょうがない!! +White Flower+(インターチャネル) 18禁PCゲームからの移植作品。全4作からなる作品の最終章で、それ以前の3作品は発売されていたが本作のみ未発売に。 前作『-RAIN-』の説明書には『+White Flower+』との連動応募券が付いていた。 PS2 聖霊機ライブレードII(ウィンキーソフト) 初期『スパロボ』シリーズに関わったウィンキーソフトのオリジナルSRPGの第2作、であったが発表後は碌に情報が出ないまま2011年にひっそりと開発中止となった。 お蔵入り理由は一切明かされていないが、元々設定面に『魔装機神』シリーズとの類似点が多く見られた『ライブレード』はウィンキーにとって『魔装』の代替作品的な側面もあり、『魔装』の復活によりその役目を失ったためとの憶測も取られている。 コンセプトアートなどは早い段階から公開されており、『魔装機神』同様に異世界に飛ばされた高校生が主人公だった前作に対し、今度の主人公やヒロインは最初から異世界の住人だった模様。 その後、2013年に『ライブレード』シリーズのブラウザゲーム開発開始が発表されたが、2015年にウィンキーソフトが事業を停止して破産申請、事実上倒産して日の目を見ることはなかった。 PS2 電線(仮)(SCE) PS2の最初期に発表されたタイトル。2000年春発売予定とされていた。ゲーム雑誌にも(仮)つきのタイトルで紹介された。 電線にハンガーでぶら下がったOLを操作するというシュールな味わいのアクションゲーム。 『海腹川背』を生み出したプログラマ酒井潔氏を中心として開発が進められていたが、酒井氏の不調などもありプロジェクト自体が中止に。 「実際に真似を行う人が出る恐れがあるから開発中止」という噂もあるが、酒井氏によると第一報以降ほとんど情報を出さなかったせいもあり、クレームが寄せられたことはなかったという。 PS2/Xb トレマーズ(コンスピラシー・エンターテイメント/ロック・ソリッド・スタジオズAB) B級モンスター映画の中でも屈指の人気を誇るシリーズのゲーム化作品。2002年8月に発表された。 2003年の夏に発売中止が発表。その代わりか同年テレビドラマ化されたが1シーズンで打ち切りとなった。 ドラマ版は続編が決まったが、ゲーム化は今も一切されていない。 PS2 ファイナルファンタジーVII PS2 ファイナルファンタジーVIII PS2 ファイナルファンタジーIX(スクウェア) 2001年発表。PS2に合わせてオリジナル版から映像や音楽面を強化し、追加要素を盛り込んで移植される計画だった。 しかし、翌年「リメイクをしなくても楽しめるという調査結果が出たため」とのことで開発中止に。 PS2 斑霧(インターチャネル) 「むらぎり」と読む。『インタールード』のスタッフが再結集して作られたアドベンチャーRPG。 2004年6月に発表され、2005年春に発売予定、金額も7,560円(税別7,200円)とある程度詳細な予定も発表されていたが、下記の凝った要素が作成の難航を招き発売は延期。 その後はプロデューサーの多部田俊雄氏の退職や、キャラデザの堀部秀郎氏の急死などが重なり、結局は2006年12月27日に公式サイト上にて開発中止が発表された。 主なシステムはアドベンチャーだが、一部には迷宮探索やRPGのような戦闘も挟まれ、迷宮内の行動により物語も分岐する。 シナリオは、古代神を題材とした伝奇物のサスペンスで、公式にも「セックスや暴力、葛藤などもカッチリと描き込んだ大人の物語になっています」と書かれる程、PS2の倫理規定に挑んだ内容となっていた。 『インタールード』のPS2ベスト版の初回限定版「パンドラBOX」(2007年3月1日発売)には「『斑霧』 『インタールード』公式プレミアムブック」が付属しており、その中には原画や開発秘話など、開発段階の内容が記載されていた。 他にも、コミケ専売商品として2007年の夏コミで公式からサントラが発売されており、この中にはパンドラBOXに収録できなかったイラストなども収録された。 PS2 LEVEL DIVE(エニックス) 『ユーラシアエクスプレス殺人事件』『øSTORY』『the FEAR』に続くシネマアクティブシリーズ第4弾。『the FEAR』の完成発表会で制作が発表された。 巨大昆虫に支配された地球を舞台に人間そっくりなアンドロイド達が戦いを繰り広げる実写アクションADV。シリーズの例に漏れず小池栄子氏など当時人気のグラビアアイドルが出演していた。 『øSTORY』から売上は右肩下がりだったらしく結局エニックスからは発売中止。その後、2002年8月1日に『コンバットクイーン』にタイトルを変えタイトーからシューティングゲームとして発売された。 PS2 World s End(プリンセスソフト) エンターブレイン刊雑誌『マジキュー』(2007年6月25日に休刊)で連載されていた同名作品のゲーム化。原案/イラストは天広直人氏。 2004年発売とされていたがろくに開発情報も出ず、2006年にはとうとうゲーム化自体が中止に。 プリンセスソフトは2009年発売のPS2用ソフト『キラ☆キラ』を最後に新作ソフトを発売しておらず、2020年に公式サイトが閉鎖された。 同社から派生した姉妹ブランドであるNine s fox、Primavera、Maid meets Catの公式サイトも同様に閉鎖されている。 PS2 ワールド・ネバーランド3(リバーヒルソフト) iモード版と同時期に発表されたものの、以降はフェードアウト。なおiモード版は無事に展開された。 本作の版権がアルティに移行してからはオンラインタイトルがメインだったが、2010年から事実上のオフライン3作目『ナルル王国物語』が発売された。 PS2 サクラ大戦物語~帝都編~ PS2 KOUMA PS2 桜姫錦絵巻(セガ) いずれも『サクラ大戦』シリーズのスピンオフ作品でいずれも仮題。PS2版『3』『熱き血潮に』『ミステリアス巴里』『荒野のサムライ娘』『V』とともに「サクラ大戦ワールドプロジェクト」として大々的に発表されていたが、大本命だった『V』の不振が祟ったのか、外伝的作品は『ミステリアス巴里』が出たのみで、それ以外は開発中止となってしまった。 『~帝都編~』は『ミス巴里』の帝都版。『KOUMA』は「サクラ大戦0」とも言える対降魔部隊の戦いを描いた伝奇アクション。『桜姫錦絵巻』は太正世界の伊達騒動を描いた時代劇アクションになる予定だった。 しかし、いずれも東京ゲームショウでの発表時にタイトルと世界観のみが軽く語られただけであり、続報もゲーム画像も一切無かったので詳細は不明。 PS3/360 悪魔城ドラキュラ(仮称)(コナミ) 2008年の東京ゲームショウで「漆黒の闇を纏いし、呪われた血族」のキャッチコピーとともに発表された。IGAプロデュース作品で、短い映像にはアルカードが映し出されていた。 多くの時間と予算が費やされていたにもかかわらず開発は順調ではなかったという。 同時期にスペインのデベロッパー「MercurySteam」がIGAのチームとは別にシリーズの新作プロトタイプを制作していた。両方を並べて並べてみると、IGAのよりもよく出来ていたという。 その結果、コナミはMercurySteam開発の『キャッスルヴァニア ロードオブシャドウ』を2010年に発売し、IGAのプロジェクトは中止となった。 PS3/360 エアロクロス(バンダイナムコゲームス) 『メトロクロス』を現在の技術やグラフィックでリメイク。『ナムコジェネレーションズ』の一つとしてアナウンスされていたが開発中止に。 PS3 SDガンダム Gジェネレーション GENESIS(バンダイナムコエンターテインメント) PS4/PSVとともに発表されていたが、PS3版のみ開発中止となった。 PS3 グラディウスVI(コナミ) 2005年の東京ゲームショウでPS3専用タイトルとして発表。 音信不通のまま長年発売予定タイトルに残り続けたが、結局発売中止になった。 ゲーム誌によっては「グラディウスシリーズ(仮)」という名前でリストに載っていた。 PS3 絶体絶命都市4 -Summer Memories-(アイレムソフト) 『絶体絶命都市』シリーズ第4作。2010年冬発売とされていたが、開発の遅れによる度重なる発売延期と東日本大震災の影響(被災者への配慮)により発売中止が発表された。 のちにPS4用に作り直され2018年11月22日に発売された。詳細は『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』を参照。 PS3/360 Dying Light(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント) 『Dead Island』で知られるTechlandが手掛けるオープンワールドのサバイバルホラー。 当初はPS3/360版の発売も予定されていたが、PS4/One版に集中しさらなるクオリティアップを図るという理由で発売中止に。 PS3 ダンシングアイ(バンダイナムコゲームス) 『エアロクロス』同様『パックマン チャンピオンシップエディション』『ギャラガレギオンズ』に続く『ナムコジェネレーションズ』の1つとして予定されていた『ダンシングアイ』のリメイク。PSムーブに対応する予定だった。 上記の通り一度PSでも移植が中止になっており、長らく内容的に家庭用移植は困難とされていたためリメイク決定の際には多くのゲーマーを驚かせた。 公式サイトに開発中の画面写真も公開されていたが、2012年に正式に開発中止が発表された。理由は「諸般の事情」とされているが、2本でシリーズ自体が終了してしまったため、前2作の売り上げが思ったより振るわなかったからではという噂もある。 結果的には、PSとPS3で同じタイトルが2度も発売中止になったことになる。 PS3/360? 鉄拳 X ストリートファイター(バンダイナムコゲームス) 『ストリートファイター』と『鉄拳』のコラボタイトル。先んじて発売された『ストリートファイター X 鉄拳』とは逆に、両作品のキャラが『鉄拳』シリーズのシステムで戦う予定だった。 『ストリートファイター X 鉄拳』と同時に発表されていたが、課金要素が原因でそちらの評判が良くなかったためか、初報以降は一切情報が出ないまま現在に至る。 後の配信番組において『鉄拳』シリーズのプロデューサー・原田勝弘氏が開発中止を示唆したものの、実際には完全に停止したわけではなく機会があれば再開したいと述べている(参照1・参照2)。 PS3/360 PC原人 巨大彗星だい接近!(ハドソン) ダウンロード専用タイトルであり、インターネットを使ったオンライン協力プレイなども搭載される予定だったが、開発中止に。 トレイラー映像も公開されていたことからも、開発は相当進んでいたことがわかる。 PS3 人喰いの大鷲トリコ(SCE/SCEジャパンスタジオ) 2009年に初公開となる開発中の映像などが公開。2011年の新情報発表以降は音沙汰がなくなり、一時は開発中止の噂が立つが、米SCE幹部が否定。 その後、2015年6月にPS4ソフトとしてリリースされることが改めて発表され、それから1年半後の2016年12月6日に無事発売された。 PS3 ビューティフル塊魂(バンダイナムコゲームス) HD機初の『塊魂』として360とのマルチが予定されていたが、360でのみリリースされた。 実装予定だった一部要素は、『塊魂TRIBUTE』への収録という形でPS3でも登場している。 PS3 ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII(スクウェア・エニックス) 2006年に発表され、開発中の画面などが公開されたがPS4/Oneに持ち越され、タイトルも『ファイナルファンタジーXV』に変更。 なお、『ヴェルサスXIII』だった頃の一部要素は同じディレクターが手掛けた別の作品に隠し要素として流用された。 PS3 FORTUNE ARTERIAL 赤い約束(角川書店/ARIA) AUGUSTのアダルトゲーム『FORTUNE ARTERIAL』の移植作品。ファンディスクにあたるPSP『FORTUNE ARTERIAL 伊織の野望』共々開発中止が発表された。 PS3/360 ベヨネッタ2(セガ) 当初はセガよりPS3/360ソフトとして発売される予定だったが、紆余曲折の上任天堂からWiiUソフトとして発売された。詳細は作品ページを参照。 PS3 ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット2(アイレムソフト) PS2でリリースされたロボットアクションADVの第2作。発表自体はPS3初期からされていたが以降の情報がほとんどないまま『絶体絶命都市4』と同タイミングで開発中止に。 九条氏は『絶体絶命都市』に続いてこちらも復活させる意向を示しているが、まだシリーズの版権獲得には至っていない。 PVを見る限り雪国が舞台だった模様。 PS3 魔界ウォーズ(仮)(日本一ソフトウェア) 日本一ソフトウェアのPSP初進出作品として2004年に発表されたものの延期し続けていた『魔界ウォーズ』のPS3版。PSP版発表から約1年以上後に発表された。 その後、2017年7月15日にスマホアプリとして『魔界ウォーズ』がリリースされることが発表。これに伴い、ゲーム雑誌に掲載され続けていたPS3版発売予定の記載が削除された。 PS3/360 メガマンユニバース(カプコン) 『ロックマン』シリーズ新作で、歴代の主人公たちが登場するゲームとして発表されたが2011年春に開発中止。 『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』をベースにパーツを組み合わせて自分独自のメガマンやステージを作成でき、ステージはネットワークを通じて相互にやり取りできる『ロックマン ロックマン』の発展系のような内容だった。 プロジェクトリーダーの稲船氏の退社の影響なのか、震災の影響を受けたのか、真相は闇の中。 後に同コンセプトのソーシャルRPG『ロックマン Xover(クロスオーバー)』が発表された。ファンからの評価は言わずもがなであるが。 PS3 モンスターハンター3(カプコン) 当初は2006年5月にPS3での開発を発表していたが、2007年10月にWiiへの対応機種変更が電撃発表され、同時にPS3版の開発中止が発表された。 PS3 ラスト レムナント(スクウェア・エニックス) 360版と同時発表されるも、2008年にリリースされた360版に対してこちらは続報もなく無期限延期状態となり、結局PS3の市場終息とともにお蔵入りとなった。 2009年のスクエニ株主総会において当時社長の和田洋一氏がPS3版の開発について否定的な発言するなど、早い段階から開発は頓挫していた模様。 その後2018年にPS4リマスター版が発表され、およそ10年越しにPSハードへのリリースが果たされることに。2019年にはSwitch版も発売されている。 PS4 エアシップ Q(Cygames/Miracle Possible) 2015年11月19日にPSVで発売された『テラリア』チックのサンドボックスゲーム。 PVではPS4版についても“発売日未定”として触れられており、マルチ展開の予定であった。 しかしいざ発売されると評価は非常に悪く、PSストアでは全作品史上最低の評価となる★2未満を付けられた他、KOTY2015携帯機部門にもノミネートされた。 据置機版を発売しても悪評を覆すのは困難だったとみられ、事実上闇に葬られたものと思われる。 PS4/One/Switch オウガテイル(KOMODO/MAGES.) 『ファントムブレイカー バトルグラウンド オーバードライブ』の後継作である1ライン制ベルトスクロールアクション。 2020年8月21日にWinにて販売。PS4/One/Switchでも順次販売するらしいが、その後音沙汰無し。詳細は『ファントムブレイカー バトルグラウンド』を参照。 PS4/PSV キリングバイツ(ネクスエンタテインメント → フィールズ) 『月刊ヒーローズ』連載の同名漫画のゲーム化作品。ジャンルは3D対戦アクションで、早い段階でゲームオリジナルキャラも複数発表されていた。 2016年発売予定であったが、開発担当のネクスエンタテインメントが解散したことで開発自体が実質頓挫し、以降の続報もほとんど無く、2017年に発売中止が報じられた。 + 東京ゲームショウ2015でのトレーラー PS4/Switch 国防挺身少女・日之丸子(Pikii/タムソフト) 『チョロQ』シリーズなどの良作を作った実績の在るタムソフト開発の3Dアクション。ヘソ出しミニスカート・乳揺れパンもろ上等な少女「日之丸子(ひのまるこ)」を操作して、別の歴史を辿った2039年の地球を舞台に日本を敵国から守るために戦う。 2019年9月の東京ゲームショウで初公開・『電撃プレイステーション』のルーキー部門にノミネートされ話題になるも、その後音沙汰無し。詳細は『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS -少女達の選択-』を参照。 PS4/One ゴッサム・ナイツ(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント) 『Batman Arkham Origins』を開発したWB Games Montrealの完全新作となる『バットマン』ゲーム。 当初はPS4/One版の発売も予定されていたが、PS5/XSX版に集中しさらなるクオリティアップを図るという理由で発売中止に。 PS4 SILENT HILLS(コナミ/小島プロダクション) 『メタルギア』シリーズ監督の小島秀夫氏と映画監督のギレルモ・デル・トロ氏監修、ハリウッド俳優のノーマン・リーダス氏主演、ホラー漫画家の伊藤潤二氏が開発参加予定とかなり豪華だった『SILENT HILL』シリーズ作品。 世界中が期待を寄せる中、突如としてギレルモ監督が自身のSNSにて開発中止をコメントし、程なくしてコナミも正式に開発中止を発表。合わせてプレイアブルティザーゲーム『P.T.』も配信が中止となり、再ダウンロードもできなくなった。 これに多くのファンが落胆・憤慨した結果、開発継続の署名運動にまで発展。中には『P.T.』がインストールされたPS4本体をオークションに出品する者も現れ、当時はそれが高値で取引されていた。 しかし、開発中止が覆ることはなく開発元の小島プロダクションは閉鎖、小島監督もコナミを退社してしまった。詳細は『Death Stranding』を参照。 PS4 閃乱カグラ 7EVEN -少女達の幸福-(マーベラス) 『閃乱カグラ』シリーズの7作目として発表。2018年秋の発売が予定されていた。 しかし、PSハードにおける性表現規制の強化により開発中止に。詳細は『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS -少女達の選択-』を参照。 PS4 Deepdown(カプコン) 2013年2月にPS4のローンチタイトルとして発表された基本プレイ無料・アイテム課金制のオンラインアクションRPG。 カプコンの新ゲームエンジンであるパンタレイを用いて次世代のグラフィックスを提供するとしていたが、2015年3月に本作が扱われた書籍の告知ツイートをリツイートして以降動きが途絶えた。 PSの公式サイトには長らく情報があったが2019年になって遂に削除され、それ以降も本作に関する情報は一切出ていない。 パンタレイも開発中止が公式で明言されているため、本作の開発中止も確定的と言える。なお、パンタレイの代わりに改めて開発されたのがREエンジンであるらしい。 PS4/One/Switch Test Drive Unlimited Solar Crown(Nacon/KT Racing) 香港を舞台としたオープンワールドレースゲーム『テストドライブ アンリミテッド』シリーズ最新作。 当初はPS4/One版の発売も予定されていたが、PS5/XSX版に集中しさらなるクオリティアップを図るという理由で発売中止に。 ちなみにSwitch版も発表されていたが、こちらは特に公式からアナウンスがないままいつの間にか消滅していた。 PS4/One Tom Clancy s XDefiant(ユービーアイソフト) トム・クランシーシリーズに登場する悪役組織が共演する基本プレイ無料・アイテム課金式のアリーナシューティング。『Call of Duty』シリーズの元開発者が手掛けている。 発表当初、従来のシリーズ作品とあまりに掛け離れたビジュアルだったため、ユーザー・メディアの双方から非難が殺到。結果、しばらく音沙汰がない時期が続いた。 その後、タイトルから「Tom Clancy s」を外しユービーアイソフトのオールスター作品として再スタート。この際、縦マルチだった対応機種が現行機のみとなり、リリース直前には公式がPS4/One版の開発中止を認めた(参照)。 そして、何度か延期を繰り返したものの2024年5月22日に『XDefiant』としてPS5/XSX/Winでサービスが開始した。 PS4 Project Prelude Rune(スクウェア・エニックス/スタジオイストリア) 『テイルズオブ』シリーズを手がけ、スクエニに移籍した馬場英雄氏が代表を務めていたスタジオイストリアがUnreal Engine 4を用いて開発していたファンタジーRPG。 プレイアブルらしき映像も公開されていたが、同氏はスタジオイストリアの経営方針の変更に伴い2018年12月末に代表取締役を辞任、2019年3月でスクエニを退社。 その後、スクエニによりスタジオも閉鎖され開発中止になったことが複数のメディアに通達された。 PS4 マジカルバトルフェスタ・魔法少女☆星咲いおん PS4 EDITION(COMET DESIGN WORKS) 同人ゲーム『マジカルバトルフェスタ・魔法少女☆星咲いおん』の移植版。フォーメーション魔法バトルアクション。 『Deepdown』同様PS4のローンチタイトルとして発表され、PSの公式サイトには長らく情報があったが2014年9月18日以降更新されず、2019年になって遂に削除された。 現在はSteamでも販売しており、事実上インディーズゲームへ格上げされた。PS4版には一切触れていないが。 PS4/Switch メタルマックス ワイルドウェスト(角川ゲームス/24Frame) 『METAL MAX Xeno Reborn』の続編として制作されていた作品。 2019年に「メタルマックスゼノ リボーン2」のタイトルで発表されたが、ある程度制作が進んでいたものを『ゼノ リボーン』の反応を受けて作り直しに。タイトルも変更し、2022年発売を目指していたが、2022年6月9日に開発中止が発表された。 副題の「ワイルドウェスト」は、かつて開発中止になった『メタルマックス ワイルドアイズ』を意識したと思われるが、皮肉にも同じ結末を迎えてしまった。 PS4 リリィ・ベルガモ(ガンホー・オンライン・エンターテイメント/グラスホッパー・マニファクチュア) GHMのガンホー傘下としての第1作にして、同社のPS4参入作となるはずだった作品。「"ド"アクション」と表されるぶっ飛んだアクションがウリの作品だった模様。 しかし、2014年に突如「『リリィ・ベルガモ』は『LET IT DIE』に昇華される」という触れ込みで、『リリィ・ベルガモ』の開発中止と『LET IT DIE』の発表が行われる。 「昇華」とは言うが、美女がスタイリッシュに怪物を倒す『リリィ・ベルガモ』に対し、公開された『LET IT DIE』のPVは「パンツ一丁のむさい男達(*17)がゴア表現満載の泥臭いサバイバルバトルを繰り広げる」というあまりに違い過ぎるものだった。 そのため、歓迎する層(*18)もいた一方でやはり期待を寄せていたファンの多くを困惑させ「『リリィ・ベルガモ』の方が良かった」「露骨な海外需要狙い」といった批判も少なくなかった。 なお、実際に発売された『LET IT DIE』はオンラインマルチプレイ対応のハクスラ系サバイバルアクションであり、やはり当初公開されていた『リリィ・ベルガモ』とは似ても似つかないものである。 『リリィ・ベルガモ』も非同期オンラインプレイがコアになる予定だったそうだが、この通り雰囲気は全くの別物である。最初から別作品と言ってしまえば良かったのではないだろうか。 『LET IT DIE』自体はそれなりに人気があるようで、2022年9月28日には続編となるバトルロイヤルゲーム『DEATHVERSE -LET IT DIE-(*19)』がPS5/PS4/Winでサービス開始されたが、こちらは1年経たずにサービス終了しており、現在は『LET IT DIE』シリーズの3作目として再開発されている(参照)。 PS4 NightCry(ヌードメーカー) 『クロックタワー』の生みの親である河野一二三氏が同シリーズの精神的続編として企画したホラーゲーム。 当初はPSV用ソフトとして開発が始まったが、クラウドファンディングによって当初の予定以上の資金が集まったため、日本語ボイスの導入やPS4/Winでも発売されることになった。 しかし2016年にWin版が先行して発売されたが、PSV版とPS4版に関してはその後は情報が途絶えてしまう。 それから実に3年ほど遅れた2019年にようやくPSV版が発売されたが、PS4版には触れられることは無かった。 PS5 DYING 1983(Game Source Entertainment/NEKCOM) 一人称ホラーパズルアドベンチャー『DYING Reborn』の続編。発表時にはその豪華なキャストが話題となった。 発表当初はPS5での時限独占後にPS4/Win版をリリースするとし、そのPS5版は2022年2月17日に発売予定とされていた。 しかし、2022年1月に品質向上を理由に発売延期を発表。その後、2023年5月に開発の大幅な見直しに伴い現段階では発売の見通しが立たないためPS5版は発売を中止すると発表された。 PS5/XSX/PS4/One/Win Tom Clancy s The Division Heartland(ユービーアイソフト/Red Storm Entertainment) オープンワールドMMORPG『ディビジョン』シリーズ初となる基本プレイ無料・アイテム課金式のタイトル。アメリカ中西部の田舎町・シルバークリークを舞台としていた。 2021年5月に発表されて以降、いくつかゲームプレイ映像が公開され日本を含む複数の国でレーティング審査を通過していた(*20)が、2024年5月に開発中止が発表された。 なお、開発元のRed Storm Entertainmentのスタッフは、ユービーアイソフトが開発する他のライブサービスタイトルのサポートに回るとのこと。 ちなみに、『ディビジョン』自体はすでにナンバリング第3作の開発が発表されているため、シリーズは今後も続いていくものと思われる。 PS5 Redfall(ベセスダ・ソフトワークス/Arkane Studios) 『Dishonored』や『DEATHLOOP』を手掛けたArkane Studiosの姉妹スタジオであるArkane Austinが開発する、吸血鬼との戦いを描いた『FARCRY』のようなオープンワールドFPS。CS版はXSX独占となっている。 当初CS版はPS5でのリリースも予定されていたが、親会社であるベセスダがマイクロソフトに買収されたことを受けPS5版の開発を中止していたことが、発売直前の公式インタビューで明らかとなった。 ちなみにこの『Redfall』だが、発売前の期待値とは裏腹にユーザーからの評価が散々だったためか、開発を担当したArkane Austinは2024年5月7日に閉鎖されアップデートも打ち切られてしまった(参照)。 Xbox Xb トゥルーファンタジーライブオンライン(マイクロソフト/レベルファイブ) 同ハード初の本格MMORPGとなる予定だった。 2002年9月の東京ゲームショウで発表。一時期は2003年中の発売予定とアナウンスされており、2004年1月にはβテスト参加者の募集も行われたが、βテストは行われないまま同年6月に開発中止が発表された。 開発中止の理由は公表されていない。憶測としては「開発がのびた結果360の発売が翌2005年に迫っており、発売しても長期にわたって運営できる見込みがなくなったからではないか」あるいは「当時のレベルファイブ社内に、MMORPGを運営できる能力や体制がなかったからではないか」などという説がある。 レベルファイブはのちに本作の意志を継いだ作品として『ファンタジーライフ』を発売している。 Xb 加奈~いもうと~(パンサーソフトウェア) D.O.から発売された18禁PCゲームの家庭用移植版。予約受付までなされていたが、発売延期に伴い返金・ソフト引換券の無料贈呈(+希望者にはPC版のリメイク版無料贈呈)がなされた。 しかし、その後「現在のXbox市場では発売しても制作費の回収は困難」との判断により発売中止となった(延期の際に「必ず発売を致します」としていたにもかかわらず)。 なお、公式サイトはその発売中止当時の状態で現在も閲覧可能。後に2010年にサイバーフロントからPSPでリメイクされた。 Xb 戦場の出前持ち(マイクロソフト) Xbの日本発売当初から発売予定リストにあり、2002年のTGSのトークイベントでは2003年発売と告知された。 『パラッパラッパー』などに関わった伊藤ガビン氏と漫画家タナカカツキ氏が手がける、ユルくて毒気のある一風変わったアクションゲームになる予定だった。 360 ガン★ロコ(スクウェア・エニックス) スクエニが発表した洋ゲーテイストの強い完全新作マルチ対戦アクション。2010年夏に発表され同年TGSでは試遊展示もされたが2011年春に開発中止となった。 360 クライオン(AQインタラクティブ/ミストウォーカー、アートゥーン、キャビア) 2007年にAQインタラクティブが発表した、360超大作RPG。坂口博信氏率いるミストウォーカーの360専用RPG第3弾。 開発は順調に進んだものの、メーカーの諸事情等が重なり、2008年11月に開発中止となった。 その後、2014年12月に突如としてPVがYouTubeにアップされたが開発再開の報はない。 360 大戦略PERFECT~戦場の覇者~(システムソフト・アルファー) KOTY2010携帯機次点に輝いた同作の据置機リメイク。 PS3版と同時発売の予定であったが、2013年後半になって公式サイトから「Xbox 360」の文面が突如消える。 PS3版は10回にわたる延期の末2014年2月に発売されたが、360版については中止に関して公式からのアナウンスやコメントは一切なく、事実上無かったことにされた。 360 DEAD OR ALIVE CODE CHRONOS(テクモ) Xbで存在が明かされた『DEAD OR ALIVE』の新作タイトル。しかし、詳細は全く語られず2005年にTeam NINJAの部長(当時)・板垣伴信氏に360で発売するという告知がされた…のだがやはり詳細は一向に明らかにならなかった。 そして、2010年11月5日のTeam NINJAへのインタビューの際、早矢仕洋介氏は「実際に発表当初から、いろいろな構想としてみなさんにお伝えしていましたけど、実際に開発がTeam NINJAの中で動いたことはまったくなかったというのが事実です。あくまで構想レベルの段階でした」とコメントしており正式に発売中止が打ち明けられた。 360 フレームシティ(バンダイナムコゲームス) 旧ナムコ側で制作されていた360参入第1弾タイトル。Unreal Engineを使用したTPS作品として当時のゲーム雑誌や各ゲーム情報サイトでも取り上げられていたが突如立ち消えとなった。その詳しい理由は明らかになっていない。 One ぎゃる☆がん りたーんず(インティ・クリエイツ) シリーズ10周年記念に1作目の『ぎゃる☆がん』を追加要素を盛り込みつつリマスターした作品。 Switch版とSteam版に関しては予定通り発売されたのだが、One版はMicrosoft社との協議の結果、共通の表現で発売出来ないという事で発売中止に。 1作目は元々360独占での発売だったので世知辛い話である。 最初に移植版が発売され2作目以降もメインのプラットフォームだったSONY系のハードに到っては、昨今の規制事情を踏まえてか発売の予定すらない。 One Call of Duty Advanced Warfare 吹き替え版(アクティビジョン/スクウェア・エニックス) シリーズの開発体制に新規参入したSledgehammer Gamesが手掛ける『Call of Duty』シリーズの11作目。 当時はスクエニがシリーズのローカライズを担当しており、音声仕様が異なる字幕版と吹き替え版の2種類が発売されていた。 しかし、何故かOneの吹き替え版のみ発売日未定のまま発売されなかった。公式サイトには商品番号とJANコードの記載はあるものの、その下の一覧にはOneの吹き替え版が載っていない。 『Call of Duty』シリーズは翌年の『Black Ops 3』からローカライズの体制が変わったので、そのことも影響している可能性がある。 One Scalebound (マイクロソフト) プラチナゲームズ開発によるアクションRPG。 2014年のE3のMSカンファにて発表され、その後4人CO-OPやドラゴンとの共闘などのプレイアブル動画も公開されていたが、結局2017年1月に開発中止が発表された。 2019年2月に「任天堂がタイトル復活に関心を示している」という噂が流れたが、以降は情報が途絶えている(参照)。 開発中止の経緯はこの動画でプラチナゲームズの神谷英樹氏が語っている。 + プレイ映像 One 黄昏ニ眠ル街 (Orbital Express) 2021年4月にPC向けに発売された作品の移植版。同年6月にPS4/Switch版と共に発表された。 2022年1月にOne版のみ技術的な問題で移植を断念することが発表された。 One DEAD RISING Dia de los Muertos(カプコン) 現在は閉鎖されたカプコンバンクーバーが開発していた『DEAD RISING』シリーズの最新作。リークされた映像ではボタン表示がXboxのものなので、少なくともOne版は計画にあったものと思われる。 元開発者によるとメキシコを舞台に『2』の主人公だったチャック・グリーンが、電気を通す金属の義手を持った麻薬王と戦うストーリーだったとのこと。 しかし、前述のとおりカプコンバンクーバーは閉鎖され開発中止に。その後、2023年2月に元開発者によってプロトタイプ版の映像がリークされた。 + プロトタイプ版のプレイ映像 One ミステリートF 探偵たちのカーテンコール (MAGES.) 『ミステリート ~不可逆世界の探偵紳士~』の続編で、本作のリメイクとその続編『ミステリート2 ~フェアウェル・エンカウンター~』をセットにした『探偵紳士シリーズ』の完結編。 2014年5月27日に制作が発表されたが、2017年にプラットフォームがPS4/PSVに変わり、One版は開発中止となったものと思われていた。 しかし、その発表はリメイク版『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』のDLCで行われたものであり、公の場の公式発表自体は結局無く公式サイトもOne版のまま放置されていた。 そして、2021年11月に一旦の開発中止が正式に発表された。 『1』のリメイク部分は出来上がっていたらしく、ひとまずこちらをXSX/PS4/Oneで発売するとされており、『2』の今後は状況が整ってから改めて発表するとのこと。 One RPGツクールMV Trinity (角川ゲームス) 2018年11月15日にPS4/Switchで発売された作品の移植版。2019年初冬に発売延期していたが、同年3月11日に公式サイトに発売中止がより報じられた。 理由は明かされていないが、記事の通り発売済み機種版のバグの対処に追われたのに加え、2018年KOTY据置部門大賞を受賞した程の風評を挽回するのが困難であり、売り上げの見込みも絶望的と判断されたものと思われる。 PCE / FX PCE RPG原人(ハドソン) 『PC原人』を主人公としたRPGとなる予定だった作品。 雑誌の『PC原人』シリーズ特設連載コーナーにて「『PC原人』シリーズの外伝、シューティングゲームとRPGのどちらをやりたいか」という投票企画が行われていたが、票数でシューティングゲーム側に負けてしまい、結局企画自体が没になることに。 一方、同時に企画されていたシューティングゲーム側は『PC原人シリーズ PC電人』として発売され現在に至る。 PCE アドベンチャー オブ マミーヘッド(タイトー) サイドビューのアクションゲーム。雑誌広告によれば「199X年12月にニューヨークに悪魔の城が突然現れゴーストがあふれた。そこに現れたのが正義のミイラ、ブロム2世。悪魔の大王が復活する12月13日の金曜日まで6日間しかない。地球を救うために戦え。」という内容らしい。キャラクターイラストはコミカル調だった。 雑誌『PCエンジンファン』の各メーカーの近況報告の記事にて、芸者ウォーリアーズと共に「開発は進んでいないようだ」と書かれた程度で画面写真も出ずに消えた。 PCE アミューズ殺人事件(ハドソン) PCエンジン初期のカタログで「Vol.11」のソフトとして1988年3月発売予定になっていた。内容は不明だがタイトルからアドベンチャーゲームと思われる。 ハドソンから発売された初期のアドベンチャーゲームでは『定吉七番 秀吉の黄金』があるが関連性は不明。 ちなみに、1987年のエレクトロニクスショーでCD-ROM2のプロトタイプが展示された際は、ハドソンが作成した『大通公園殺人事件』というアドベンチャーゲームがデモ用ソフトとして使用されていた。 PCE 芸者ウォーリアーズ(タイトー) CD-ROM2専用。『ニンジャウォーリアーズ』をパロディ化した続編的作品。 前作で無事に生き延びたバングラーが土方のアルバイトで貯めた資金で再び権力を握ろうとし、それを察知したダディ・マルクが芸者型パワードスーツを開発してそれを着た主人公(男性)がバングラーに立ち向かうといった内容の予定だった。 タイトーの情報チラシによれば、武器は苦無と手裏剣ではなく、芸者らしく三味線のバチとかんざしで戦う設定だった。また、「芸者プロテクターを着れば普通の女の子がたちまち芸者ウォーリアーズに変身」とあり、上記の情報と食い違う点も見られる。まだしっかりと情報が定まっていなかったと思われる。 ゲーム画面そのものは雑誌にすら公開されなかったが、当時のCSGショーでは主人公のCGが表示されたアイキャッチとただ画面を横切るだけの雑魚キャラが表示されるデモプレイが公開されており、それによると他のタイトー作品のキャラの登場も予定されていた。 PCE 5人用ブロックくずし(ハドソン) PCE初期のカタログで「Vol.15」のソフトとして1988年3月発売予定になっていた。マルチタップ販促用に企画されたソフトと思われる。 PCE Jリーグパワースタジアム(ハドソン) アーケードカード専用ソフトでサッカーゲームを発売する予定であることが『電撃PCエンジン』1995年8月号に掲載されていたが、中止に。 1995年当時の実在するチーム・選手・スタジアムが使用される予定だった。 PCE 神聖刻紀 ブリーダーズ・ワース(メサイヤ) TRPG『ワースブレイド』や、小説『聖刻1092』と同じ「ワース・プロジェクト」の一環として発売が予定されていたソフト。画面写真の無いイラストのみのチラシが作られた。1991年冬に発売予定と明記されているが、世には出なかった。 ソフトの具体的な内容は紹介されていない。「ワース・プロジェクト」関連のゲームは後に2回発売されているが、それらとはまた、原作シリーズが異なる。 開発中止後の1994年に小説がログアウト文庫より上下巻で発売された。ゲーム版の設定資料(キャラクター・操兵デザインなど)の一部が掲載されている。 PCE スプレンディド・サーガ(メサイヤ) 4人パーティー制のファンタジーRPG。フィールドは2Dでダンジョンは『ダブルダンジョン』を流用したかのような3D、戦闘はコマンド選択式。雑誌広告によれば4メガでバックアップメモリ対応。キャッチコピーは「その時…街は裂け、闇が訪れる。」 ゲーム誌の第一報では「SPLENDOR (スプレンダー)」というタイトルだったが、後にタイトルが変更された。紹介記事に開発状況は70%と書かれていたが、発売されなかった。 ヤフオクにチラシが出品されていた。裏面の上半分がプロモーションスケジュールの表だったので、業者向けの物だったと思われる。 PCE スペースファンタジーゾーン(NECアベニュー) セガの『スペースハリアー』をベースにした3Dシューティングに、『ファンタジーゾーン』のキャラや世界観をミックスしたPCEオリジナル作品。 ほぼ完成していたようで、開発会社から流出したサンプルROMを元に作られたコピー品が多数出回り、秋葉原のゲームショップやネットオークションなどで取引されていた。 このため、検索すると実際には発売されていないソフトにもかかわらずスクリーンショットや動画が現れる。 この件に関して、プロデューサーだった多部田俊雄氏が「市場に出回っている物は全てパチ物」とゲーム雑誌で回答している。 サンプル版をプレイしたことのある岩崎啓眞氏によると、「つまらなくはないがこれは売れないな」という作品だったようである。 雑誌では一応、発売日が近づく・上位周辺機器が発表される度に延期を繰り返す(Huカード → CD → SCD)形で長期にわたって発売予定一覧に載り続けたことでも知られている。 告知から発売中止までの詳しい経緯はTwitterの投稿にまとめられている。 PCE ダイノフォース(ユニポスト) 同社の『サーカスライド』と同様に書店のみで販売予定だったSTG(参照)。 PCE チキチキグランプリ(ハドソン) 画面が上下二分割された横スクロールバイクレースゲームを発売する予定だったが、発売されず(参照)。 レース中はアイテムを使用することで相手の走行を妨害できるという『マリオカート』シリーズのような内容。 PCE チャイニーズヒーロー(カルチャーブレーン) 同社の看板タイトルである『スーパーチャイニーズ』の原型である、アーケードのアクションゲーム。『マル勝ファミコン』の付録のゲーム発売予定リストなど極限られた情報しか確認されていない。 カルチャーブレーンがPCEに参入していた事を示す貴重な記録とされている。 PCE バトルジャングラー(コナミ) 1981年にアーケードで発売されたアクションゲームのリメイク。5人対戦モードを搭載。 1993年12月に秋葉原のLaOXで開催された「コナミPCエンジン祭り」にゲーム大会用ソフトとして登場。 出展時には「扱いを検討中」として、商品化の予定は不明だったが、タイトル画面に「1992」と表示されていたり、1Pモードのストーリーデモも一部確認出来たりと、商品化を目指して作られていたことが窺えた。 PCE PCココロン(シュールド・ウェーブ) 1991年5月3日にタケル(*21)からFCで発売された『ココロン』のリメイク版。夢の世界を冒険するアクションゲーム。 当時のゲーム雑誌にはレビューが掲載されていたのとサンプルROMの存在(*22)により一応完成していたと思われるが、なかなか発売されない状況が続き(*23)、1994年頃に会社が倒産した影響により中止に。 メガCDでも『ポップンランド』というタイトルでリメイク版を発売する予定だったが、こちらも発売中止に。 同社から他にも『インペリアルフォース』を発売する予定だったが、こちらも発売中止に。 PCE 魔法の少女シルキーリップ 三人の女王候補(日本テレネット) 原作は1992年6月19日にメガCDで発売されたアドベンチャーゲーム。PCEに移植する計画があったが、発売されず。 詳しい経緯は遠藤正二朗氏がTwitterでコメントしている(参照)。 ある程度完成していたようで、検索するとサンプルROMによるスクリーンショットや動画が現れる。 日本テレネット消滅後は、版権を引き継いだWaffleからPC用アダルトゲーム版が2008年3月28日に発売された。 PCE 迷宮島Special(アイレム) 同社のアクションパズル『迷宮島』の移植。1991年3月に6,700円で発売予定と宣伝されていたが発売されなかった。 同時期に発売された『レジェンド・オブ・ヒーロー・トンマ』と共に同封のアンケートはがきで賞品が当たるキャンペーンを行い、3つのコースのうちキックルコースでは本作の主人公であるキックル君のぬいぐるみが1,000名に当たるという広告も展開していた模様。そのキャンペーンがどうなったかは不明。 PCE もってけたまご(ナグザット) 発売予定だったが突然中止となる。しかし、後に雑誌『PCエンジンFAN DELUXE 第2号』の付録で本作の製品版が丸々収録され、意外な形で日の目を見る運命となった。 後に同社からPS/SSで『もってけたまご With がんばれ!かものはし』が発売された(*24)。 PCE モンスターメーカー 神々の方舟(NECアベニュー) 『モンスターメーカー 闇の竜騎』の続編(というより後編)として発表されたが、延期続きの上に開発中止となる。 プロデューサーの多部田氏は『ゲーム職人 第0集』という書籍のインタビューで「CGや音声、スクリプトもストーリーも全部出来ている」と答えている。 ただし、同氏は業界内で「完成していても発売しない事を決断する人」と評されており、今作もそのようになったと推察されている。 PCE ワードナの森(NECアベニュー) NECアベニューのPCE参入第1弾になるはずだったソフト。オリジナルはタイトー(東亜プラン開発)のアーケードゲーム。 元々オリジナルが人気作ではなかったこともあり、発表時点でのユーザの反応は芳しくなかった。そんなこともあり、延々発売延期が繰り返されようやく発売が中止になっても特にこれといった反響もなかった。 なお、発売まで漕ぎ着けられなかったのは下請け会社の開発力不足が主要因であった。この発売中止が元で一部では『ワードナの樹海』と揶揄された。 PCE/PC-FX 天外魔境III(ハドソン) 元々PCEで発売する計画であったが、すでにハードが末期であり普及台数にこれ以上の上積みが見込めないと上層部が判断したため、次世代機「PC-FX」のキラータイトルとして仕切り直されることとなった。 しかし、PC-FXのソフト開発(主にアニメ関連)に予想以上に制作費がかかった(*25)ことや、本体そのものの販売不振により、そのままたち消えとなってしまった。 当時の『電撃PCエンジン』の記事によると、シナリオのプロットは既に出来上がっていたという。 後にPS2ソフトとして復活するが、PC-FX版で使われる予定だった桝田省治が手がけたシナリオは、権利関係の問題が生じて使う事が出来なかった上に、新規に作られたシナリオの評判は悪く、ゲーム自体も微妙な作りで、評価も低い。 なお、使用出来なかったシナリオは小説『ハルカ』として日の目を見ている(PS『俺の屍を越えてゆけ』と関連付けもされている)。 + プレイ映像 http //www.nicovideo.jp/watch/sm22086702 その他の据置機 3DO HAKONE TOWER(東芝EMI) 94年12月16日に発売予定だったとされる3DOソフト。開発はフェノメナエンターテインメント。当時の深夜バラエティ番組を意識した、低価格ミニゲーム集だった。 今作は同年12/1発売の3DOマガジンに記事があり、同誌の付録ディスクに体験版まで収録されていた。発売寸前に中止となった理由はわかっていない。 体験版は「猫丸回転寿司」というミニゲームのみプレイ可能となっている。 画面左では回転寿司を猫が食べていて、右には猫の胃袋が描かれている。ここに寿司が次々と放り込まれるので、落ちものパズルの要領で消していく……という、何とも言えないゲームであった。 他にもジャンケンを3回するだけの「魔拳王伝説」や、コントのノリで繰り広げられる占い・英会話のコーナーなど、良い意味でしょうもないゲームを色々と取り揃えていたらしい。 もし発売されていたら、謎ゲーとして伝説になっていたことだろう。 その後、発売元の東芝EMIは3DOで翌月に『マカロニほうれん荘 インタラクティブ』を発売している。 3DO 妖怪人間ベム(バンタン) 1995年春発売予定だったソフト。テレビに忠実なシナリオADVとして発売予定だった。 OP完全収録に加え、PC向けスクリーンセーバーも付属していたと言う。 システムは「カードバトルで戦闘する」ということのみ判明している。 3DO メタルギア3(コナミ) 以前にMSX2で発売された『メタルギア2 ソリッドスネーク』の続編となるはずだったソフト。 3DO系ゲーム機専用タイトルとして1995年に入って開発が始まり、当時一部のゲーム雑誌で発売計画が伝えられた。 当時既に、SSやPSと言ったライバルハードが発売されたことで3DO市場が低迷していたことに加え、同年に起こった阪神淡路大震災が追い打ちとなり、本作の開発は間もなく凍結。 その後、3DO社がハード事業から撤退したことを契機にプレイステーション向けソフトとして作り直されることとなり、1998年に『メタルギアソリッド』と名を変えて発売された。 3DO テレビのツボ 迷プロデューサー伝説(日本アソビプランズ) かつてMBSで放送されていた関西のローカル番組「テレビのツボ(*26)」をゲーム化した作品。 プレイヤーは同番組のプロデューサーとなり実際の番組制作費と同じく50万円で、スタッフや出演者をかき集めて企画を立案し番組をMBSから全国ネットに成長させるのが目的のADVだったようである。 発売日が1995年10月に決まると、地方番組のゲームでありながら各ゲーム雑誌などに大々的に広告が展開され、果ては日経産業新聞にまで広告が掲載されていた。 このようにかなり出来上がっていた筈なのだが、突然発売が未定になりそのまま発売されることは無かった。 開発費や広告費は確実に番組終了までの715回分の制作費を超えていたと思われる。 3DO ハウスキーパー 全年齢向けの横スクロールアクションゲーム。大きな家のお手伝いをしている子供が主人公だったという。 3DOでは数少ないジャンルの作品だったが、残念ながら発売されずに終わった。 当時3DOマガジンに付属していた体験版でのみプレイ可能。 M2 Dの食卓2(ワープ) 3DOで好評を博した『Dの食卓』の続編。情報初公開は『3DOマガジン』95年7-8月号。この誌面では「D」と書かれた横に胎児が映っている見開き広告が載せられていた。 一見すると『Dの食卓』の広告に見えるのだが、ページをめくると「2」と書かれた見開きが登場し、続編発売決定をプレイヤーに知らしめるという強烈なインパクトを与えるものであった。 その後も墜落する飛行機の喧騒、串刺しにされる人々など、強烈な絵面を映し出した見開き広告が印象的にアピールされていた。 プロモーションビデオは各種ワープ作品に収録され、内容は新たな命を授かったローラが飛行機事故に巻き込まれるというもの。 また、途中には前作の回想も差し込まれ繋がりが示唆されており、実際作中では前作の様々な謎が明かされる予定だったとされる。 飯野氏はこの時期にドイツの古城に旅行していたが、その時見た仕掛けも「120%採用する予定」とされていた。 3DOマガジン最終号で行われたインタビューによると、ゲーム内容はポリゴン版『プリンス オブ ペルシャ』だったとされる。 このインタビューでは詳細なあらすじも公表されていた。 今作は前作の1年後からスタートするんだけど、一転舞台は中世のトランシルバニアに飛ぶんです。ある城主がいて、この人がいわゆるDな人なんですが、子どもができなくて悩んでいる。何やってもダメなもんだから、ついに悪魔との契約に走る。いたずら好きの悪魔はどっかから新しい魂を持ってきてやると約束する。ローラが妊娠しているのは、すでに出ている画面写真でわかりますよね。ローラの飛行機は墜落し、トランシルバニアでは赤ちゃんが産まれると。ここからゲームが始まっていく。 しかし、対応ハードのM2が発売中止となってしまい、それに伴って今作の企画もお蔵入りとなった。 その後はDCで同名タイトルのソフトが発売されたが、中身は別企画の没プロットの流用となっており、プレイヤーからの混乱と困惑を招くことに。 NG 神竜戦記(アステック21) 家庭用NG初の完全オリジナル格闘ゲームとして発表、当時の専門誌である『ネオジオフリーク』でも大々的に特集が組まれたが、その後は音沙汰無くお蔵入りに。 なお開発ROMは流出されている模様で、中野のまんだらけで展示されている。 [部分編集] 完全発売中止(海外) NES SimCity (任天堂) 同名PCゲームの移植版。同じく任天堂が発売したSFC版が有名だが、海外では日本よりもSFCの発売タイミングが遅れる見通しだったために、そのタイムラグの間に販売する物としてNES(海外版FC)向けのソフトとして制作されていた。 しかし、SFC本体が国内発売から約10ヵ月後に北米でも販売開始できたためか、結局SFC(厳密には海外版SFCであるSNES)版のみで十分と判断されたのかこちらはお蔵入りになった。 後に開発中ROMが流出しており、ほとんど完成に近い状態まで作り込んでいたことが明らかになっている。 N64 Carnivalé Cenzo s Adventure(Terraglyph Interactive Studios) ティム・バートン監督のアニメ映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のアートディレクターを手掛けたディーン・テイラー氏によるアクションゲーム。同じく氏が監督を務めた同名のアニメ映画が原作となっている。 1999年のE3にてお披露目されたのだが、その後にTerraglyph社が経営難に陥り発売中止となった。 映画自体もTerraglyph社による製作だったのだが上映規模が大幅縮小、ヨーロッパのごく一部地域のみでの上映となったらしくほとんど情報がない。 E3で使用されたROMは長らく行方不明だったが2022年に発見され、ネット上にプレイ映像がいくつか公開されている(参照)。 N64 DINOSAUR PLANET(レア) 64末期にレア社が開発していた3Dアクションゲーム。 最終的にGCソフトへ開発が移行し、『スターフォックス』シリーズのキャラクターを使用した『スターフォックス アドベンチャー』として世に出回ることになるが、その理由としては、宮本茂氏曰く「『スターフォックス』の3作目にしたらどうか」と冗談で言ったためとのこと。 GC Pickles(Santa Cruz Games) 映画系のキャラゲーを手掛けていたカリフォルニア州サンタクルーズのゲームメーカー、Santa Cruz Gamesが開発していた一輪車に乗った猿を操作するアクションゲーム。 Game Connection 2006で展示されたきりお蔵入りとなっていたが2023年に開発中のROMが発見された。 GC Retro NFL Football GC Car Combat GC Raven Blade(RetroStudios) 任天堂より出資を受けたレトロスタジオが開発していた作品群。それぞれアメフト、車を用いた対戦ゲーム、ARPGとなっている。 いずれもクオリティは低かったらしく、最終的に任天堂はこれらのプロジェクトを全て中止させ『メトロイドプライム』の製作に一本化させた。 Wii ゼルダの伝説シリーズ関連作品(任天堂/RetroStudios) 任天堂傘下のレトロスタジオが開発していた『ゼルダ』で、Wiiリモコンを用いる体感操作ゲームとして開発されていた。 特筆すべきは世界観で、『時のオカリナ』でリンクがガノンに敗北した後の話で主人公もリンクではなくシークという衝撃的な設定だった。スタッフ曰く、ゼルダ史上もっともダークな作風になる予定だったとのこと。 ところが試作版への任天堂からの評価が芳しくなく、手直ししている最中にレトロスタジオの主力スタッフが複数名辞職してしまいプロジェクト続行困難となり開発中止さぜるを得ない状況に陥ってしまったとのこと。 Switch Seasons of Heaven(Any Arts Production) Switch発売前に、本体の名称やコンセプト映像が公開されてから間もなく紹介されたゲーム。 同名の小説を元にした3Dアクションゲームらしく、開発元は「Switch独占ソフト」と謳いスクリーンショットやPVを早い段階から公開していた。 ところが、当の開発元が任天堂から開発キットを受け取っていなかったどころか、任天堂とは全く接触すらしていなかったことが判明。それどころか公開されたPVがマルチプラットフォームゲームエンジンの1つである「Unreal Engine 4」のデモ映像を流用して作っただけの代物だったことも発覚。さらには元ネタの小説も開発者自身が実費で出版したものだったことが明らかとなる。 この時点でどう見ても真っ当なゲームとは言い難いが、なぜこのようなことになったかと言うと、開発元のAny Arts Productionは会社の資金が尽きかけたためにとりあえずデモを流用したPVのようなものを作り、パブリッシャーに拾われることでどうにか資金援助を受けようとしていた模様。 そんな中で任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch」の詳細が明かされ世界的に注目を集めていたため、それに便乗する形で「Switch独占ソフト」を謳って自身も注目を集めようと画策した…ということである。 当然ながらこれらが発覚した直後にネット上では大炎上。任天堂は本作に対しては一切ノータッチである。 このような経緯もあり、とてもではないが本作が完成されたソフトとして発売されることは有り得ないだろう。 GEN Time Trax(Black Pearl Software) 93年から94年にかけて米国で放送されていた同名のテレビドラマを原作とした横スクロールアクション。SNES版は発売されたもののGEN版は完成していながら未発売となっていた。 GEN版はBGMを『SILVER SURFER』や『ソルスティス』などで知られる海外のゲーム音楽作曲家の重鎮の1人、ティム・フォリンが担当。かつて氏のサイトで本作のタイトル画面のBGMが公開されていた。 それから20年後の2013年、本作のプロトタイプ版が発見されゲーム内容はもとより幻となっていたBGMの全貌が明らかとなった。 この作品のために友人のサウンドプログラマーと専用のサウンドドライバを製作したほどの拘りようで、その音の重厚さはメガドライブを超えていると言っても過言ではない。 + 圧巻のサウンドトラック SS Eternal Champions The Final Chapter(セガ・エンタープライゼス) MDからSSへの移行期に発表されたエターナルチャンピオンズの3作目にして最終作になる予定だった作品。 打ち切りになった理由は第2作の『Eternal Champions Challenge from the Dark Side』(日本未発売)・媒体であったメガCD両方の商業的不振、及びSSから『ストリートファイター』や『Mortal Kombat』といったライバル作の移植、日本SEGAから『バーチャファイター』の開発を打診される…など「当シリーズが利益を生み出せるものではなくなった」という判断ゆえによる。 ゲーム雑誌による開発時点の内容では、使用キャラを2人にした2vs2形式・約30近くあるマルチエンディング・「混沌の世界」と言われる敵対勢力・当シリーズのラスボスである「エターナルチャンピオン」に第三の存在が現れる…などが記されていた。 SS/32X Sonic X-treme(セガ・エンタープライゼス) ソニックの3Dアクションゲーム。最初期はスーパー32Xのソフトとして開発していたが、スーパー32Xのハードスペックでは本来の仕様が実現できなかったことからSS用の3Dアクションゲームとして作り直しに。 ゲーム画面は魚眼レンズ状の3D画面で開発中のゲーム画面が雑誌でも紹介され、発売は1996年のクリスマスを予定していたが本作のスタッフがこのプロジェクトを離れたり、残ったスタッフの疲労のため発売中止となり、急遽本作に代わってSS版『ソニック3Dブラスト』が発売された。 開発中のゲーム画面には7つのステージとDr.エッグマン、ファング、メタルソニックといったボスキャラが確認できる。 DC Castlevania Resurrection(コナミ/KCEK) 『悪魔城ドラキュラ』シリーズ。公開されていた画像を見るに、N64の『悪魔城ドラキュラ黙示録』のような3Dアクションと思われる。 アメリカのコナミが開発を行っていた。 シモン・ベルモンドが登場する1作目『悪魔城ドラキュラ』の直前の1666年が舞台。 プレイヤーとなる主人公は2人存在し、1人は黒歴史『漆黒たる前奏曲』の主人公だったソニア・ベルモンド。もう1人は19世紀のイギリスでドラキュラ伯爵と対決する運命を逃れ、1666年のドラキュラ城にタイムスリップしソニア・ベルモンドの元で引き取られたビクター・ベルモンドという新キャラクターだった。 発売中止はゲーム開発を行っていたアメリカと日本の日米両方のコナミの開発陣の不仲や、DC自体売れずPS2が出た事の影響。同時期にジャレコが稼働した模擬ゲーが原因で、このゲームを含む発売予定していたDCのゲームも発売中止に。 2021年4月に開発中ロムが発見された(参照)。 余談だが、日本国内でのコナミはDC本体の生産終了が決まった途端に、発売予定だった全てのDC用ソフトを発売中止にした。 + 日本国内でのコナミの発売中止タイトル タイトル 備考 ウッディ・ウッドペッカーレーシング PS/GBCのみ発売 エイジ・オブ・エンパイア2 PS2のみ発売 グリンチ GBCのみ発売2022年にDC版のデータが開発機から発掘された(参照) ハムナプトラ ~失われた砂漠の都~ PS/GBCのみ発売 PS Superman(Titus Interactive) 64屈指のクソゲーとして知られる『スーパーマン』のゲームのPS移植版。 評判の悪かった同作を一から作り直したもので公開されている映像から見ると同作の問題点はある程度改善されていたようだが、権利関係の都合でお蔵入りに。 PS Thrill Kill(Paradox Development/Virgin Interactive) 海外の3D格闘アクションゲーム。出荷の数週間前という不自然なタイミングで発売中止となったが、その決定的な理由ははっきりとしていない。英語版ウィキペディアの本作の記事に、「陰惨なゲーム内容と発売元の方針のズレ」などいくつかの情報が記されるに留まっている。 完成品に近いと思われるプレイ可能なISOイメージファイルが外部に流出した事で、未発売ながらネット上ではおおよその中身が発覚し、プレイ動画もアップロードされている。 その内容は、キャラクター設定から技のモーションまで不謹慎表現の塊で、『Mortal Kombat』シリーズの「究極神拳(フェイタリティ)」のような決め技もある。 発売前のパッケージ画像ではESRBレーティング表示は「M」だったが、前述の不謹慎表現からかもっとも制約の多い「AO」に変更された(*27)。 後に、本作のシステムを一部流用し残虐演出も多数盛り込んだ『ウータン・ショウリンスタイル』という3D格闘ゲームが作られた。 + プレイ映像 ※グロ注意 PS2 Maximo 3(カプコン) カプコンUSAの社内開発スタジオであるCapcom Production Studio 8が開発した『マキシモ』とその続編2作『魔界英雄記マキシモ』の3作目のゲーム。 2作の『魔界英雄記マキシモ』の売り上げが悪く開発が中止された。 副題は『Maximo and the Phantom Tower』であったと、当時のデザイナーであるスコット・ロジャー氏が語っている(参照)。 前作『マキシモ』と『魔界英雄記マキシモ』よりも自由度があってオープンワールドタイプの、よりボリュームがあるゲーム内容であった。 どのようなゲームプレイとストーリーであったかは、この動画にまとめられている。 『魔界英雄記マキシモ』のエンディングで続編を暗示する展開(俗に言うクリフハンガー)となっていたが、今作が開発中止となったため事実上の打ち切りエンドとなっている。 PS2 Final Fight Seven Sons(カプコン) カプコンUSAの社内開発スタジオであるCapcom Production Studio 8が『ファイナルファイト』の新作としてPS2専用に開発していた3Dのベルトスクロールアクションゲーム。 トゥーンレンダリング調のグラフィックとレールカメラによるアクションゲームとして開発していた。ゲームシステムにステージにある一部の建物に出入りして闘ったり、「怒りゲージ」と呼ばれるゲージシステムがあり、敵を攻撃していくことで蓄積され、ゲージが満タンになると特殊な超必殺技が使えるなど、『ファイナルファイト タフ』の「スーパーメガクラッシュゲージ」の様なゲームシステムなどがあった。 開発中のゲーム映像を上層部からゲーム自体は面白いとゲーム内容は評価されたが、アメリカのマーケティング的に見た目がダメだとか『ファイナルファイト』の新作として斬新さがないとダメ出しをくらい、開発陣がその上層部のメッセージが「このゲームはクソだ!ダメだ!作り直せ!」と言う意味で言ったんだと誤解して、開発が打ち切りとなってしまった。 代わりに開発されたのが『ファイナルファイト・ストリートワイズ』だった。 ゲージシステムなど一部のゲームシステムなどが使われている。 しかし、『Final Fight Seven Sons』の開発打ち切りしてまで新たに開発、発売に踏み切った『ファイナルファイト・ストリートワイズ』であったが評判が悪く大コケの失敗作となり、開発元のCapcom Production Studio 8もスタジオ閉鎖と言う結末を迎えた。 PS2 DeVargas(カプコン) 『ファイナルファイトリベンジ』(AC/SS)を手掛けたカプコンUSAの社内開発スタジオ、Capcom Production Studio 8が開発していたアクションアドベンチャーゲーム。 主人公は囚人で『ASSASSIN S CREED』に似た感じのゲームで、初期設定は敵から脱出するステルスアクションゲームを当初考えていた。後に探索と近接戦闘に重点にしたゲーム内容に設定されていた。 Capcom Production Studio 8は『魔界英雄記マキシモ』の発売直後、『マキシモ』の第3作である『Maximo 3』と、『ファイナルファイト』の新作『Final Fight Seven Sons』に、この『DeVargas』を加えたPS2の新作ゲーム3作の開発に取り掛かっていた。 結局、『Maximo 3』も『Final Fight Seven Sons』もこの『DeVargas』も開発中止を余儀なくされ、Capcom Production Studio 8が開発出来たのは『ファイナルファイト・ストリートワイズ』だけであった。 この『DeVargas』は稲船敬二氏が開発中止を決定するまでの僅か3~4ヶ月ほどしか制作されていなかった。 『Maximo 3』と『Final Fight Seven Sons』は開発中のベータ版のゲーム映像があり、かなりゲーム開発が進んでいたが、『DeVargas』はコンセプトアートの時点で開発が中止されたためにゲーム映像すらもない。 PS3 AGENT(Rockstar Games) 2009年のE3でPS3専用タイトルとして発表された東西冷戦期を舞台としたスパイアクション。PS3独占の理由はDVDの360では容量不足だったからだとか。 発表以来一切音沙汰が無く、2018年11月に商標そのものが手放されたうえ2021年10月には公式サイトから商品ページが削除されたため、事実上の開発中止だと思われる。 ちなみに、使用予定だったアセットの一部は同社の『Grand Theft Auto V』に映画のセットとして登場しているとのこと。 PS3/360/Win Brothers in Arms Furious 4(ユービーアイソフト/Gearbox Software) 第二次世界大戦を舞台にしたFPS『Brothers in Arms』シリーズの最新作。4人でのCO-OPを主体としたシリーズの異色作として発表された。 しかし、あまりにも異なる作風にシリーズのファンが猛反発し大炎上。結果として発表から1年ほどで商標が破棄され、新規IPとなることで開発中止となった(参照1・参照2)。 なお、この『Furious 4』は後にGearbox Softwareが開発したヒーローシューター『Battleborn』となったことが、後に同社のCEOであるRandy Pitchford氏への公式インタビューで明らかとなっている。 ちなみに、現在『Brothers in Arms』シリーズは途絶えた状態にあるが、Pitchford氏は現在もシリーズの開発に取り込んでいると話している。 + プレイ映像 ※グロ注意 PS3/360/Win Call of Duty Devil s Brigade(アクティビジョン/Underground Development) 世界的な人気を誇るFPS『Call of Duty』シリーズのスピンオフ。2007年にInfinity Wardが『Call of Duty 4 Modern Warfare』を開発している最中、シリーズ初のTPSとして極秘に開発されていた。 舞台は第二次世界大戦で、「悪魔の旅団」として恐れられた実在のアメリカ軍・カナダ軍合同特殊部隊の戦いが描かれる予定だったが、『CoD4』の世界的ヒットを受け2008年に開発中止となった。 PS3/360/Win Call of Duty Roman Wars(アクティビジョン/Vicarious Visions) 上記と同じ『Call of Duty』シリーズのスピンオフだが、こちらは古代ローマが舞台となった異色作。開発は『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』を手掛けたActivision傘下のVicarious Visions。 内容はユリウス・カエサルの第10軍団エクェストリスを中心に、前線の兵士からカエサル自身まで複数のキャラクターがプレイアブルになるTPSのアクションアドベンチャーになる予定だった模様。 開発中止後にユービーアイソフトに持ち込んで『Roman Wars』として開発が継続されていたようだが、日の目を見ることは無かった。一応、Unreal Engineで作られたプロトタイプ版の映像はある。 + プロトタイプ版のプレイ映像 PS3/360 Call of Duty Future Warfare(アクティビジョン/Neversoft) 上記2作とは異なりシリーズのメインタイトルが予定されていた作品。開発は『Ghosts』のエイリアンモードを担当し、後にInfinity Wardと合併したNeversoft。 コードネームは「NX1」で、本来は2013に発売された上記『Ghosts』の代わりにリリースされる予定だったらしいので、少なくともPS3/360版は計画にあったものと思われる。 2024年1月に元Infinity WardのデザイナーであるBrian Bright氏が自身のSNSでこの作品の開発映像を公開。その後、別の人物がマルチプレイ映像なども投稿し話題を呼んだ(参照)。 ちなみに、内容は月面などの宇宙空間を舞台にしたものであるが、2016年には実際に宇宙を舞台にした『Call of Duty』シリーズの13作目『Infinite Warfare』が発売され大炎上している。 PS3/360 Mortal Kombat X(NetherRealm Studios) 残虐表現がウリの対戦格闘ゲーム『Mortal Kombat』シリーズ10作目。 当初はPS3/360版の発売も予定されていたが、PS4/One版に集中しさらなるクオリティアップを図るという理由で発売中止に。 PS3/360 PREY 2(Bethesda Softworks/Human Head Studios) 2006年に360/Winで発売された『PREY』の続編。2011年に発表されて以降は情報が途絶えたままだったが、2014年のPAX AustraliaにおけるBethesdaのPete Hines氏へのインタビューで開発中止が公式に発表された。 なお、2017年には設定と世界観を一新したリブート版『PREY』が発売されている。 + プレイ映像 PS3 Six Days in Fallujah(コナミ/Atomic Games) イラク戦争を題材にしたミリタリーシューティング。2004年にイラクのファルージャで起きた武力衝突をアメリカ海兵隊の視点で描いたTPSで、実際に戦闘を行った兵士が開発元に資料提供していることが話題となった。 2009年に開発が発表されたものの直後から批判が相次ぎ、程なくして発売元のコナミが販売権を放棄。以降もAtomic Gamesによる開発は続けられ2010年に完成するも、新たなパブリッシャーが見つからないままお蔵入りの状態になっていた。 その後、2021年2月にAtomic Gamesの元CEOであるPeter Tamte氏が設立したVicturaがパブリッシャーとなり、SteamにてアーリーアクセスのPCゲームとしてリリース。この際、ジャンルがTPSからFPSに変更された。 この開発再開が発表された後にも様々な批判が相次ぎ、開発自体も難航し一時は無期限の発売延期となっていたものの2023年6月に正式リリース。14年を経て日の目を見ることとなった(参照)。 PS3/360/Win Tom Clancy’s Rainbow Six Patriots(ユービーアイソフト) 2011年12月に発表された『Rainbow Six』シリーズの第7作。ニューヨークを舞台に「真の愛国者 (True Patriots)」と名乗るテロリスト達を倒すべく、チームを率いてミッションをこなしていくという作品だった。 発表以来情報が途絶えていたが、2014年6月に正式に開発中止が発表された。なお、『Patriots』で使用する予定だったエンジンは正式なシリーズ第7作である『Rainbow Six Siege』に流用された。 また開発中止にはなったものの、作品の世界では『Patriots』の事件が発生していたことになっている。 + プレイ映像 PS4/Win H1Z1(SCE/Sony Online Entertainment) 2014年4月に発表されたオープンワールドのゾンビサバイバルゲーム。当時のPSのゲームとしては珍しく最初からPCでの発売が予定されており、2015年1月にはSteamで早期アクセスが始まった。 しかし、早期アクセス開始から数ヶ月後に開発元がソニーから独立し、社名もDaybreak Gamesに変更されPS4での発売も未定となる。 その後、新たに実装されたバトルロイヤルモードが大ヒットし、これが後のバトロワブームへと繋がることになる。 これを受けて開発側は作品をゾンビサバイバル『H1Z1 Just Survive』と、バトルロイヤル『H1Z1 King of the Kill』の2作品に分割し、それぞれ別作品として開発が続行される。 そして、ゾンビサバイバル『Just Survive』は『H1Z1』のタイトルが外された後に開発中止となり、逆にバトルロイヤルは『King of the Kill』を外され『H1Z1』として2018年2月28日に正式リリース、最終的に発表時とは全く異なるジャンルのゲームとなってしまった。 PS4/One? Project Apollo(Monolith Productions) 映画『ダークナイト』3部作の世界を舞台にした『バットマン』のオープンワールドゲーム。開発時期を考えると、少なくともPS4/One版は計画にあったものと思われる。 アーカムシリーズと同じ戦闘システムで開発されていたが、発売元のワーナーが『バットマン』のゲームシリーズが2つも存在することに否定的だった模様(参照)。 その後、これを元に映画『ロード・オブ・ザ・リング』を題材にしたゲームを開発し、『シャドウ・オブ・モルドール』としてリリース。こちらは高い評価を得ている。 PS4 QUANTUM ERROR(TeamKill Media) 美麗なグラフィックが特徴のホラーFPS。当初PS5版のみが発表され、後にXSX/PS4版も発表された。 しかし、Unreal Engine 5への開発移行に伴いPS4版を実現するにはゲームの品質を大きく下げざるを得ないという判断から、PS4版のみ開発中止となった。 PS4/One Star Wars 1313(ルーカスアーツ) 若き日のボバ・フェットを主人公にしたアクションアドベンチャー。 E3 2012で発表されたが、ディズニーがルーカスフィルムを買収した後2013年4月に本作含むルーカスアーツの全てのプロジェクトが休止、開発中止となってしまった。 なお、この作品で使用される予定だったコンセプトは、後に「Disney+」向けに製作された連続テレビドラマ『ボバ・フェット / The Book of Boba Fett』で再利用されていると、当時本作の開発に携わっていたInsomniac GamesのゲームデザイナーGrant Parker氏が明言している。 + プレイ映像 PS4 Wild(SCE/Wild Sheep Studio) 2014年にPS4独占タイトルとして発表された、原始時代を舞台としたオープンワールドアクションアドベンチャー。 『レイマン』や『ラビッツ』を手掛けたMichel Ancel氏が、ユービーアイソフトに在籍したまま2014年8月に設立した「Wild Sheep Studio」のデビュー作として大きな話題となった。 断片的にしか情報が公開されていなかったが、既に開発中止となっていたことが2021年8月に同スタジオのJeff Grubb氏によって明かされた。 + プレイ映像 PS5/XSX/PS4/One/Win Tom Clancy s Ghost Recon Frontline(ユービーアイソフト) 『Ghost Recon』の最新作にして、シリーズ初となる基本プレイ無料・アイテム課金式のバトルロイヤルゲーム。 2021年10月の発表以来情報が途絶えていたが、1年も経たない2022年7月に開発中止が発表された。 同時期にはこの『Frontline』と『Splinter Cell VR』を含む4本のゲームが開発中止となったが、いずれも理由が金銭的な問題であること以外は明かされていない。 PS5/XSX/PS4/One/Win HYENAS(セガ/Creative Assembly) 「ハイエナズ」と読む。RTS『Total War』シリーズで知られるセガ傘下のCreative Assemblyが開発していたオンラインマルチプレイシューター。 2022年6月に発表して以降、定期的にベータテストが行われていたが、2023年9月28日にセガの欧州拠点におけるエンタテインメントコンテンツ事業の構造改革実施にともない開発中止が発表された。 PS5? Marvel s Spider-Man The Great Web(SIE/Insomniac Games) 『Marvel s Spider-Man』のスピンオフで、シリーズ初のマルチプレイタイトル。開発時期を考えると、少なくともPS5版は計画にあったものと思われる。 マルチバースを題材にしており、異世界の様々なスパイダーマン達と協力して巨大な敵に挑むという設定で、プレイヤーは最大5人の他プレイヤーと協力しながらミッション攻略する。 ライブサービス型のタイトルとして開発されていたようだが、SIEの方針転換により開発中止に。その後、2024年3月に制作済みだったトレーラーがリークされた。 One/Win Fable Legends(マイクロソフト/Lionhead Studios) 高い自由度を誇るアクションRPG『Fable』の最新作にして、シリーズ初の基本プレイ無料タイトルとして発表された作品。 非対称型のオンライン対戦モードを実装した意欲作としてE3 2014での発表以来期待されていたが、2016年3月に開発中止が発表され、開発元のLionhead Studiosも閉鎖された。 なお、このLionhead Studiosの閉鎖をマイクロソフトは後悔していることが、後の公式ドキュメンタリーで明かされている(参照)。 [部分編集] 国内のみ発売 ※リンクは国内発売のオリジナル版 NES Crash n the Boys Ice Challenge(テクノスジャパン) 『いけいけ!熱血ホッケー部すべってころんで大乱闘』の海外版。パッケージまで完成、ホッケー部員が運動会の熱血チームに差し替えられていた他、対戦相手に冷峰チームやオクラホマチームも登場する予定だったらしい。 海外版『熱血新記録』のエンディングでCMが入ったが発売時期がNES末期だったため、お蔵入りとなった。 2020年2月20日に『Double Dragon Kunio-kun Retro Brawler Bundle(海外版くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション)』が発売、現地未発売のシリーズと共に日本版基準のローカライズ版が収録され、ようやく海外でもプレイ可能になった。 NES EARTH BOUND(任天堂) 海外用に追加・変更要素を加えた米国版『MOTHER』で、完成していたものの発売時期がSNES本体と重なり、そちらの製造が優先されたためお蔵入りに。 日本の『MOTHER2』がこのタイトルでSNESで発売されている。 現在はエミュで動作するROMイメージが流出している。上記と区別するためか、海外ファンはこちらを『EARTHBOUND ZERO』と呼ぶ事も多い。 GBA『MOTHER1+2』のMOTHERは海外版をベースに逆輸入したもの。 2015年6月14日(米時刻)にて『EARTHBOUND BEGINNINGS』の正式名称でWiiUバーチャルコンソールで配信された。 NES Final Fantasy II(スクウェア) プログラムはほぼ完成し、パッケージまでできていて1991年末の発売予定となっていたが発売中止になった。 NES版『I』は1990年7月に発売されており約1年半後に続編発売というペースだが、日本版『II』発売から3年経っており、SFCで『IV』も発売という微妙な時期になっていた。 そして国内におけるSFCの『IV』(1991年7月発売)が、海外におけるSNESの『II』(1991年11月発売)として発売されている。 PS版のリメイクによりようやく海外でもプレイ可能になった。 SFC Secret of Mana 2(スクウェア) 元々は海外でも発売される予定だったが、発売中止。 代わりに『2』(海外版名『Secret of Mana』)のシステムをベースに使られた『Secret of Evermore』が発売されている。 『Collection of Mana』の発売によりようやく海外でもプレイ可能になった。この際、『Trials of Mana』の正式名称が与えられている。 SFC レンダリング・レンジャーR²(ヴァージン・インタラクティブエンターテインメント) 海外開発のゲームで元々は海外でも発売される予定だったが、発売中止。 ちなみに、海外で発売されなかった理由は「ヴァージン・インタラクティブエンターテインメントしか興味を示さなかった」かららしい。 GC Nintendo Puzzle Collection(任天堂) 任天堂は当初海外でも本作を販売する事を検討しESRBによる審査も済ませたが、日本国外での発売は取り消された。 日本での発売直後、2003年E3にて日本版が出展されるとともに、米国任天堂サイトにて既存アートワークのほか英文ロゴも公開されるが未発売。なお北米ESRBによる審査は受けている。 ちなみに海外では収録ソフト3作のうち2作は原作の64版が発売済み。 PS Dragon Warrior IV(エニックス) PS版Dragon Warrior VIIの説明書巻末に発売予定を告知されていたが、開発元のハートビートが解散したため、お蔵入りとなった。 360 ファントムブレイカー(5pb.) 北米版が発売予定だったのだが、発売日の度重なる延期の果てに発売中止になってしまった模様。 [部分編集] 海外のみ発売 ※リンクは海外発売のオリジナル版 NES Captain America and the Avengers(データイースト) 海外のみの発売であるが製作は日本のデータイースト。『アベンジャーズ(仮題)』というタイトルで国内でも雑誌などで予定が載っていたが発売中止に。 2012年の映画で国内でも大人気となったアベンジャーズだが、当時はほとんど知られていない作品だったので致し方ないところはある。 NES CONTRA FORCE(コナミ) 国内では『アークハウンド』という魂斗羅とは無縁のゲームとして発売される予定だったがお蔵入りに。 ちなみに本作の楽曲の一部は後にWii『魂斗羅Rebirth』のゲーム楽曲やサントラのボーナストラックとしてアレンジされ、魂斗羅クロニクル Vol.2に全曲収録されている他、DS『魂斗羅 Dual Spirits』収録のミュージアムではスクリーンショットやパッケージを見る事が可能。 NES FELIX THE CAT(ハドソン) アメリカ生まれの猫のキャラクター「フィリックス・ザ・キャット」が主人公のアクションゲーム。 日本では丸川製菓から販売されているチューインガムのキャラクターでお馴染み。 1992年に海外で発売。翌年にはGBでも発売された。日本国内でも発売予定だったが中止に。 2021年9月に高橋名人が本作品についてブログでコメントしている(参照)。 NES STRIDER(カプコン) 国内では『ストライダー飛竜』として発売される予定だったが、延期を繰り返し、発売中止となった。 漫画版を元に制作されたため、アーケード版とは別物。 国内版の販売店営業用サンプルのROMが、某オークションで25万円という価格で落札されたという情報がある。 NES MONSTER PARTY (バンダイ) 妖怪やモンスターなどのホラーチックな世界観を題材にした横スクロールアクションゲーム。帰宅途中に突然姿を現した謎のモンスターにSOSを求められ、半ば強引に異世界でのモンスターとの戦いに飛び込む羽目になってしまった主人公の野球少年を操作し、バッドと相棒との合体能力を駆使して様々なモンスターと戦う。 日本国内でも『パロディワールド モンスターパーティ』のタイトルでリリース予定だったが最終的に発売は見送られ、海外でNES版がリリースされるに留まった。 サンプルとされる日本語版のROMのプレイ動画などが上がっていたり、営業用のサンプルROMがネットオークションに50万弱の高額で出品されたりといった事象が確認されているもののいずれも真偽は不明だが、一部の敵グラフィックなどに相違点があることが確認されている。 日本語版のタイトルの冠の通り、ジェ○ソンに似た敵が出てきたり、ゾンビが盆踊りを踊っていたりとパロディ要素があったり、武者鎧やお菊さんが元ネタと思われる古井戸が皿を投げて攻撃してきたりと、日本人にしかわからないようなネタも多い。 NES The Hunt for Red October(Hi-Tech Expressions) 軍事小説家で有名なトム・クランシー原作の小説(及び同小説が原作のアメリカ映画)をシューティングゲーム化したもの。 北米とヨーロッパではNES/SNES/GB版が発売された。日本ではSFC/GB版がアルトロンから発売されていて、FC版も発売予定はあったもののお蔵入りに。 ちなみに、それらの邦題はSFC版は『レッド・オクトーバー』で、GB版が原作小説や映画の邦題と同じ『レッド・オクトーバーを追え!』となっている。 SNES RUN SAVER(ホリ電気) 操作方法や壁上りアクション等、『ストライダー飛竜』に強く影響を受けているアクションゲーム。 『スーパーファミコンマガジン』のCDにBGMが収録されたが、結局日本では発売中止。海外ではアトラスから発売された。 N64 Killer Instinct Gold(Rare) レア社製の2D対戦型格闘ゲーム。残虐なフィニッシュムーブがあるため人を選ぶが、評価は高い。 国内でも発売される予定だったが、発売中止になったためお蔵入り。 2015年8月6日に発売されたOne用ソフト『レアリプレイ』に本作が収録されたことにより、日本でもプレイ可能になった。 N64 Conker s Bad Fur Day(Rare) ファンシーな世界観と可愛い主人公とは裏腹に下ネタ、エログロ、ブラックユーモア、映画のパロディが満載な高難易度のアクションゲーム。人は選ぶがゲームとしての完成度はN64ソフトの中でも最高峰。 元々は『Conker s Quest』というマリオ64のような普通の全年齢向けアクションゲームとして製作されていたが開発が中止になり、本作の仕様に作り変えられた。 国内では任天堂が発売する予定だったが、キャンセルされためお蔵入り。ゲーム起動時の画面でいきなりN64のロゴをチェーンソーで真っ二つにするシーンがあり、日本での発売中止もこれが原因ではないかと言われている。 2005年に、続編に当たるXb用ソフト『コンカー Live and Reloaded』が発売され、1人用モードが本作のリメイク移植であるため日本でもプレイ可能になった。 さらに10年後の2015年8月6日に発売されたOne用ソフト『レアリプレイ』にて発売中止になったオリジナル版(原語は英語)が収録されたことにより、オリジナル版そのものも日本でプレイが可能になった。 コンカーの続編も考えられたが、体験版らしきものが仕上がった程度でこちらは現在も未発売のまま。 N64 Pokémon Puzzle League / パネルでポン64(任天堂/NST) アニメ『ポケットモンスター』のキャラを使った64版『パネルでポン』もとい『ポケモンでパネポン』と言える作品。 アニメの『ポケモン』や使用楽曲の権利問題が発生したためとの理由が見られるが詳細は不明。日本ではすでにアニメが金銀編に移っていた都合もあるかもしれない。 国内ではキャラクターと演出を一新した移植版「パネルでポン」がGCソフト『NINTENDO パズルコレクション』に収録されている。 国内では一時期『パネルでポン64』のタイトルで発売予定に挙がっていたものの、画面写真は公開されず、国内でも『ポケモン』で発売するつもりだったのか、当初から『パズルコレクション』収録版と同内容だったのかは不明だった。 2020年に『パネルでポン64』の開発用カセットを入手した人物が動画を公開した。これによると内容はパズルコレクション収録版とほぼ変わらず、またカセットに記された数字を年月日と取るなら『Pokémon Puzzle League』とパネルでポン64は並行開発されていたことになる。 + プロトタイプ版のプレイ映像 N64 Wipeout64(Psygnosis/MIDWAY GAMES) PSではお馴染みの反重力による超高速レースゲームシリーズのN64版。初代と2作目『WipEout2097』をベースに4分割画面マルチプレイ機能、オリジナルコース、本作のみのオプション兵器などの要素が追加されている。 日本ではココナッツジャパンから発売される予定だったが、延期が繰り返されたのちに発売中止となってしまった。 一方、北米地域では本作発売の約1ヶ月前に『F-ZERO X』が発売されたことから、当時はやたらと比較の槍玉に挙げられていた。 GC Geist(任天堂) 主人公は幽霊となり人間や動物、果てはパソコンまでありとあらゆるものに乗り移って行動するシューティングアドベンチャー。 国内では発売日延期を繰り返し、Wii発表とほぼ同時期に中止となった。 2017年発売の『スーパーマリオ オデッセイ』にて体を乗っ取る設定が再利用した事により本作を思い出した日本のユーザーが居た模様。 GC Go! Go! Hypergrind (アトラス) 曲芸的なスケートボード捌きで高得点狙う、『トニー・ホーク』シリーズと『ジェットセットラジオ』のマンガ・ディメンション(セルシェーディング)を融合したような3Dアクションゲーム。 国内では『ジャムジャムハイプ!』としてアトラスから発売予定であったが延期を繰り返し、最終的に発売中止となった。 キャラクターデザイン担当はアル・ヤンコビックのMVや、『スポンジボブ』に多大な影響を与えた伝説的テレビアニメ『レンとスティンピー』を監督したジョン・クリクファルシ率いるSpunco(スパンコ)社。 メインスタッフの大半はアトラスの日本人スタッフが関与しており、国際展開は然るべき人材と資本を導入したものの、アメリカ以外では未発売となっている。 ゲーム内容の希少性と出荷本数、北米限定タイトルという様々な要因により、アメリカにおける最も入手困難なGC用ゲームソフトの1つとなっている。 + オープニング映像 Wii Saint(スターフィッシュ・エスディ) 『新・中華大仙 ~マイケルとメイメイの冒険~』のシステムを流用し、香港の人気漫画『大聖王』のキャラに置き換えて作られたものの海外版。 一方国内版の大聖王は、散々発売予定を告知してきたにもかかわらずひっそりと消えていった。 当初2008年9月発売を予定していたがその後延期を重ねており、「2009年発売予定」の文字が書かれたパッケージイラストが載っているだけの公式サイトは何年も放置の末2015年頃ようやく削除(自然消滅?)。 トレーラーなどを見るに、そのクオリティは元のゲームをさらに下回るもので、多くの視聴者からは「何故かつての過ちに気付かないのか…」と呆れられていた。 Wii ダウンヒルジャム(仮称)(アクティビジョン) 原題は『Tony Hawk s Downhill Jam』で、実在のスポーツ選手を題材としたスケートボードゲーム『Tony Hawk』シリーズの中の一作。 海外ではこの作品だけで国内で予定のあったWii版の他にPS2/DS/GBA/モバイルと5つのハードに渡って販売されている。 Nintendo World 2006 Wii体験会で、Wii初期タイトルとして発表され体験版もプレイすることができたのだが、あえなく発売中止に。 検索すると当時体験会でプレイしたゲームニュースサイトの記者や一般人の感想記事を読むことができる。 Switch Payday 2(Starbreeze Studio/505 Games) ギャングとして銀行強盗などのミッションを繰り返していく協力型FPSの2作目。 いわゆるおま国ではなく海外と日本両方リリース予定であり、2017年4月の日本版Nintendo Directで紹介され「いつでもどこでも銀行強盗」のパワーワードじみたフレーズで有名になった。 海外版は2018年2月にリリースされるも日本版の配信は延期を繰り返していたのだが、2018年12月に原作の開発元を買収してスイッチ版のデベロッパーとなっていたStarbreezeが倒産。 日本の任天堂HPの発売予定表では「2018年発売予定」のまま残っていたが2019年に年が変わっても情報が更新されずそのまま消失した。 海外版は日本のスイッチ本体で起動する上にプレイに支障ないレベルの日本語テキストも入っているためそちらで遊ぶことはできる。 Switch フェイファーム ようこそ精霊の島アゾリアへ(スパイク・チュンソフト/Phoenix Labs) Steamで配信されていた、カナダのPhoenix Labs社が開発するスローライフゲームのSwitch版。 2023年12月7日に発売される予定だったが、諸般の事情により同年10月17日に発売中止が発表された。 なお、『青木瑠璃子×ファミ通・電撃のゲーム特番!』にて青木瑠璃子氏がこのゲームを体験している。 前述の通りSteam版はもちろん、Switchでも海外版はPhoenix Labsが直接販売中しており、しかも日本語が収録されている。 加えて、2024年4月18日にその海外メーカーパブリッシュ版が日本でも配信されたため、「スパイク・チュンソフト版が」発売中止となったことになる。 SG/SC/MKIII コロニスリフト(セガ・エンタープライゼス) ルーカスフィルムゲームズ制作の早すぎた3Dゲーム。 セガ全機種向け用ソフトとして長期間ゲーム誌の発売予定リストに掲載されたが発売されず。 海外ではアップルやコモドール64等各種パソコン用として発売。国内ではポニー(現・ポニーキャニオン)からMSX2版のみが発売された。 MKIII モンスターワールドII ドラゴンの罠(セガ・エンタープライゼス) 『ワンダーボーイシリーズ』2作目である『ワンダーボーイ モンスターランド』を家庭用ゲーム機向けに移植した『スーパーワンダーボーイ モンスターワールド』の続編。 海外版をアダプタ経由で日本版マスターシステムに接続するとタイトルが変わる・FM音源に対応しているなど、日本国内でも発売予定と思われる内容であったが結局発売されず。日本では1992年3月27日にGGで発売されることになる。 その後、2023年2月22日にPS4/Switchにて発売された『ワンダーボーイ アルティメット コレクション』に日本版マスターシステム版が初収録された。 MKIII アウトラン3D(セガ・エンタープライゼス) 3Dゴーグルによる立体視に対応しており、オリジナルBGMが追加されている。 日本国内でも発売予定だったが発売されず。 かつてゲーム雑誌で連載されていたサムシング吉松氏(本名は吉松孝博。アニメーター)の漫画『セガのゲームは世界いちぃぃぃ!』では、「『アウトラン3D』の発売日はいつ?」「永遠に未定です」とネタにしていた。 その後2014年に3DSで発売された『セガ3D復刻アーカイブス』に収録された。 MD F1(仮称)(テンゲン) DOMARK社制作のF1レーシングゲーム。 MD用ソフトとしてゲーム誌でも本作のゲーム画面も掲載されたが、発売されず。 ゲーム画面で見る限り、F1カーがドット絵で表現され、観客席、トンネル、ピットワーク等のオブジェクトは3Dポリゴンで表現された事もあり、意外にも完成度が高いF1ゲームとなっている。 MD エクスプロードスター(メサイヤ) 空中に浮かぶステージの起爆スイッチを全てオンにするアクションゲーム。 アメリカでは『Trampoline Terror!』というタイトルで発売された。 MD クラスティーズ ファンハウス(セガ・エンタープライゼス) アニメ『ザ・シンプソンズ』からのスピンオフ。ネズミをネズミ捕り器まで誘導していくアクションパズル。 MD キャプテンアメリカ アンド ジ アベンジャーズ(データイースト) 同名のアーケードゲームの移植。日本でも予定があったが海外のみ発売。 MCD Eternal Champions Challenge from the Dark Side(セガ・エンタープライゼス) 『エターナルチャンピオンズ』(以下初代)のアップグレード版。新キャラ・隠しボス・タイムリリースの隠しキャラ・FMVを取り入れたフィッシュムーブを追加。 一時期日本での販売も視野に入れたが、MD版の初代とは比べものにならない残虐描写大量導入により没になった。 初代がかなりのヒットを飛ばしたために当時としてはかなりの広告費や開発費を注ぎ込み仕上げ、さらに本作に出るキャラ2人のスピンオフも出た。 格ゲーとしてはシビアなバランス・対戦が終わるたびに読み込みが発生する・高難易度と言われたボス戦の更なる難化・FMV導入のため残りに使う容量不足で対戦用としては初代と変わらない、むしろ悪化してる…という厳しい評価まで下された。 さらにスピンオフも芳しくない評価であり、長期的利益を視野に入れた開発側にしては大損害となりわずか2作目にしてシリーズ終焉になってしまった。 DC MSR(セガ) 正式タイトルは『METROPOLIS STREET RACER』で、欧米でセガから発売されたレースゲーム。開発はBizarre Creations。 後にマイクロソフトから発売されたXb/360用レースゲーム『プロジェクトゴッサムレーシング』シリーズの前身にあたる作品。 日本国内でも2001年3月頃に発売予定だったが、直前になって延期され、そのまま中止に。 どうしても修正できないバグがあるのが理由とされているが、真相は不明。 PS Cardinal Syn 国内販売を画策していたが販売は許可されなかった。詳細は作品ページを参照。 PS キャプテンブラスト(SCEA) 銀河の平和を守るお調子者のニューヒーロー「ブラスト」を操り、裏宇宙から脱獄したエイリアン「ボスク」の野望を止めるべく活躍する3Dアクションシューティングゲーム。 開発は『デストラクション・ダービー』『ESPN ストリートゲームス』のソニー・コンピューター・エンタテインメント・アメリカ(SCEA)。 『電撃PlayStation』にて1999年2月発売と大々的に銘打たれていたが、その後は特集記事も発売予定表にも掲載されずに日本では発売中止となった。 発売中止の原因は明らかにされてないが、北米や欧州でのセールスが芳しく、リスク回避の名目で日本は除外されたものと思われる。 なお、プレイ可能な体験版は配布されていないが、ローカライズはほぼ完了していたらしく、ネット上に序盤ステージのプレイスルー動画でその様子が確認できる。 + プレイ映像 PS/SS CONTRA LEGACY OF WAR(コナミ/Appaloosa Interactive) 次世代機で発売された横スクロールアクションの名作『魂斗羅』シリーズの1作。 基本的に横スクロールだったこれまでのシリーズとは異なり、全ステージがトップビューに統一されていて、言わばPS2『NEO CONTRA』を先取った内容か。 海外で発売され、国内でも発売される予定だったが中止に。 国内の『魂斗羅』シリーズの制作スタッフが一切関わっていない外注作品で、出来自体もアレなので、発売中止は妥当という意見が多い。 皮肉にも本作は『魂斗羅』シリーズが始めて全世界で「魂斗羅」名義に統一された作品でもある。 国内で発売されたDS『魂斗羅 Dual Spirits』のミュージアムでは上述の『FORCE』共々紹介されていて、パッケージやスクリーンショットも見ることができる。 開発は『エコー・ザ・ドルフィン』シリーズや『スリー・ダーティ・ドワーブズ』『JAWS Unleashed』等を手掛けた、Appaloosa Interactive(旧:Novotrade)によるもの。 PS/DC ナイトメア・クリーチャーズII(コナミ) 1998年2月26日にSCEから発売されたPS用ソフト『ナイトメア・クリーチャーズ』の続編。 コナミのユニバーサルインタラクティブスタジオ(UIS)との提携第1弾ソフトとして発売予定だった(参照)。 海外ではPS/DC共に予定通り発売されていた。日本国内版はどちらも中止に。 PS2/GC/Xb グランドヒート(セガ) 破壊系レーシングゲームを代表する『バーンアウト』シリーズの初代作。 東京ゲームショウ2002にて展示されており、専用のサイトやトレイラーまでが用意されていた他、2002年9月19日発売とまで記述されていたにもかかわらず、何一つ告知もなく突如として発売が中止となってしまった。 しかし、2022年9月に新たな情報が発見された。 PS2 TIME CRISIS CRISIS ZONE(ナムコ) ガンシューティング『タイムクライシス』シリーズのスピンオフ『クライシスゾーン』の家庭用移植作品。 スタッフロールの「翻訳スタッフ」に日本の欄がある事や、ファミ通の発売スケジュールにも一時掲載されていた事などから当初は日本国内でも発売予定だったが、結局発売される事は無かった。 PS2 ファイナルファイト・ストリートワイズ(カプコン) 「元祖ベルトスクロールアクションの久しぶりの最新作が最新鋭機でできる!」と言うことで当時期待されていた。 日本でも発売される予定であったが、結局何故か発売されなかった。カプコンからの声明なども無かったため国内ファンを落胆させた。 開発は『ファイナルファイト リベンジ』や『マキシモ』シリーズを手掛けた、アメリカにあるカプコンUSAの社内開発スタジオであるCapcom Production Studio 8が担当。 元々このゲームとは別の『Final Fight Seven Sons』を開発していたが開発中止されたため、代わりにこのゲームが開発された。 2006年の発売後北米では売り上げが悪く大爆死、評判もあまり良くなく酷評を受けた。そのせいかカプコンは「Capcom Production Studio 8への投資は一切取りやめる」ことを決め、同年にCapcom Production Studio 8のスタジオが閉鎖された。 日本で発売しなかったのは上記のこのゲームの不振の事情から発売されなかったものと思われる。どうしても遊びたいなら海外版を手に入れるしかない。 PS2 モーターストーム・アークティックエッジ(SCE) 体当たり上等のイギリス製アクションレース『モーターストーム』シリーズの3作目。PS3ではなく何故かPS2での発売。 残念ながらオンラインプレイは非対応。画面分割での2人同時プレイなら可能だが日本のPS2では作動しないため、プレイするには北米のPS2も必須となっている。 日本ではPSPで『モーターストーム・レイジングアイス』として発売。内容は基本的に同じだが、2人同時プレイの代わりに無線での最大6人対戦が可能となっている。ダウンロード版も在るためPSV(TV)でもプレイ可能。 余程の物好きでもなければわざわざPS2を選ぶ必要はないだろう。 PS3/360 SILENT HILL HOMECOMING(コナミ/Double Helix Games) ホラーアドベンチャー『SILENT HILL』シリーズの一作。 日本発祥のシリーズだが本作は海外のデベロッパによる開発となった。しかし日本での発売が中止され、タイトルに反して「ホームカミング(帰郷)」しない結果に。 コナミ側の説明によると「日本の市場に合った製品にならなかった」ということらしいが、特にその大きな一因は残虐過ぎる描写にあると思われる。 映画版『リベレーション3D』のパンフレットでは、「元々日本で受け入れられるかどうか危ぶまれていた上に、ローカライズ中に重大かつ致命的なバグが発覚したため、バグ修正の労力が期待される売上と釣り合わないと判断され発売が見送られた」という旨のコメントが記載されている。 PS3/360 SUPER STREER FIGHTER II TURBO HD REMIX(カプコン) 『SUPER STREER FIGHTER II TURBO (『スーパーストリートファイターIIX』の海外版タイトル)』のリメイク。 (海外製作のためバタ臭く評判は悪いが)グラフィックがHD解像度で描き直されており、同時に各キャラクターの性能にも大幅な調整が入っている。 日本でプレイするにはアメリカのプレイヤータグが必要。購入できた人による日本語の研究サイトや動画もいくつか見られる。 360版のみ、海外で発売されたCapcom Digital Collectionに収録されており、これを購入すれば日本のプレイヤータグしか持っていない人でもプレイ可能。 後に日本国内にてSwitch向けタイトルとして『ストII』本家の新バージョン『ウルトラストリートファイターII』が発表されたが、内容は別物でありグラフィックだけが流用された。 PS3/360 世界侵略:ロサンゼルス決戦(KONAMI/Saber Interactive) 大ヒットした同名映画のFPSゲーム化作品。 海外では元々パッケージではなくDL配信ソフトとして発売されたが、メタスコアが「20点台」という出来の悪さが目立ちセールスも芳しくなかったことから日本国内での発売が見送られたものと思われる。 PS3/360 トップガンハードロック(Paramount Digital Entertainment/505GAMES) 戦闘機映画の名作『トップガン』原作のフライトシューティングゲーム。 システムは『エースコンバット アサルト・ホライゾン』に近いがしっかりした作りらしく輸入品をプレイした日本のユーザーからの評判は良い。日本未発売が惜しまれる。 PS3 モーターストーム3(SCE) 『モーターストーム』シリーズの4作目。 日本では2011年3月17日の発売を予定していたが、3月14日になって発売延期が発表され、その後6月9日に発売中止が発表された。 理由はいずれも「諸般の事情」とされているが、崩壊寸前の大都市が舞台だったため同年3月11日に起こった東日本大震災の影響と思われる。 ヨーロッパ及びアメリカでも発売延期となったが、ヨーロッパでは同年3月31日、アメリカでは5月3日に発売されている。 なお、日本向けPVではあの古谷徹氏がナレーションを担当。持ち役であるアムロ・レイなど『ガンダム』のセルフパロディーも交えた乗りの良い解説が話題となった。 4作も発売された辺り日本でも人気はあったシリーズと思われ、それだけに発売中止は惜しまれる。 その後、遂に日本で5作目が販売されたがまさかの『モーターストームRC』であった。見下ろし視点のラジコンゲームに変わってしまった上に、売りだった筈のマシンクラッシュもお粗末なものとなってしまった。 開発チームが解散してしまったことも在り新作は絶望視されていたが、本シリーズの流れを汲んだとされる『オンラッシュ』が2018年夏に海外で発売された。 ちなみに、三才ブックス出版の書籍『非売品ゲームソフトガイドブックGOLD』の138ページには、本来存在しないはずである本作のパッケージソフトの写真が掲載されている。 どうやら製造・出荷されていたが、直前になって回収されたようである(参照)。 PS4/PS3 Sniper Elite 3(Rebellion/スパイク・チュンソフト) 第二次世界大戦を舞台としたスナイパーTPSのシリーズ第3作。2014年8月7日の発売が予定されていたのだが、諸般の事情で発売中止に。 後にGame Source Entertainmentから『Sniper Elite 3 Ultimate Edition』がSwitchで発売されため、一応同作の日本語版自体は存在している。 PS4/One Twin Mirror(DONTNOD Entertainment/バンダイナムコエンターテインメント) 『ライフ イズ ストレンジ』シリーズを手掛けるDONTNOD Entertainmentの作品。 2019年6月に、日本語版を発売する予定であったバンダイナムコエンターテインメントから日本語版の発売の中止が発表された。 PS4/One DmC Devil May Cry Definitive Edition(カプコン/Ninja Theory) 物議を醸した『DmC Devil May Cry』の、次世代機向けグレードアップバージョン。 海外のみでの発売だが、日本語版の本体でも問題なく起動でき日本語テキストにも対応済み。 PS5/XSX/PS4/One/Win The Callisto Protocol(Krafton/Striking Distance Studios) 『Dead Space』の元開発者が手掛けるSFサバイバルホラー。 日本での発売も予定されていたが、CEROレーティングの審査を通ることができず発売中止となる。 ただし、ローカライズが最終段階まで進んでいたのか、海外版に日本語が収録されている。 PS5/XSX Dead Space(エレクトロニック・アーツ/Motive Studio) 過激な表現で日本では発売できなかった伝説のSFサバイバルホラー『Dead Space』のリメイク版。 日本での発売も予定されていたが、CEROレーティングの審査を通ることができずCS版は発売中止に。オリジナル版と同じ末路を辿ることとなった。 なお、CEROレーティングが必要ないWinは予定どおり発売された。 360 Borderlands Game of the Year Edition(テイクツー インタラクティブ ジャパン/2K Games) FPSとRPGを融合させた『Borderlands』にDLCを収録した完全版。 当初はPS3とのマルチで発売予定だったが、国内向けにゴア表現を修正したところ深刻なバグが発生したという理由で360版のみ発売中止となる。 360 メタルギアライジング リベンジェンス(コナミ/プラチナゲームズ) 元々は360専用ソフト『メタルギアソリッド ライジング』として開発されていたが、開発チームの変更と共にPS3とのマルチとなり、何故か国内360版のみ発売中止に。 一応、海外版もインターフェイスを日本語に変更することができるが、残念ながら音声は英語のみで日本語音声は収録されていない。 Xbox独占タイトルとして発表されたにもかかわらず最終的にはPS独占タイトルという正反対の結果となった。詳細は作品ページを参照。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1484.html
未発売ゲーム一覧(携帯機 / アーケード / PC) 本記事はリンク集ではなく、未発売ゲームに関する情報をまとめたページである。 ここでの未発売ゲームとは、開発・稼動・発売が中止になるなどして、結果的に世に出ることの無かったゲームを指す。 いわゆる「お蔵入りしたゲーム」のことであり、稼動・発売予定日を控えた「未だ出ていないゲーム」はこれに含まれない。 据置機の未発売ゲームについては、こちらを参照のこと。 補足 ゲームカタログでは、完全発売中止タイトルの単独記事の執筆は禁止されているので注意(*1)。 「開発中止」の目安は、最新情報の発表から3年経過した時点で続報が無いこと。掲載後に対象作品(*2)の続報が発表された場合は、掲載を取り消すこと。 完全発売中止(国内) 任天堂携帯機 セガ携帯機 バンダイ携帯機 ソニー携帯機 アーケード PC 完全発売中止(海外) 国内のみ販売 海外のみ発売 完全発売中止(国内) 任天堂携帯機 GB SDヒーロー列伝(バンプレスト) ガンダムやウルトラマンが登場するという、『コンパチヒーロー』シリーズと思われるシミュレーションゲーム。『ファミリーコンピュータマガジン』の発売スケジュールに2ヶ月ほど掲載されていた。 『スーパーファミコン&ゲームボーイ発売中止ゲーム図鑑』では、以後も多数のシリーズ作品が発売されていることから他の企画に移行した可能性も考慮し、シリーズが多すぎて判別困難としながらも、時期やジャンルの近い『スーパーロボット大戦』を挙げている。 GB エモやんの20倍プロ野球(ヘクト) FC『エモやんの10倍プロ野球』のGB版として、1990年11月に発売が予定されていたが諸事情によりお蔵入り。 GB/GBC エクストリームホイールズ めざせ!BMXチャンピオン(スパイク) 「BMX」というオフロードタイプの自転車を題材にしたレーシングゲーム。 2000年夏に発売予定とされていたが、その後の情報は途絶えてしまい結局お蔵入りに。 海外では2001年に『Xtreme Wheels』として無事発売された。 GB ガッタンゴットン(コナミ) 同名アーケードゲームの移植。 単独での移植はお蔵入りとなったが、後にオムニバス作品『コナミGBコレクションVol.2』の中の1本として収録された。 2023年10月12日からはAC版がPS4/Switch用『アーケードアーカイブス』で配信された。 GB ティンクル・ポポ(ハル研究所) 当初は1992年1月に発売予定とされたが、開発元の経営危機により発売中止になった。 その後、宮本茂氏の助言を基にタイトルを変更して開発が再開され、同年4月27日に『星のカービィ』として日の目を見ることとなった。 GB デスボール(ケムコ) 1989年のゲーム雑誌で発表されていたアクションパズルゲーム。当初は「一度主人公が通ったマスは通れなくなる」という仕様でアイテムを集めていくゲームだったようだ。 後に「襲い掛かるボールを避けながらハートを回収していく」という内容に変更されているが結局発売されず、最終的にキャラクターをスヌーピーに置き換えた『スヌーピーのマジックショー』が1990年に発売されている。 GB 鉄道王II(デービーソフト) 1990年後期にゲーム雑誌で発表されていたボードゲーム。1987年12月にFCロムカセットで発売された『鉄道王』の続編。 『ファミリーコンピュータMagazine』1990年17号(9月7日号)によると「鉄道を中心とした街を開発・発展させていかなければならない」とあり鉄道と物件要素のある『桃太郎電鉄』のようなものになっていたものであろうと思われる。 新作の発売情報では発売日未定のまま1994年まで載っていたが中期に消滅したため、お蔵入りとなった模様。結果的に前作がデービーソフトの最終作となった。 GB 漂流少年キース(EPIC・ソニーレコード) 『ゼルダの伝説』の引き写しのようなアクションRPG。発売日と価格が決まらないままお蔵入り。 1990年当時の『ファミコン通信』に掲載された記事によると「文字ばかりのRPGに食傷気味のユーザーが泣いて喜ぶアクションRPGの決定版」と紹介されていたらしい。 GB/GBC 飛龍の拳伝説GB リアルバージョン/SDバージョン(カルチャーブレーン) いわゆるポケモン商法。2バージョンだけでなくGBカセット連動可能なN64の『飛龍の拳スタジアム』も発表されていた。 GB/GBC ポケモンピクロス(任天堂) 1999年春にゲーム誌で公開されたが、その後情報は途絶えお蔵入り。 ネット上に残っている写真記事の内容から、問題の解き方は『ピクロスe』シリーズのミクロスの土台問題だけを解くような形で、完成時に高解像度のイラストが表れる仕様だった模様。 2015年12月に3DS専用ソフトとして同名のソフトが配信されているが、こちらはタイトルが同じだけで全くの別物である。 2020年に起きた「ギガリーク」と呼ばれるハッキングによって盗み出された任天堂の開発資料がネット上に大量に公開された事件の中で、本作のベータ版もプレイ可能な状態で流出し話題となった。ほぼ完成していたようである。 GB ももいろぞうさん(ビーアイ) 伝説の子供向け番組『ウゴウゴルーガ』の1コーナーとして放送されていた、同名の海外子供向け番組のゲーム化作品。既に番組の放送が終了していた1994年制作。 発売予定リストなどには一切掲載されていない作品で、番組突然の終了の余波で発表されることなくお蔵入りになったのだと思われる。 しかし、上記のギガリークでこの作品も任天堂が保管していたROMイメージが流出し、その存在が明らかになることに。 内容はミニゲーム集でほぼ完成していた模様。 GB レインボーチップス(カネコ) 3人の主人公と4つの魔法の中から1つを選んで塔を登るアクションゲーム。 当時の雑誌には1991年1月、3月発売予定との記載があるが音沙汰無し。 GB LOST CITY(ゲーム通信社) この時代の作品としては珍しい近未来が舞台のダンジョンRPG。1990年開催の初心会ソフト展示会で出品されていたらしい。 1990年10月発売予定だったが発売されず、1994年頃まで発売予定リストに乗り続けた末に消滅。 GBC カービィファミリー(ジャガー/ナツメ) 『カービィ』キャラクターを用いた刺繍用ソフト。イベント会場で宣伝として本作を用いて作られたワッペンが配布されており、具体的な発売日と価格も公表されていたためほぼ完成していたとされる。 先に発売されていた『マリオファミリー』の商業的不振(*3)からお蔵入りとなった。 ギガリークでROMイメージが流出した。 GBC 元祖!動物占いGB(カルチャーブレーン) 2000年当時ブームだった動物占いを発案者の個性心理学研究所の監修でゲーム化。途中で『元祖!動物占いGB+恋愛パズル』に改題され、最終的に2001年6月15日発売予定となっていたがそのまま発売されることは無かった。 同名タイトルでPS/DC版も開発されており、PS版は7月26日となっていたがそちらも開発中止。 その後、2003年9月18日にPS1で発売された『動物キャラナビ占い2 個性心理学+恋愛占いパズル』というソフトに内容が流用されたらしい。 さらに同年、GBAで『おしゃれプリンセス2+動物キャラナビ占い個性心理学』『スウィートメルヘンのケーキ屋さん+動物キャラナビ占い個性心理学』という、動物占いをカップリング収録したソフトが2本発売されている。 なお、雑誌の広告では何故か不自然にテキストがはめ込み合成になっていて「実は開発されていないのでは?」と疑念を持たれていたが、ギガリークでROMイメージが流出し、恋愛パズルも含めてちゃんと最後まで作られていたことが判明した。 GBC グランドカジノ(アルトロン) ブラックジャックやポーカーなどで遊べるカジノゲーム。スペースワールド2000で発表され10月発売予定だったが発売中止に。 その後、ギガリークでROMイメージが流出した。 GBC ジバクくん 零の木の果実(メディアファクトリー) 月刊誌『ファミ通ブロス』に掲載され、アニメ化もされた柴田亜美作の漫画『ジバクくん』のゲーム化作品。 原作の主人公である爆ではなく、オリジナルの主人公(姿は爆によく似ているが)を操作して世界を冒険するアクションRPG。 画面写真が公開される程度には開発が進んでおり、単行本の帯にも宣伝があった。マスコットキャラであるジバクくんの「機嫌」要素など独自システムも見られたが、結局お蔵入りに。 本作もギガリークでROMイメージが流出し、ほぼ完成と言える状態まで開発が進んでいたことが明らかになった。スタッフロールには、クソゲーレビュー文化の火付け役となった伝説の書籍「超クソゲー」の著者3人の名前がクレジットされている。 余談だが、『RPGツクール4』の召喚獣のムービーでジバクくんが客演している。 GBC スペースネット コスモネオ(イマジニア) 『サンリオタイムネット』の続編『スペースネット コスモレッド/コスモブルー』の、没タイトルか未発表のマイナーチェンジ版なのではないかと推測されていた作品。デザイナーの藤岡勝利氏のサイトにタイトルロゴだけが掲載されている(参照)。 その後、ギガリークでROMイメージが流出し本当にマイナーチェンジ版として開発が進んでいたことが判明した。 GBC ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 勇気の章(任天堂/カプコン) 元々は『力の章』『知恵の章』『勇気の章』の3部作構成で発売される予定だったが、最終的に2部作構成になり、『力』が『大地の章』として、『知恵』が『時空の章』として世に出回る事になった。 そして、唯一残された『勇気の章』については企画そのものが立ち消えに。 ちなみに、本作の主要キャラクターとして登場する予定だった「勇気の巫女 フロル」については、『大地』『時空』では「あいことばの巫女」として登場している。 GBC 伝説のスタフィー(任天堂) 2000年10月発売と告知され、プレイ画像も公開されていたが、発売中止に。 その後、2002年9月6日にGBAソフトとして発売された。内容はGBC版での設定を踏襲している。 GBC ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(エニックス/トーセ) 一時期開発をしていたと噂もあったが結局進展がないまま没に。GBC版『III』にて解析により『IV』の雑魚敵や未登場モンスターのメダルが存在しており信憑性があった。 『DQ』生誕25周年特設サイトでは、当初『III』と『IV』に通信連動企画があり本当に開発した時期があったことを記していた。 後に、『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』にて未登場モンスターの「デスペクテル」が登場し、23年の時を経て日を見ることとなった。 GBC バイオハザード(カプコン) 初代のGBC移植として画面写真も公開されていたが開発中止となった。 しかし、エミュレータ上で動作する開発中のROMイメージが流出。現在は動画投稿サイトでプレイ動画を見ることが可能。 一応、GBC向けのシリーズ作品自体は発売されたが、海外メーカーが開発した「外伝」扱いであり、ストーリーもキャラクターも原作の面影はまったくない。そして評判も悪い。 GBC beatmaniaGB3 NET JAM(コナミ) 『beatmania GB2 ガッチャミックス』の次回作として発表された。モバイルアダプタGBに対応し、メール機能を利用したユーザー間の楽曲のやり取りや楽曲の配信を行う予定だったが、モバイルアダプタGBの普及率の低さや版権料がネックとなり発売されずに終わった。 後に従来の『beatmaniaGB』シリーズと同様のシステムに変更した『beatmania GB ガッチャミックス2』として発売。収録曲のムービーに「NETJAM」「BEATMANIA3」の文字があり、本作の名残が見て取れる。 余談だが、当初本タイトルで実装する予定だった要素の1 つ「新曲のダウンロード販売」は後に『jubeat plus』等の主にiOS作品を中心とした家庭用『BEMANI』タイトルにて正式採用された。 その一方で、今作で実装する予定だったもう1つの要素である「曲中でメールのやり取りを行う」は以降の『BEMANI』シリーズでは実装された経験が無い。 GBC ビリヤードクラブ(アルトロン) 上記のグランドカジノと同時に発表されたビリヤードゲーム。2000年9月発売だったがこちらも中止に。 その後、ギガリークでROMイメージが流出した。 GBC ポケットの中の王国(ヘクト) ホビットに指示を出して各地に派遣し王国に散らばる8つの秘宝を探すSLG。2000年発売予定。 キャラクターデザインはおねショタ作品などで知る人ぞ知るエロ漫画家、和六里ハル。2000年当時はまだほとんど無名であったが、開発中のタイトル画面には堂々とコピーライトに名前が記載され、異様に推されていた。 2007年頃に2001年にビルドされた完成度90%程の時期のROMイメージが流出。海外ではファンサイトが作られバグを修正するためのパッチまで製作されている。 GBA 穴馬大作戦(任天堂) 名前通り競馬ゲーム。モバイルアダプタGB対応予定の作品で、レース画面と厩舎画面が公開されていた。 GBA発売初期のカタログに掲載されていたが、その後は一切情報が公開されることは無かった。 GBA カスタムロボGX2(任天堂/ノイズ) 携帯機版『カスタムロボ』シリーズの第2弾になる筈だった作品。 『激闘!』発売の際に任天堂公式サイトにて掲載されたインタビュー記事によると、同期にGC『バトルレボリューション』の開発がスタートしていたことや、従来のシリーズとはゲーム性が異なることから開発中止になったとのこと。 本作の発売中止によって、携帯機のカスタムロボシリーズ新作は2006年のDS『激闘! カスタムロボ』まで4年ものブランクが空くことになった。 下記の『メカニクメカニカ』に関係があるのではないかと開発者の見城こうじ氏がTwitterで質問を受けた際、『激闘』は本作がGBAからDSにプラットフォームを移して作り直された作品であることが明かされた。 GBA ゲームボーイミュージック(任天堂) DSで発売された『大合奏!バンドブラザーズ』のプロトタイプに当たる作品。 GBAの音質やボタンの数の少なさなどのスペック上の問題から開発中止となった。 その後、DSに搭載された新機能が本企画のゲーム性に合致していたことから再開発される運びとなり、『バンブラ』発売後は好評につきシリーズ化され現在に至る。 GBA 幻想世界英雄烈伝フェアプレイズ(不明) 元々は講談社の児童誌『コミックボンボン』で、2001年に始まった読者参加型企画。連載漫画を中心としてWEBアニメ・ドラマCD・ゲームと、メディア展開を広げると発表されていた。 声優は決定し、ドラマCDは通販が行われ、アニメもPVが2種類まで作られたが、そこで突然全ての企画が打ち切られ、ゲーム化も有耶無耶になってしまった。 特に漫画版は、よりによって「連載1周年記念特別編第1弾」という回で打ち切り最終回を迎えた。作者はその後、自身のサイト上で企画復活のハガキを送るよう読者に呼びかけたが、結局それだけで終わってしまった。 このことから、単なる不人気や作者側の都合といったものではなく、何か大きな事情のせいで突然打ち切りが決まったことが窺える。 同誌の読者参加型ゲームと言えば『クロスハンター』が(悪い意味で)有名。 だが、そちらと違って読者から特に不評は出ておらず、単行本も発売され、編集部側としても積極的に宣伝は行っていた。にもかかわらずこの結果は…正直勿体ない。 しかも、原作者の岡田芽武氏が同時期に描いていた作品ではこの漫画とリンクしたシーン(『ニライカナイ』では本作と共通のシーンが描かれ『SHADOW SKILL』講談社版1巻の敵キャラが本作の敵と同名)があった。 GBA ディディーコングパイロット(任天堂) 『ディディーコングレーシング』の続編として開発されていたが、制作会社のレア社がこの頃マイクロソフト傘下になったことでお蔵入りに。 その後、海外では『バンジョーパイロット』として発売されたが、日本では未発売。 GBA バドランド(任天堂) HAL研究所開発の2D対戦アクションゲーム。2002年発売予定だったがその後音沙汰なし。 公開されていた資料が極めて少ないために詳細は不明だが、SRPGと『スマブラ』を掛け合わせたようなオリジナリティのあるゲームになる予定だったと思われる。 GBA はなさき合戦(任天堂) タイトルだけしか公開されていない詳細不明の作品。GBA初期に公表されたタイトルの1つ。 GBA 飛龍の拳1・2プラス 激闘の3本入り(カルチャーブレーン) FC1作目と2作目の移植+もう1本。開発中止になり、SFCで3作目を加えた4本入りの『飛龍の拳1・2・3プラス』が発表されたがこちらも開発中止。 GBA まじこね(ソフトマックス) タイトルのみで詳細不明。どういう訳か各中古ショップの買取リスト等に名前が掲載され、そこでは2001年11月30日発売予定でジャンルがテーブル・カードゲームということになっている(参照)。 下記の『メカニクメカニカ』を出品した人物が、この作品のデータが入っているという開発用カートリッジも出品していたのだが、すぐに取り下げられてしまった。 2022年1月に著名な非売品ゲームコレクターにより開発用カートリッジが発掘された。 その後、当時の雑誌記事も発掘され、ネットショップ等にある商品情報はその名残りだったことが判明した。 GBA メカニクメカニカ(不明) 上記の『まじこね』を発掘した非売品ゲームコレクターが某オークションサイトで落札した開発用カートリッジに収められていた、過去に発売予定等の情報が一切無く、開発会社すら不明の謎の未発売タイトル。 タイトルやプレイ画像だけ発表してお蔵入りした作品は数あれど、発表をする前に開発中止になった(と思われる)作品のベータ版が世に出てくるのは極めて珍しい。 既に実機でプレイできる程度の完成度にはなっているらしく、コレクター氏によってプレイ画像が何枚か投稿されている。 自分だけのロボットをカスタマイズしてライバルと対戦をするホビーアニメ風な世界観の2Dアクションゲームだっことから同じGBAで近似するゲーム性を持つ『カスタムロボGX』や、その続編にして開発中止となった上述の『カスタムロボGX2』との関連性が指摘されていたが、開発者によって否定された。 あまりの詳細不明ぶりに個人が作ったフェイク説も囁かれたが仮にフェイクだった場合、わざわざ任天堂の開発機材を用いて最初から企画してある程度遊べる段階まで作ったソフトを第三者のリサイクル業者を通じてオークションに出品する奇特な人物がいたことになるため、現実的に考えてこれも可能性は低い。 後日、同様の出品者により2本目、3本目の本作の開発用カートリッジが出品された。(本物であるならばの話だが)通信プレイのテスト用に複数用意されていたのだろうか? 第三者からの指摘があったのか、『まじこね』の開発用カートリッジと同じく落札される前に取り下げられてしまった。 さらに後日、再び出品され13万円で落札された。 2本目のROMは落札者によってファイル共有ソフトにダンプされ、ダウンロードしたユーザーによるプレイ動画がいくつか公開されている。 解析により国内未発売のGBAソフト『BRITNEY S DANCE BEAT』とヘッダータイトルを共有していることが判明。そのことから『BRITNEY』の開発会社である株式会社アールの作品ではないかと推測されているが、真相や如何に。 GBA メタルスラッグ / メタルスラッグ2 / メタルスラッグX / メタルスラッグ3(SNKプレイモア) 『メタルスラッグ』シリーズ10周年記念の一環としてGBA末期に『メタルスラッグアドバンス』のエンジンを流用しスペックの劣るGBAに移植されると発表されたが、その後は音沙汰無し。 その後、同じく任天堂携帯機であるDSで『メタルスラッグ7』が発売されたが、当作もナンバリング作である。 『1』に関してはROMイメージが流出している。中止の原因はGBAカートリッジの容量制限をオーバーしてしまったから、らしい。 GBA メタルマックスリターンズ改(ナウプロダクション) SFCで発売された『メタルマックスリターンズ』の携帯機移植。 原作の発売元であるデータイーストが破産したことで権利関係の諸問題が発生し、発売中止になった。 『メタルマックス2改』及び本作を購入してはがきを送ればサントラCDがプレゼントされるキャンペーンも行われていたが、本作の発売中止によりキャンペーン自体が事実上の中止に。 GBA ルナブレイズ(任天堂) HAL研究所開発のRPG。2002年春発売予定で2001年には任天堂スペースワールドで試遊版も出展されるなどかなり完成していたと思われるのだがお蔵入りに。 公開されていた資料によると集めたモンスター同士で戦うゲームらしく『ポケモン』や『ドラゴンクエストモンスターズ』に近い内容だったと想像される。 また、開発中のSSには戦闘中画面に何故か『カービィ』と表示されているが、同じ画面内にカービィの姿は見えないのでゲスト出演予定等ではなく会社繋がりの仮置き用データと思われる。 DS 機動戦士ガンダムSEED(バンダイ) 同タイトルの人気作品『機動戦士ガンダムSEED』を元にしたソフト。 E3 2004で発売されDSの発表と共に発表されたが開発中止になった模様。アクションゲームだったらしい。 DS THE ロボットつくろうぜっ!(D3パブリッシャー) PS2ソフト『SIMPLE2000シリーズ Vol.104 THE ロボットつくろうぜっ! 激闘!ロボットファイト』のDS版。開発元のサイトで「DS版の構想があったが実現しなかった」と語られた。 PS2版では物語の発端となった事件の真相が謎のままで放置されており、容疑者もフェードアウトして終わっていたので、続編への布石にするつもりだった可能性はある。 DS スペクトラルフォース(仮称)(アイディアファクトリー) PS版第2作のDS移植バージョンとして発売される予定だったが、いつのまにかお蔵入りに。 DS 戦闘員山田はじめ2(キッズステーション) GBAで発売された『戦闘員山田はじめ』の続編だったが、お蔵入りとなる。 DS 大学駅伝2008 HAKONE(仮)(SNKプレイモア) 世にも珍しい大学駅伝を題材にしたゲーム。 データを元に大会の結果を予測してくれる「シミュレータモード」と、監督としてチームを育成し大会に挑む「育成モード」に加え、過去の大会の名場面や記録を見ることができる「データベースモード」の3つのモードが収録されていた模様。 画面写真も公開され発売日も2007年12月13日に決まっていたのだが、初報の公開された僅か1週間後に突然発売中止に。 実在の大学が絡むデータベースモードの許可絡みでトラブルが起きた? DS デトロイト・メタル・シティDS ~デス・シャウト~(D3パブリッシャー) 同名コミック作品のメディア展開の一角として発表。発表時にはTGS等で大々的なイベントも行われたが、延期を繰り返した末にひっそりと開発中止となった。 DS 電子メイド手帖 恋のいろは(SNKプレイモア) 『サムライスピリッツ天下一剣客伝』にて登場したキャラクター「いろは」をメイン据えたスピンオフタイトルであったが、SNKプレイモアのゲーム事業縮小の煽りを受けて『KOF MI3』等と共にお蔵入りに。 後に本作のコンセプトを引き継ぐ『恋のいろは』が携帯向けに配信されている。また、本作に登場の予定だったキャラは『Days of Memories』シリーズに登場し日の目を見た。 DS 東京魔人學園帝戰帖(マーベラスエンターテイメント) 『剣風帖』のDSリメイク発表と同時に開発が発表された『東京魔人學園伝奇』シリーズの3作目。 昭和初期を舞台に『剣風帖』と『外法帖』を結ぶ物語となるはずだったが、マーベラスの経営悪化により開発中止が発表された。 DS 忍者じゃじゃ丸くん ~ペンは剣より強しでござる~(ジャレコ) ジャレコの過去タイトルのオムニバスソフトのおまけで外伝的な趣が強いGBAの『じゃじゃ丸Jr.伝承記〜ジャレコレもあり候〜』を除くと、『鬼斬忍法帖』以来実に10年ぶりとなるじゃじゃ丸くんシリーズの完全新作。2008年発売予定。 DSらしくタッチ操作を全面に押し出した内容だったらしい。かなりの数の画面写真も公開されていたのだが発売中止となった。 ジャレコは2009年1月に業績悪化の末、ゲームヤロウに全株式が1円で売却される憂き目に遭っており、恐らくその前後のゴタゴタで発売出来なかったのだと思われる。 発売予定の5年後の2013年、ハムスターにより本作のソースコードを流用して作られた新作『忍者じゃじゃ丸くん さくら姫と火竜のひみつ』が3DSで発売された(*4)。 3DSにもかかわらずDS丸出しのクオリティで且つフルプライスの作品だったので、事情を知らないユーザーからの評価は微妙であった。 DS はち恋(エレクトロニック・アーツ) EA日本法人の初のオリジナルタイトル…になるはずだった作品。ジャンルはオーソドックスなギャルゲー。キャラクターのCVなども収録済みでほぼ完成直前であった模様。 「長嶋はるか演じるヒロイン"長嶋はるか"が某VOCALOIDそっくりで、それがお蔵入りの原因」という説もあるが詳細は不明。言うほど似ているかどうかも意見のわかれる所。 少々わかりにくいが、自分と同姓同名のキャラを演じており主題歌も担当していた。 主題歌はソフト本体に先行してCDが発売されており、これだけは入手できる。 余談だが当時の長嶋はるか氏の事務所はどうしても名前を売り出したかったらしく、同年に『桃色大戦ぱいろん』というブラウザゲームでも同姓同名のキャラの役で出演している。 攻略対象キャラの中にいわゆる「デブ専」向けな女性キャラがおり、その筋の嗜好の方々にはちょっとした話題となっていた。 後にiOS/Android用アプリとして、2012年10月1日から2014年2月28日まで配信された。 キャラクター自体はDS版とほぼ同じだが一部のキャラはCVが変更され、長嶋はるか氏演じるキャラクターも一之瀬歩/芸名 星咲カスミという名前に変わっている。 なお、本作で大々的にフィーチャーされていた長嶋はるか氏はその後も細々と声優や歌手として活動を続けていたが、2021年に療養の末に33歳の若さで亡くなったことが報じられた。 DS バテン・カイトスDS(ナムコ) 『ゼノサーガDS』と同時に発表されファンを沸かせたが、『バテン・カイトスII』の発表と同時に発売中止となった。 ちなみに、『ゼノサーガDS』はタイトルを『ゼノサーガI・II』に変え発売されている。 また、対応機種が不明なので合わせて紹介するがモノリスソフト取締役・本根氏によると『バテン・カイトスIII』も開発が進んでおり設定画やテスト試作版が作られたが、ナムコ側の事情でこちらも没になっている。 DS へんしんマジカルドール(GAE) 『びっくり! どっきり! 魔法のペン』という作品と同時に発表された女児向けゲーム。 しかし同時に発売中止になった。 『魔法のペン』はその後3DSソフトとして作り直され『びっくり!とびだす!魔法のペン』というタイトルで発売されたが、こちらは未発売のままである。 DS ミステリールーム(レベルファイブ) 『アタマニア』シリーズ第3弾タイトルとして2010年に発売予定だったが、延期を繰り返しiOS/Android用ソフトに路線変更。 その際、タイトルを『レイトンブラザーズ・ミステリールーム』へ変更、主人公もレイトン教授の息子にするなどレイトン教授シリーズの関連作となった。 DS ラクガキ王国(タイトー) 当初、DSの発売予定タイトルに入れられていたが音沙汰なし。 その後、タイトーよりリリースされた『ロストマジック』は『ラクガキ王国』シリーズとのシステム的類似点があることから、本作から開発変更がなされたものと見られている。 DS ロックマン ゼクスクレイドル(カプコン) DSで展開されていた『ロックマンZX』シリーズ3作目。 かねてよりネット上に「3作目を製作途中だったが没になった」「タイトルはZXC(ゼクスクレイドル)」という出所不明な噂が流れていたが、『ZX』の開発企業であるインティクリエイツの2021年度のクリスマス生配信にてこれらが事実であることが明言された。 シリーズ2作目である『ZXA』はあからさまに次回へ続くオチとなっていたため当初は2作目の時点で3作目まで出す予定があったと思われる。 しかし、ある程度製作した段階でカプコン側の事情により中止となったとのこと。 3DS オメガファイブ(ハドソン) 360のダウンロード専用タイトルとして発売された同名ゲームの移植版。 ハドソンがコナミに吸収合併されたタイミングで開発中止となった。 3DS 海王 KING OF PIRATES(マーベラス/comcept.) 『SOUL SACRIFICE』と同時期に発表された稲船敬二氏とマーベラスによる開発費4億の共同プロジェクトタイトルであったが、発表以降ほとんど続報がないまま2015年3月にひっそりと発売中止が報じられた。 内容は擬人化した動物キャラによる三国志と海賊をモチーフにしたアクションRPG。しかし、そのキービジュアルセンスの古さで発表時点でほとんど期待はされていなかった。 3DS 戦国ランス(イメージエポック?/アリスソフト) 同名アダルトゲームのまさかの移植作。他社からアリスソフト側へ「移植しないか?」と持ち込み企画があったことが『ランス10』発売後に明かされた。 しかし、打診した企業側が追加要素として提示した内容がアリスソフト側の反感を買ってしまい、話が「流れてしまった!」との事。詳細は『戦国ランス』を参照。 3DS チョコボレーシング 3D(仮称)(スクウェア・エニックス/ハ・ン・ド) チョコボシリーズのレーシングゲームで、かつてPSで発売された『チョコボレーシング ~幻界へのロード~』の関連作だが、そのゲーム性は見るからに大きく様変わりしていた。 3DS発売前のイベント「任天堂カンファレンス2010」で動画とともに制作が発表されたものの、その後続報のない状態となり、2013年10月に海外のゲーム情報サイト「SILICONERA」が原作『チョコボレーシング』の開発者である時田氏にインタビューを行った際、開発中止になっていたことが判明。 2022年3月にSwitch用ソフトとして『チョコボGP』が発売されたが、こちらはシステム上『チョコボレーシング』の後継作品であり、本作との関連性はない。 3DS つくろうポン太のガーデンズ 3D(エレクトロニック・アーツ) ガイド役のタヌキ、ポン太と共に庭を作るガーデニングシミュレータ。ポン太の何とも言えないビジュアルが一部で話題になっていた。 海外では『My Garden』というタイトルで3DSのローンチタイトルとして開発が進められPVも公開されていたのだが、北米での3DSの発売1か月前になって発売中止が発表。それに合わせる形で国内でも発売中止となってしまった。 海外メディアのプレビューによると出来はあまり良くなかったらしい。 3DS ボンバーマン(仮称)(ハドソン) 2010年のE3で発表されたが、ハドソンがコナミに吸収合併された関係でお蔵入りに。 3DS モバイルボール(ミクシィ) 『モンスターストライク』のXFLAG スタジオ開発の対戦アクションゲーム。 球体に入ったキャラを操作して行うサッカーの様な内容で、スマホ版とのクロスプレイが予定されていた。 「Nintendo Direct 2018.9.14」でも紹介された作品だったが、2019年6月20日に「想定するクオリティに達しなかった」としてスマホ版と共に開発中止が発表された(参照)。 これにより3DSの新作ソフトはついに0本となり、翌年には3DS本体の出荷が終了したため、3DSは終焉を迎えた。 3DS レイトン7(レベルファイブ) 『レイトン教授』シリーズ7作目としてiOS/Androidと共に発売される予定だったタイトル。 当初は「ロールプレイパズルゲーム」と銘打っていたが、2015年に人狼風のゲームに路線変更され、その時にiOS/Android用のゲームに変更されるも、2018年には公式サイト自体が削除されそのまま音沙汰なし。 その後、2023年2月9日のNintendo Directにて『レイトン教授』の正式な7作目『レイトン教授と蒸気の新世界』がSwitchで発売予定であることが発表された。 3DS ロックマンDASH3 Project(仮称)(カプコン) 『ロックマンDASH』シリーズ3作目。「プレイヤー企画参加」を謳っており中々気合が入っていた。 新キャラ・新メカ等ある程度の要素は決まっており、体験版も告知されていたが2011年7月に『メガマンユニバース』共々開発中止。詳細は『ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産』を参照。 セガ携帯機 GG それいけ!アンパンマン(セガ・エンタープライゼス) GG テトリス(セガ・エンタープライゼス) MD版『テトリス』を参照。 GG 妖怪伝ひすい丸 梵天の剣(セガ・エンタープライゼス) 中世の日本舞台にしたフィールド方式時代劇RPG。桃太郎、金太郎、牛若丸や弁慶等の、日本の寓話のキラクター達が登場する予定だった。 GG初の純和風RPGとして発表され、『セガビデオマガジン』や雑誌でもゲーム画面も掲載されており、1993年10月29日に発売予定とされていたが、その後の音沙汰は全く無し。 GG TEAM WILLIAMS(セガ・エンタープライゼス) タイトルのみ発表されたF1チーム「ウィリアムズF1」を題材にしたと思われるレーシングゲーム。 MD関係の雑誌等で発売ラインナップに掲載されていたが、その後の音沙汰は全く無し。 GG ラジ吉伝説(マイクロキャビン) タイトル通り、ラジコンを使ったレースを題材としたレーシングゲーム。 GGが発売された当初、予定表に『ポップブレイカー(当初はリフレクトワールド)』と同時期に掲載されていたが、画面写真も出ないままお蔵入りに。 バンダイ携帯機 WS 黒い瞳のノア シェルグリス クロニーク(ガスト) PSソフト『黒い瞳のノア Cielgris Fantasm』の続編。 2000年6月22日の発売を予定していたが、結局発売中止に。 WSC 聖剣伝説2(スクウェア・エニックス) SFCソフト『聖剣伝説2』の移植作。最初の発表以外に音沙汰無し。 2017年にPSVリメイクが発表され、WSC版の開発中止から10年の時を経てようやく携帯機への進出が叶うこととなった。 WSC ダイスDEチョコボ(スクウェア) PSソフト『ダイスDEチョコボ』の移植作。スクウェアマスターピースシリーズの1つとして発売予定だったが発売中止に。 後に『チョコボランド』にタイトルを変えてGBAで発売した。 WSC ファイナルファンタジーIII(スクウェア・エニックス) 名作シリーズの、『I』『II』に続く移植作品。 WSCの期待の目玉として発売予定だったが、元々のプログラムが複雑だったことと、WSの売上が芳しくないこと等から中止となった。詳細は『ファイナルファンタジーIII』を参照。 ソニー携帯機 PSP うみねこのなく頃に Portable3 / うみねこのなく頃に Portable4(加賀クリエイト) PS3用ソフト『うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~』のPSP移植版。 前作『うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~』は『Portable1』『Portable2』として発売されたが、こちらは発表以降音沙汰はなく、2016年に発売・開発元が倒産した。 PSP うしろ(レベルファイブ) レベルファイブ10周年記念作品3部作の第3弾として2008年に発表された「心霊ホラーRPG」で、2009年にPSPで発売とされていた。 ゲーム自体はその後音沙汰なしで終わったが、2014年から2015年にかけて、小説版やマンガ版等が展開された。 『ファミ通』2018年11月8日号に掲載された日野社長へのインタビューでプラットフォームをSwitchに移しての発売が示唆されたが、やはり音沙汰なし。 PSP 痕 Portable(アクアプラス) Leaf(リーフ)がPCでリリースしていたADVの移植版。シリーズ初の一般向け移植として期待が寄せられていたが延期を重ねた末発売中止に。 これが作り直されたのが2009年6月26日にWinにて18禁で発売された再リメイク版である。 一般向けで出そうとすると大幅な改編により世界観が壊れてしまうらしいが、一応2008年に一般向け漫画化(*5)(単行本全5巻)されている。頑張ればゲームの方も何とかなったのでは? また、2011年にアクアプラスの御祭り格闘ゲーム『アクアパッツァ』に『テネレッツァ』を差し置いて何故か参戦させられた。 なお、昔の『電撃プレイステーション』で(初期版の)一般向け移植の話が実は既にされており、何とヒロインの乳首丸観えなシーンまで掲載していた。 PSP TGM-K(仮称)(アリカ) 『テトリス ザ・グランドマスター』シリーズ初の携帯機作品になるはずだった。 2004年7月にアリカのPSP参入に際して発表されたが、その後音沙汰なし。 PSP デビルメイクライポータブル(仮称)(カプコン) シリーズ初の携帯機版だったが開発中止に。 PSP FORTUNE ARTERIAL 伊織の野望(角川書店/ARIA) AUGUSTのアダルトゲーム『FORTUNE ARTERIAL』のファンディスク的な作品を予定していたが、本編の移植となるPS3『FORTUNE ARTERIAL 赤い約束』共々開発停止が発表された。 PSP トラウマの輻輳 TENEBRAE II / Re:妹へ… TENEBRAE III / 時の還るところ TENEBRAE IV(ブーストオン) 人工島で起きた事件に巻き込まれた人々の物語を複数の視点で描いたサスペンスホラーADVシリーズ。 1作目『闇からのいざない TENEBRAE I』は発売済でシリーズとして展開する予定だったが、突然の開発中止が発表された。 PSP バイオハザードポータブル(仮称)(カプコン) 初公開以降続報が全く届かない内に次世代機のPSVが発売。さらに、3DSで『バイオハザード』関連作が発売されたため開発中止が確定。 一応、PSPでゲームアーカイブスの『バイオハザード』初期3作品を遊ぶことはできる。 PSP 魔界ウォーズ(仮称)(日本一ソフトウェア) 日本一ソフトウェアのPSP初進出作品として2004年に発表されたものの10年以上も延期を重ねた末、2017年7月15日にスマホアプリがリリースされることが発表。これに伴い、ゲーム雑誌に掲載され続けていたPSP版発売予定の記載が削除された。 本作の主人公を務める予定だった「アサギ」は、本作の代わりに開発されることとなった『ファントム・キングダム』以降のゲームにゲストキャラクターとして出演。「永遠の次回作の主人公」として日本一製のゲームの多くでネタにされることとなる。 PSP ロストレグナム2 暗黒邪神と鷹の戦士(アーテイン) 2007年に発売されたARPG『ロストレグナム 魔窟の皇帝』の続編。1作目の開発元の娯匠抜きでアーテインが独自に開発を進めていたが、2009年6月19日に『ロストレグナム』の商標が娯匠に譲渡され、開発に携わっていなかった本作は開発中止に。 その後、アーテインは2011年に倒産してしまった。1作目は評価が高く続編も期待されていたのだが、商標を取得した娯匠からも続編製作の発表は無い。 PSV ANONYMOUS;CODE(MAGES.) 『科学アドベンチャー』シリーズの一作。2015年に開発が報じられた後、PS4/Switch版と同時にPSV版の発売も明かされたが、その後長らく沈黙していた。 後の2020年に久々に情報が解禁。PS4/Switchと同時に発表されていたが、既にPSVの衰退が久しいこともあってか、結局PSV版のみなし崩し的に発売中止となった。 PSV うたの☆プリンスさまっ♪Dolce Vita(ブロッコリー) 2016年6月頃に新作ゲームとして発表されたが、その後2019年6月にPSV版の発売中止とSwitch版の発売が発表された。 PSV 巨影都市(バンダイナムコエンターテインメント/グランゼーラ) PS4とPSVでのマルチ展開予定だったが、2017年5月にPSV版の開発中止が発表された。PS4版は同年10月19日に発売されている。 理由は明らかにされていないが、PS4版でさえフレームレートが一部落ちる所がある程のゲームなのでPSVで最適化するのは困難であったと思われる。詳細は『巨影都市』を参照。 PSV クロノス・マテリア(ガスト) ガストによる新規IPのダンジョン探索型RPG。プレイ形態にはソーシャルゲームのようなフリーミアム制が採用されるとしていた。 2013年に発表され、同年9月に発売予定であったが程なく未定となり、そのまま音沙汰が無いまま2016年に海外ゲームサイトを通じて発売中止が報じられた。 のちに『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』でソフィーを担当することになる声優の相坂優歌氏は主人公アイリスとして本作がデビュー作になる予定だったが発売中止に伴い、このゲームの後に発表されたTCG・スマホアプリゲーム「アンジュ・ヴィエルジュ」のメインヒロインの日向美海役でデビューした。 PSV 十三機兵防衛圏(アトラス) 2017年9月の「2017 PlayStation Press Conference in Japan」の場で、「アトラスとヴァニラウェアのタッグによるPS4/PSV用ソフト」として発表。東京ゲームショウにもPV出展された。 当初の予定では2018年発売決定と報じられていたが、その後の情報が途絶えたまま2018年11月にアトラスから「PS4のみの発売ならびに発売日未定に延期」のアナウンスがなされた(参照)。 「より良い品質、遊びごたえのある作品としてお客さまにお届けするには、対応プラットフォームの集中と、今しばらくの期間が必要との結論にいたりました」とのこと。 2019年にはPS4向けに複数の体験版がリリース。同年11月にアナウンス通りPS4独占で本編『十三機兵防衛圏』が発売された。 PSV ZONE OF THE ENDERS HD EDITION(KONAMI/High Voltage Software) PS2で発売された『ZONE OF THE ENDERS』と、その続編『ANUBIS』のHDリマスター版。 PS3版とトランスファリングによるセーブデータ共有が可能なPSV版の発売が予定されていたが、PS3/360版のあまりにも酷い出来に続編の開発チームが解散させられ、PSV版もいつの間にか存在そのものが消えていた。 PSV ナナミの兵法(仮称)(メディアファイブ) PSVで『ネクレボ』シリーズを展開するメディアファイブの新規タイトルとしてゲーム天国にひっそりと出品されていたが、そのまま発売中止となっていた。 中止が判明した同日には『ナナミの教えて』シリーズとして3DSでシリーズ展開することが発表された。 PSV RAIL WARS! -軽井沢より殺意を乗せて-(MAGES.) ライトノベル『RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-』を原作とするTVアニメ『RAIL WARS!』のゲーム化作品。2014年11月27日発売予定だったが延期され、2016年1月28日に発売中止のアナウンスがされた。 PSV ボコスカガールズ タツノコ学園クライマックス(V3) アニメ制作スタジオ『タツノコプロ』制作のオリジナルアニメシリーズの登場キャラクターに扮した美少女の変身アクションゲーム。2014年頃から情報が出始めるが2015年を最後に情報が途絶え公式サイトも消失。その後、2018年3月に一旦の開発中止が発表された。 なお、当ゲームのイメージソングを唄っていた声優ユニット「everying!」はゲームの発売を見ることなく2017年11月26日に解散してしまっている。 PSV Bloodstained Ritual of the Night(505Games/ArtPlay/DICO/インティ・クリエイツ/WayForward Technologies) 『悪魔城ドラキュラ』シリーズを手掛けていた五十嵐孝司氏が開発したアクションゲーム。2018年発売予定だったが、2018年8月に発売日の延期とPSV/WiiU版の開発中止が伝えられた。 主な理由として実機の製造中止を挙げている。 その後、2019年にPS4やSwitch等で無事発売。WiiU版はSwitchへと移行する形となったが、PSV版はそのまま立ち消えに。 中止機種を選んでいたユーザーへは、機種の変更や払い戻しで対応する旨の措置が取られた。 PSV ロボドラ(エープラス) 基本無料、一部アイテム課金制のDLゲーム。2人までプレイ可能なファンタジーRPGらしい。 2014年9月頃に「今冬配信予定!」と発表されるも結局配信されず。公式サイトも放置されている。 アーケード R-GEAR(タイトー) 『レイフォース』の続編として同じくF3システムで発売される予定だった作品。開発中止になり、FXシステムの『レイストーム』が正式な続編として発売されることになった。 詳細は『レイストーム』を参照。 r.p.m.RED Tuned Car Championship(コナミ) コクピット筐体のレースゲーム。全国通信対戦対応で、最高8人までの同時プレイが可能。 プレイヤーの戦績を記録する「エントリーカード」と、マシンの車種やチューンナップ状況を記録する「マシンカード」の、2種類の磁気カードを使ってプレイする。 レースに参加することで得られる「チューニングポイント」で、パーツを購入して自分のマシンをチューンナップしていく。 ガソリン残量が設定されており、これが尽きるまで遊べる。プレイ中でも100円玉を投入するとガソリンが補給される。 コース選択の際に、ゴール前にガソリンが尽きることが明らかな場合は「レースを完走するには1クレジットが必要です」と警告してくれる。 レース中はセンターモニターにレース映像が映しだされ、フリーアナウンサーの辻よしなり氏による実況が流れる。 AOU2003で公開。同年5月や8月に、神戸、川崎などでロケテストが行われた。 2枚の磁気カードによるプレイ記録は『アイドルマスター』を、ガソリン残量によるプレイ制限は『ボーダーブレイク』をはじめとするエネルギー課金制ゲームを先取りしていたかのようであり、とても興味深い作品である。 『ギタドラ』シリーズに「r.p.m.RED」という楽曲が収録されており、本作と何らかの関係があると目されている。 Outburst4D(タイトー) ナムコの『スターブレード』タイプの3Dシューティングゲーム。レイシリーズのように敵をロックオンして撃破するシステムが特徴。 同じくタイトーが汎用可動筐体『IDYA』用のゲームとして発売された『サイバーステラ』の後継作品と思われる。 1995年にロケテストが行われたものの、いつの間にかお蔵入りになってしまった。 しかしゲーム自体は決して悪いものではなく、ゲームバランスやグラフィックは多少荒削りであるものの、演出やスピード感、サウンドなどもかなり凝っていたため、本作のお蔵入りを惜しむプレイヤーも存在する。 BGMは当時ZUNTATAに所属していた中澤秀一郎氏が担当。後に本作のBGMがサウンドアルバム『ZUNTATA RARE SELECTION VOL.3 S WORK S』に収録されている。 本作のメインテーマ曲である『FUTURE EXPRESS』は未発売ゲームの楽曲にもかかわらず当時のZUNTATAのライブでも演奏されている。 あすか120% リミテッド(カネコ/フィルインカフェ) SS版に先行してカネコよりAC版の発売が予定されていたが中止に。 その後、SS版『あすか120%リミテッド BURNING Fest.』が1997年10月9日にアスク講談社より発売。AC版もこれに近い内容であったと思われる。 ウィングフォース(アトラス/A.I) 1993年製の縦スクロールシューティングゲーム。ショット+ボンバー方式のいわゆる『雷電』のオマージュ作品。 ゲーム専門誌『ゲーメスト』で本作の記事が取り上げられたことはあったが結局お蔵入りに。ロケテストも一応行われたらしい。 しかし、近年になって某オークションでお蔵入りになった開発基板が売りに出され、MAMEの関係者が落札したため、その後MAMEに対応されることとなった。 ウォーオブザグレイル(カプコン) 2006年にカプコンから発表。キャラデザイナーに水着鎧でお馴染みの西村キヌ氏を採用し、当時の雑誌『ファミ通カプコン』でも情報掲載、雑誌『アルカディア』では表紙を飾るなど宣伝が行われていたが同年開発中止に。 オーパーツ(サクセス) 1992年。変則ブロック崩し。多彩なギミックや敵キャラが出現し、ピンボールのような趣もある。 同社の『コットン』と同じ田村英樹氏の手によると思われる女性キャラが、タイトル画面やゲーム内に登場する。 Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、未発売作として本作のタイトルが確認できる。 おといろは(KONAMI) JAEPO 2016にて発表された「和」をモチーフにしたBEMANI作品。 サウンドディレクターは肥塚良彦氏、キャラクターデザインは黒猫ダンジョンシリーズでお馴染みのいそにん氏が務め、発表時に『FLOWER』や『凜として咲く花の如く』といった有名曲の収録アナウンスや、メインキャラクターの1人を使用したミニゲーム『シバさけ』を公式サイトにて公開したりと鳴り物入りでプロモーションを行っていた。 しかし、同じくJAEPO2016にて発表された『ノスタルジア』が順調にロケーションテストを重ね、2017年に稼働開始したのに対し、本作は同年10月に発表された決算史料には記載が無く、そのままひっそりとお蔵入り。 公式の開発中止発表は現在に至るまで行われていないが、当時BEMANI所属アーティストの1人であった96氏のツィートにて開発中止が明言されていた。 もっとも、JAEPOの発表時に公開された肝心の筐体があまりにも大き過ぎる上に、「和」という割にはかなりカジュアルな楽曲群、ウリにしていたスライダーの操作がギャラリーから見て非常に恥ずかしい物(*6)だったため、開発中止は妥当と言える。 なお、収録予定だったオリジナル楽曲は現行のBEMANI機種に切り売りされ日の目を見た(*7)他、本機種の銀盤ボタンも完全新作タイトル『ボンバーガール』の筐体に丸々転用されることになった。 カオスコード ネクストエピソード オブ エクストリームテンペスト(F K Digital) 2D格闘ゲーム『カオスコード』シリーズの最新作として2019年11月13日に発表され、exA-Arcadia基板を採用した作品として登場予定だったが、翌2020年2月10日にF K Digitalの開発業務停止により開発中止に。 中止の原因は、本シリーズのプロデューサーであるMickey Lin氏によると「二人三脚で開発し日本文化に造詣の深かった弟、Michael Linが2017年12月25日に病にて亡くなってしまい、その後も手を尽くしたが精神的に追い込まれスタッフも去ってしまい、止むを得ず苦渋の決断をした」と語られている(参照)。 かかってきなさい(メディア商事/IMS) 脱衣要素を含めた横スクロールSTG。業者向けのショー出展のみで、ロケテストも行われないままお蔵入りに。 雑誌の記事によると、ボス(美少女)前の唐突な会話デモ、回避不可能な攻撃、苦労してボスに勝つとタイトル画面に逆戻り。「もう少しちゃんと作ってからロケテすれば、お蔵入りせずにすんだかも」的な言葉で記事は締めくくられた。 ショー出展時では脱衣CGは御法度だったため、実際に脱いだCGは公開されなかった。 先述の通り、ロケテすら行われないまま没になったため、調整も何もない。脱衣要素を含めたゲームなだけにゲームバランスが悪いのは意図的な仕様だった可能性もある。 空手忍者 翔(夢工房) エイコムがAC用のベルトフロアアクションゲームとしてリリース予定だった作品で、開発途中でエイコムから新会社の夢工房に業務が移管され、当社の発売第一弾になる筈だった。 四神を題材とした4人のキャラクターから選択出来たが、見た目は某『シュビビンマン』みたいなデザインで、女性キャラの玄武がパワータイプというのも珍しかった。 MVS向けに開発が行われていたが、既にベルトスクロール作品の人気が下火になっていた時期であり、キャラクターが4人用意されていたにもかかわらず、2人同時プレイまでしか出来ない時点で多人数プレイ作品に需要がある海外市場への売り込みも見込めなかったのがお蔵入りの原因かもしれない。 CAPCOM FIGHTING ALLSTARS(カプコン) 新旧カプコンキャラ集結で話題となった3D対戦格闘ゲーム。ロケテストも行われたが、2003年8月7日に開発中止が発表された。 登場キャラの1人「イングリッド」は後に『CAPCOM FIGHTING Jam』に参戦し日の目を見た。 彼女と共に新キャラ3人組として登場予定だった2人の男性キャラ「D.D.」と「ルーク(*8)」もスマホアプリ『オトレンジャー』で日の目を見たが、同アプリは2014年にサービス終了。 ガンビート(トレジャー) NAOMI基板で開発されていた、3D自機後方視点レース+シューティングゲーム。いかにもトレジャーゲーな冒険家の主人公、箒に乗ったエルフの魔女っ子などが登場していた。 開発休止は2000年頃と推測される。 キメラビースト(ジャレコ) 1993年にロケテストが行われたのみ。ショーのカタログには載ったが、出展はされなかった。海外ではリリースされたと噂が流れていた。 後年、ジャレコ作品のBGMを収録したサウンドトラックCD作成に向けての準備作業の中で、奇跡的に本作の基板が発掘された。 2013年4月に高田馬場ゲーセンミカドで「ロケテスト」という名目で稼働、さらに全国数店舗で期間限定的に行脚ロケテストも行われ、その後も同店では不定期に本作を稼働させている。 しかし、本作が正式に発売されるという情報は現在になっても一切ない。 テレビドラマ『ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~』のED及び9話に登場しており話題となった(*9)。 + プレイ映像 ギャルズパニックSP プリント大作戦(カネコ) 脱衣陣取りゲーム『ギャルズパニック』シリーズの一作。『S2』の続編として発売される予定で、2001年6月頃に実際にロケテストが行われていた。 筐体にプリンタが接続されており、プレイ後に特典画像を印刷してくれるという当時としては類を見ない試みが行われていた。 ロケテスト時には7月発売との触れ込みだったが、結局発売されないまま音沙汰がなくなる。 その後、約1年後の2002年7月に本作からプリンタ要素を丸ごとオミットし『ギャルズパニックS3』としてリリースされた。 『S2』と比較すると一部の変更点こそあるが、ほとんどが前作の流用。キャラクターがアニメーションしない・前作までいた隠しキャラがいない等、プリンタ要素以外は劣化点だらけの未完成品だった。これは『S3』にもほぼそのまま引き継がれてしまう。 そもそも当時はカネコ自体が重大な業績不振に陥っており、本作の登場前の2000年4月に既にカネコは債権債務を整理・ゲーム部門からの完全撤退を決定していた。本作の発売についても相当の混乱があったものと見られる。『S3』として日の目を見られただけでも、まだ本作は救われていると言えるのかも知れない…。 急降下爆撃隊(コナミ) 1989年の発売を予定していたSTG。 横画面の縦STG。自機はA-10攻撃機。回転拡大縮小機能を用いたグラフィックが特徴で、レバーを左右に振ると画面全体が自機を中心に左右に回転するという『メタルホーク』的なシステムであった。 当時の『ゲーメスト』に記事や広告が掲載されていたため、知名度はそこそこ高い。 しかし、近年になって某オークションでお蔵入りになった開発基板が売りに出され、MAMEの関係者が落札したため、その後MAMEに対応されることとなった…が、余りにもお粗末な完成度が露呈されてしまい、これは発売されなくて正解だったとの声も。 『グラディウスIII』と同時期のショーに出品されながら、PSG音源とZ80CPU×3の基板スペックでは余りにも…。 + プレイ映像 https //www.nicovideo.jp/watch/sm319137 究極PC原人(カネコ) PCEで発売された『PC原人』のアーケード版になる予定だった作品。 開発初期はダライアス同様のステージ分岐タイプだったが、最終的には自由にステージ選択が可能になり、特定数クリアするとボス戦になる仕様だった。 開発にはあのMTJ氏が関わっている。 QP(サクセス) 1997年。MVS用のミニゲーム集。ネオジオフリーク誌に何回か掲載され、サクセスの公式ページの製品一覧にも記述があるが、お蔵入り。 タイトルの意味は「Quality People(高水準の暮らしを送る者といった意味の造語)」で、主人公は貧乏暮らしの少女、ライバルは富豪の娘(女社長?)と、美少女キャラを前面に出していた。 極超豪拳 (The Eye of Typhoon)(ビッコム) 1996年に開催されたAOUショーのSNKブースにて『ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝』の陰でひっそり参考出展されていた、NG用2D格闘ゲーム。元々は「ファイトフィーバー2」として開発が進められていた。 技のモーションが変じゃない、女性キャラクターが“ちゃんと可愛い”等、同社の『ファイトフィーバー』から比べて確かな技術の進歩を見せていた。 結局NG版は発売されなかったが、韓国ではMS-DOS版と3DO版が発売されている。 3DO版のオープニングは、PS1初期を思わせるチープなレンダリングアニメで味わい深い。 クイズ ドラゴンナイト(アトラス) パソコンやPCEでリリースされていた『ドラゴンナイトII』の絵を使ったクイズゲーム。脱衣要素あり。 あまりにもエロすぎたため一般公開を見送ったという談話がある(参照)。 クッキングアイドル アイ!マイ!まいん! ハピハピ★キッチン(カプコン) 当時大人気だった同名の子供向け料理アニメのキッズカードゲーム。 ロケテストは2010年の3月に行われた(参照)。 グレイアウト(タツミ) 1987年。『アフターバーナー』を強く意識した大型可動筐体の疑似3Dシューティングゲーム。 AMショーに出展されたが製品化はされなかった。 Wikipediaの「辰巳電子工業」にも記載あり。 筐体外観やプレイ画面はこちらを参照。 幻界超戦デストピア(東亜プラン) 1994年。ファンタジー世界を舞台とした横スクロールアクション。ロケテスト版を遊んだプレイヤーによると難易度は高かったらしい。メーカー倒産によって開発打ち切りに。 その後、2019年になって突如twitter上で動画が公開され、ゲームマニアはおろか元東亜社員達までも驚かせた。 拳獣 -KENJU-(サミー/ドリームファクトリー) 『ザ・ランブルフィッシュ』が世に出た頃に発表された作品。個性豊かなキャラクターが多数存在し、ロケテまでしたが、その後は何の音沙汰も無く消滅した。 アニメ塗り風味のトゥーンレンダリング「アニメティックシェード」で描かれたキャラクターはいずれも個性的。また独自性の高いシステムによって幅広い駆け引きを実現していたらしく、現在でもお蔵入りを惜しむ声や再開発を望む声が存在する。 雑誌『アルカディア』でも「戦闘画面まで出てた拳じゅ…」→「察しろ!」といった内容で、お蔵入りしたことについて触れた4コマが掲載されていた。 一説には基板として採用したATOMISWAVEが、ヒット作に恵まれないなどの要因で普及しなかったのが原因ではないかといわれている。 現場でガンガン 大都市開発計画(タイトー) パワーショベル風の操作デバイスを用いたゲーム。パワーショベル以外にも2つの建設機器に乗って操作することができた。 PSのポケットステーションを取り付けるスロットがあった。しかし、AMショー出展時はスロットはダミーで機能していなかった。 2000年9月21-23日の第38回アミューズメントマシンショー(AMショー2000)で公開。その際の資料では2001年6月発売予定とされていた。 ゴーストロップ(データイースト) 『パズルボブル』に、同社の過去作『グレイプロップ』の要素を加えたようなパズルアクション。2人対戦仕様。 1997年にMVSでリリース予定だったが、データイーストのアーケード撤退よりも少し前に発売中止となった。 2000年ごろSNKが再度発売を検討したが、やはりお蔵入りに。 2012年に発売された『マジカルドロップV』に、本作のキャラクターが2人ほど参戦している。この2人だけはシステムも下記動画のような独自システムとなっている。 + プレイ映像 ザ・遺産相続(ギャップス/アイオーン) 『豪血寺一族』を手掛けた元・アトラス大阪開発室のスタッフ達による3D格闘ゲーム。「へんたい」と呼ばれる変身システム、老婆やイロモノキャラ等、かなり豪血寺に近いノリだった。 PS系基板を使ったポリゴン格ゲーだったため、家庭用への移植も想定されていた可能性も窺えるが、お蔵入りになり、開発元のアイオーンも『羅媚斗』の完成後に倒産。 2000年頃には有志によるファンサイトもあり、写真も含めた情報も結構あったものの、既に閉鎖されてしまい今では情報は皆無である。 彩響DJ アニクラゲ(コナミ) 2018年に発表された「アニクラ」をモチーフとする『BEMANI』シリーズの新作になる予定だった作品。 旧題は『Rizminance』(リズミナンス)。収録曲の多くがアニソンのリミックス曲で構成されていたことから現在のタイトルになったと見られる。 使用筐体は『REFLEC BEAT』シリーズの物と酷似していて、同作からのコンバートを通じて稼働させる予定だったと思われる。 2018年9月から2度ロケテストが行われていたが、JAEPO 2019には未出展に終わった。 その後、収録予定の楽曲(主にアニソンのアレンジ)が『jubeat』などへ切り売りされ日の目を見た。 もっとも、アニクラという題材自体が非常にマニアックなジャンルということから、採算自体も取れないと判断したと思われる。 加えて、版権料の問題で稼働からわずか3年で終焉を迎えてしまった『BeatStream』シリーズの過ちを繰り返さないためにも本作の稼働中止は妥当という声が多い。 Cytus Ω(カプコン) 台湾のゲーム会社「Rayark」の同名音楽ゲームのAC版で、カプコンのアーケード音楽ゲーム第2弾として制作されていたタイトル。 2015年夏よりロケテストが行われJAEPO 2016に出展する等順当に宣伝活動が行われたが、同年夏に無期限開発延期が発表され、2年後の2018年3月30日に開発中止が発表された。 ちなみに、本作に収録される予定だった書き下ろし楽曲に関しては、同じくRayark発売の『DEEMO』に収録され日の目を見ている。 その後、2019年4月25日に発売されたSwitch『Cytus α』に本作の楽曲が収録され、遂に本家CytusでΩの楽曲をプレイできるようになった。 サイドエフェクト(タイトー) 1991年に出るはずだった固定画面の全方向シューティングゲーム。都内のタイトー直営店でもロケテストは行われている。 プレイヤーは画面中央に配置されている砲台をパドルで操作して画面外から飛来してくる敵を撃ち落していく。 セガがMKIIIで発表した『ギャラクティックプロテクター』をメカニカルにしたような感じだった。 CD『新大陸-G.S.M. TAITO 6-』(ZUNTATA)にアレンジ版BGMが収録されている。 ΨΦ PSY-PHI(セガ) 「サイファイ」と読む。セガの新型基板「LINDBERG」の目玉タイトルとして発表された完全新作3D格闘ゲーム。すべての操作をタッチパネルで行うことが最大の特徴。かの鈴木裕氏のAC復帰作としても注目され、2006年2月から一部店舗でロケテストされていた。 タッチパネル上で指を激しく滑らせる操作が多く、火傷や突き指の危険性が指摘されたため発売中止に(*10)。 なお、タッチパネルで指を滑らせる操作は後に『maimai』シリーズや『REFLEC BEAT VOLZZA(2)』にて採用されているが、前者は公式自ら手袋着用を推奨し後者は次作『悠久のリフレシア REFLEC BEAT』にて廃止。また『脳開発研究所クルクルラボ』や『Wonderland Wars』では筐体付属のタッチペンを使うことを前提としている(後者はコントローラーも兼ねる)など、タッチパネルのスライド操作をアーケードゲームに採用するのは無理があったと言えなくも無い。 お蔵入りにこそなったものの、同作の開発で得たノウハウは鈴木氏自身が後に手掛けた3DSTGの『Air Twister』(Apple Arcade/Switch/PS4/PS5/One/XSX/Win)で生かされる形となった。 THE HOUSE OF THE DEAD 5(セガ) 台本は完成していたが、筐体のコストが合わなかったことから開発中止に。 シリーズのアーケード5作目は2018年の『HOUSE OF THE DEAD ~SCARLET DAWN~』を待つこととなる。 SAMMY VS CAPCOM(仮称)(サミー/カプコン) 2003年に製作発表された作品。『GUILTY GEAR』とカプコンの作品が夢のコラボを果たすことで話題になったが『APPLESEED EX』のソースコード盗用が原因かお蔵入り。 詳細は『クリムゾンティアーズ』を参照。 サムライスピリッツ零SPECIAL完全版(SNK) 『サムライスピリッツ零SPECIAL』に追加要素を付け加えた増補版として開発され、2004年頃にロケテストも行われたが、正式稼働には至らず。 その後、2020年6月にSteam/Epic Games Storeで配信されたWin版『サムライスピリッツ ネオジオコレクション』に収録され、日の目を見ることとなった。同年7月にはPS4/Switchでも発売されている。 そして、2022年9月にはexA-Arcadia基板によるAC版が稼働を開始したことで18年ぶりに本来の意味での復活を果たした。 実況パワフルプロ野球 BALL☆SPARK(コナミ) 『おといろは』と同時期であるJAEPO2016で発表された『実況パワフルプロ野球』シリーズのAC版。 2016年3月にロケテストが行われていたが、現在は公式サイトそのものが消滅。 シャッフルロード(タイトー) 鶏が主人公のパズルゲームだったらしい。ロケテストをするところまでは、開発が進んでいたようなのだが残念ながらお蔵入り。 タイトーのデザイナーだった、かどつかさ氏の作品リストなどで本作の名前を見ることができる。 音楽データは『パズルボブル』に引き継がれており「コケェ〜ッ!」という音声はその名残であるとのこと。 ネットオークションで流出したDSの開発ROMに、詳細不明ながら本作と同名タイトルの未発売ゲームが存在する。 タイトーはDSで過去のアーケード作品をリメイクした作品を何本か発売しているが、この作品もその1つだった可能性があると見られている。 進撃の巨人 TEAM BATTLE(カプコン) 『進撃の巨人』のアーケード作品。『ガンスリンガーストラトス』と似たような大型筐体の作品。 2015年に発表、2017年1月に非公表ロケテストでお披露目しJAEPO2017にも出展されるも、その後音沙汰はなく2018年11月30日に公式サイトにて開発中止が発表された。 神竜戦記(SNK/ASTEC21) 1995年。ASTEC21(アダルトゲームブランド「アトリエかぐや」の母体)がMVSで開発していた、ファンタジー要素を含んだ2D格闘ゲーム。大阪でロケテストがされていた。 剣と魔法の2種類の攻撃方法があり、飛行モード、飛行キャンセルなど目新しいシステムを搭載。また、体力ゲージや時間表示が画面下端にあることも特徴的。 当時のネオジオフリークでも特集記事が組まれていた(*11)。 + プレイ映像 スーパー飛龍の拳(カルチャーブレーン) 1作目以来となるアーケード用飛龍の拳。 スターブレード オペレーションブループラネット(ナムコ) 『スターブレード』の続編。2001年9月20~22日に開催された「第39回アミューズメントマシンショー」、及び2002年12月18~29日に開催された「キャラ博」に出展されたが、半球形ドームスクリーン搭載の密閉筐体「O.R.B.S.」のデモ用プログラムとしての性質が強かった。 本作はアーケードゲームとして発売されることはなかったが、「O.R.B.S.」筐体はその後も開発が続けられ「パノラミック・オプティカル・ディスプレイ(p.o.d.)」筐体として完成。『機動戦士ガンダム 戦場の絆』『マッハストーム』『スター・ウォーズ:バトル ポッド』等、数々のアーケードゲームに採用されている。 + プレイ映像 スティールクロニクル ガーネッシュ(KONAMI) 同社制作のTPS『スティールクロニクル』のスピンオフ作品。筐体は『機動戦士ガンダム 戦場の絆』を彷彿とさせるタイプ。 JAEPO 2014で発表され数度のロケテストが行われたものの続報が無く結局お蔵入りになった。 ソーサリアンレジェンド(ARUZE) 日本ファルコムの人気パソコンゲーム『ソーサリアン』をアーケードゲーム化したもの。 原作とは違い操作するキャラクターは1人だけとなっており、ぷらっとネットを使用し4人までの協力/対戦プレイが可能でゲームセンターの筐体以外にもパソコンや携帯電話からも参加できるマルチアクセスプレイが可能の予定だった。 消えた王様の杖など原作と同じシナリオが用意されており、曲も原作をアレンジしたものが使用されていた。 2005年9月1-3日の第43回アミューズメントマシンショー(AMショー2005)で公開。その後は発売されないまま2007年にアルゼがカジノ向けのゲーム部門を除くゲーム事業から撤退し発売中止となった。 ソードマスター(太平技研工業) 90年半ばにテクモ直営ゲームセンターにてロケテストが行われた2D対戦格闘ゲーム。 中世ヨーロッパが舞台で、バスタードソード&プレートメイルの騎士や、ハンマーを持った大男、男装の少女剣士などが使用キャラクターに居た。 後日、バージョンアップ版と思われる『ソードマスターEX』のロケテストも行われ、画面エフェクトが派手になったり等したが、結局未発売。 断仇牙(タイトー) 『カイザーナックル』のアップデート版。ロケーションテストをしていたが後にお蔵入りになってしまった。 当初は『カイザーナックルEX』というタイトルでロケテもされていたが、さらなるアップデート版として再びロケテされたのが『断仇牙』である。 非常に間違えやすいが、カイザーナックルの和也の無敵対空技である「断空牙」とは字が違う。 あまりにも凶悪すぎた難易度をマイルドに、その他さまざまな部分が調整され、中ボスのゴンザレスとアステカがプレイアブルキャラとして使えるようになっていた。 ただし、ジェネラルは使用不可だが出現条件は廃止され、CPU戦のラスボスとして固定化されている。 基板そのものは極僅かだが出回っており、一部のゲームセンターで稼動が確認されている。 2022年3月に発売された「イーグレットII ミニ」に収録され、四半世紀余りを経て正式に製品化されることになった。 ダイダロスの迷宮(アルゼ) ファンタジー世界で迷宮内のモンスターを討伐等する対戦型ボードゲーム+RPG。 2004年9月2~4日開催の第42回アミューズメントショーに出展。その直前にロケテストも行われた。また2005年内に同名のPCゲームも発売予定とされていた。 使うと対応キャラが特典つきで召喚できる専用ガシャポンフィギュアが売りだったが、それゆえ荷物がかさばる、初回プレイ料金がかさむ(プレイ料金+フィギュア+後述のぷらっとネット共通ICカード)のが大きな欠点だったらしい。 同時にロケテされていた『バトルマリンアーケード』『雀凰道』や『VMJAPAN ~幻符乱戦記~』『ソーサリアンレジェンド』などとともに、アルゼ開発のオンラインアーケードゲーム筐体「ぷらっとネット」対応として稼動の予定だった。 だが、しばらく音沙汰が無いうちにアルゼはアーケードゲームから撤退、ぷらっとネット構想や本作含む対応ゲームもお蔵入りになってしまった。 女性キャラの露出が妙に高めなのも特徴。女戦士フランカ役の後藤邑子氏を始め豪華声優陣を起用、今は無き公式ページでは各キャラの詳細な設定が公表されていたなど、特に世界観には結構力は入れていた模様。 公式サイトにも記載されていないフィギュア専用の隠し主人公も2人いたこともあってか、ロケテストの際はフィギュアだけが速攻で売り切れてしまった事例が多かったらしい。 D・T7(ダイナミック・トライアル7)(東亜プラン) 東亜プランが1993年に出すはずだった対戦格闘レースという斬新なジャンルのゲーム。7種類のマシンから1つを選び、搭載されている武器でライバル車や障害物を吹き飛ばしてゴールを目指す。 1枚のPCB基板で2筐体2人プレイに対応。基板をもう1枚加えると4筐体4人の乱入プレイが可能(1筐体では1人プレイのみ)。 DarkSeed(フェイス) 海外のコレクターがネットオークションで購入した、ジャンクのネオジオ開発基板に付属していたフラッシュメモリから、データがサルベージされた事で存在が明らかになった作品。 発見当初は開発会社や開発時期はおろかタイトルすらも一切不明でデータに『超人学園ゴウカイザー』の名前があったことから、テクノスジャパンの作品ではないかと思われていた。 その後、外注として当時ドット打ちに参加していたという人物がTwitterに降臨。株式会社フェイスの作品で仮タイトルは『ドラゴンズヘヴン』だったということが判明した。 『くにおくん』シリーズのキャラデザで知られる緒方孝治氏も開発に携わっていたことを証言。そして、緒方氏の提案により『ねとらぼ』において本作のプロデューサーであった浅井健吾氏へのインタビューが実現、ゲーム内容や開発中止までの詳細な経緯が語られた。 + サルベージされたデータによるプレイ映像 タッチストライカー(セガ) サッカー初心者でもタッチペンで遊べるゲームというコンセプトのリアルタイムサッカーシミュレーションゲーム。2008年9月の第46回アミューズメントショーに出展、2009年の春に都内3箇所のセガ直営店でロケテストを実施していた。筐体は『MJ』シリーズや『Answer×Answer』と同一のものを使用。 専用サイトまで立ち上げたものの、これとほぼ同時期に同型の筐体を使用していた『タッチタッチトラベル』(ミニゲーム集の様子)とともにロケテストだけ実施され、結局お蔵入り。 後者は後にiPhone専用アプリとして、セガが指定したゲームを購入したユーザーに無償プレゼントされた。 後にセガは『イナズマイレブン』シリーズがこの作品の制作中に得た特許を侵害しているとして、レベルファイブに訴訟を申し立てている。 CHARGE N BLAST(セガ) NAOMI基板による、カベールシューター型の3Dグラフィックによる半固定画面STG。1999年に都内2箇所のセガ直営店でロケテストが行われていたが、ロケテストの結果が芳しくなかったのかお蔵入りに。 一方、AC版と同内容であるDC移植版が2000年12月にシムス(*12)から発売されている。PC版も企画はあったものの途中でお蔵入りに。 チェインピット(セガ・エンタープライゼス) セガ・マークIIIのゲーム『不思議のお城ピットポット』は、この作品の続編に当たる(*13)。 『アレックスキッド』シリーズの開発者、「オサール・コウタ」こと林田浩太郎氏へのインタビュー記事の中で、その存在にわずかに触れられている。氏が初めて企画から関わったゲームであったと思われる。 タイトルについては『不思議のお城チェーンピット』だったという証言もある。ここではセガ公式である上記インタビュー記事での表記に従った。 Chantze s Stone(データイースト) 正しくは「チャンツェストーン」なのだが、この題名の日本語表記が無かったらしく、タイトル画面でのボイスの聞き間違いにより「キャッシングストーン」として知られている。 1985年リリース予定だったが何故かお蔵入りになった、ファンタジー世界で冒険するLDゲーム。ロケテのインカムが振るわなかったのだろうか? 後に『トライアッドストーン』『シュトラール 秘められし七つの光』として移植・リメイクされた。 ついんくいっくす(タイトー) 『Qix』の2人同時プレイ版。キャラクターデザインに漫画家の竹本泉を起用。ロケテストも行われ1995年5月発売予定だったが販売中止に。 ロケテスト基板が高額で出回っていたという。BGMは後に『パズルボブル2』に流用された。 海外版はグラフィックが遺跡や宇宙人に変更されているが、こちらもお蔵入りになっている(MAMEには対応)。 テトリス ザ・グランドマスター4 ザ・マスターズ・オブ・ラウンド(アリカ) 非常に競技性の高いテトリスとして知られるTGMシリーズの4作目。2009年に全国のセガ系列ゲームセンターでロケテストが行われたものの、翌2010年9月18日にプロデューサーの三原氏が自身のブログで「海外で版権無視の作品が横行しているためリリースできません」という意味の発言をした(参照1)。 その後『TGM2015』というタイトルの作品が海外・日本でロケテストが行われている。一部メディアでは『TGM4』というタイトルで紹介されたこともあるが、どうやら上記のゲームが復活したというわけではないらしい(参照2)。 電車でGO!Nゲージ編(タイトー) 電車でGO!のコントローラーを使ったサテライトでぐるっと、複数台の路線と車両のNゲージのジオラマを取り囲み、カメラのついたNゲージ車両の映像を見ながら走らせるかなりの気合いと作り込みを見せた作品。 当時導入したいかのアンケートが店舗社員にあったので市場に出るかどうかまでは検討された様だが、その設置場所が当時としても最大クラスで、ショーの時もやたらトラブルが発生して「調整中」が頻発していたことから頓挫したものと思われる。 アミューズメントショーだけでなく、鉄道イベントに設置・稼働した事もある。 天麟の書 死嘩護(ビスコ) ビスコ初の対戦格闘ゲームとして、1993年に一部のゲーム誌でその存在が発表された。 1994年6月に東京にあった某ゲームセンターでロケテが行われ、同年のAMショーにも出展された。ネオジオでも発売が予定されていたが、どちらも稼動・発売されることはなかった。 英字表記は『CHICAGO』で、海外版タイトルは『CRYSTAL LEGACY』となる予定だった。しばしば「死華護」と誤表記されることも多い。 1997年に本作をベースに『ブレイカーズ』として生まれ変わり、バージョンアップ版の『ブレイカーズリベンジ』も登場した。 時計じかけのアクワリオ(ウエストン) ウエストン最後の業務用ゲーム。システム18基板対応で、ロケテストは1993年に行われていたが立ち消えになり、基板はおろか(後述の音源データ以外の)資料すら全く残っておらず、画像写真も満足に現存していない。 シンプルな2Dアクションであったようだが、それすらもロケテストプレイヤーの記憶に過ぎない。そんな作品だが作曲者の坂本慎一氏が奇跡的に音源データをDATで残していたおかげで、サントラが2006年にEGG MUSICから販売されている。 なお、主人公は男の子と女の子のロボットの3人から選択してプレイするのだが、なぜかキャラ選択シーンが着替え中で下着姿。 完全にお蔵入りとなったものと思われていた本作だが、なんと2012年にウエストンから当時のサウンド以外の開発データが発見された。 それを基に海外のStrictly Limited Gamesが本作の再開発を行い、2021年11月30日にPS4/Switch向けの移植版が発売された。実に28年ぶりに日の目を見ることとなった本作の公式サイトはこちら。 ニトロプラス対戦格闘ゲーム(仮称)(マイルストーン) ニトロプラスのゲームに登場するキャラを使用した対戦格闘ゲームでWin『ニトロワイヤル-ヒロインズデュエル-』をベースに開発が行われていた作品。 しかし、開発元のマイルストーンの社長が2013年に逮捕されたことをきっかけに同社の活動が停止、本作の開発も中止となる。 その後、本作の企画を『アルカナハート』シリーズのエクサムがサルベージしたことによって、最終的にAC『ニトロプラスブラスターズ インフィニットデュエル』として生まれ変わり現在に至る。 New Space Order(バンダイナムコゲームス) 『UGSF』シリーズの世界観を使ったRTS。2004年頃からナムコ直営のネットカフェでクローズドβテストが行われており、2007年にはアーケードゲームとしてショーに出展されたが、その後公式に開発中止が発表された。 NEW pop n music Welcome to Wonderland!(コナミ) JAEPO2020にて突如発表された『ポップンミュージック』シリーズの完全新作。 筐体も完全に一新され、操作デバイスもボタンが縮小され『チュウニズム』のようなタッチスライダーも追加、新規ノーツの追加にキャラクターの3D化と従来のポップンから大幅な仕様変更が施されていた。 しかし、その後JAEPO2020の展示以外に公式アナウンスは一切行われず、先行収録されていた版権曲は本家に収録、そして2020年11月の決算資料では同時に発表された『jubeat(新筐体)』と共にリリース予定のラインナップに未掲載となりそのまま音沙汰なし。 後に「ユーザーの反応を探るための試験展示である」との開発者証言があり、当該作のリリース時期や、正統続編・外伝作といった位置付けについては現在でも明かされていない(参照)。 ちなみに、本作の発表を受け「現行機種は『peace(25作目)』で打ち切りとなり、新筐体へ完全移行」という謎のデマが広まったが、本家シリーズは『解明リドルズ(26作目)』『UniLab(27作目)』と変わらず継続中。 当Wikiの『ポップンミュージック peace』の記事にて「本家ポップンはpeaceが最終作となるという公式アナウンスが行われた」という書き込みが行われていたのだが…。 忍者外伝Ⅱ(テクモ) 『忍者龍剣伝』『NINJA GAIDEN』の源流、AC版『忍者龍剣伝』の続編となるはずだったMVS用ベルトアクションゲーム。1994年7月にテクモ直営ゲームセンターにてロケテストが行われたが同月のうちにお蔵入りに。 使用キャラは3人に増え、前作から続投の忍者であり御馴染みの主人公「リュウ・ハヤブサ」と、元アメフト選手のマッチョ系「スラッシュ」に加え、ヒロイン的キャラの売れないアイドル「ラン」が追加されていた。 これにより、前作主人公がハヤブサであったことが明かされたものの、そのハヤブサは忍者装束を脱いで赤いジャンパーを着ており、日本刀ぐらいしか忍者要素が無くなっていた。 バーニングストリート(テクモ) 1995年にロケテストされていた作品。開発は『マジンサーガ』や『ワンダープロジェクトJ』などを手掛けたことで知られるギブロ。『闘姫伝承』や『でろーんでろでろ』と同じマザーボードシステム基板で動いていたらしい。 3対3のチームバトルを題材とした2D格闘ゲーム。8方向レバー+3ボタン。 自チームと敵チーム合計6人のキャラクターが常に画面上に存在し、プレイヤーはリーダー1名を直接操作する。パートナー2名はレバーとボタンの組み合わせで指示を与えて間接的に動かす。 リーダーは既存の2D格闘ゲーム同様、1ライン上を左右移動+ジャンプが可能。パートナーは、指示を与えるとベルトスクロールゲームのように縦ラインもシームレスに移動した。 バイゴーン(タイトー) 1985年。一時期流行した”スプリング”みたいな自機を操作するサイドビューのアクションシューティング。 見た感じはアトラスがPCEで発表した「メソポタミア」に近い。『ちゃっくんぽっぷ』の「もんすた」も登場する。 バッシュ(オリエンタルソフト) 2000年秋のAMショーにて、給与未払いで有名な『G-STREAM G2020』と共に参考出展されていた2D格闘ゲーム。登場キャラクターは全部で10人。 画像を見るに、グラフィックは良く描けていた。 パラパラパラダイスDX(コナミ) 2000年頃に『パラパラパラダイス』の新バージョンとして開発されていたが開発中止。 「筐体を完全新造」「3人同時プレイ可能」「学習機能搭載」「モデム通信機能」といった新要素が加わる予定だったらしい。 バリアント シュヴァンツァー(セタ) レバー+2ボタンの縦STG。N64互換基板「ALECK64」で作られており、グラフィックは3Dで描かれているがゲーム性は完全な2D。敵キャラクターをキャプチャー(捕獲)してパワーアップするという要素が特徴。 1999年、各地のゲームセンターでロケテストをしていた。アルカディア誌の記事によると同年のAOUショーで展示公開された。また、SOFTBANK GAMES NEWSの記事では2000年春に稼働予定となっていた。 雑誌の記事によると、お蔵入りにするのが惜しい程の完成度の高さだったらしい。 2015年6月より、高田馬場ゲーセンミカドで短期間だけ稼働していた。その後も不定期に稼働を行っている。 タイトルのカタカナ表記については『ヴァリアント シュヴァンツァー』『ヴァリアント シュバンツァー』などとする表記もネット上で見られる。ここではSOFTBANK GAMES NEWSでの表記に従った。 + プレイ映像 beatmania II(コナミ) 同社の大ヒットDJシミュレーションゲームの後継機として開発されていた作品。収録曲などは初代と同様であったため、元々は『beatmania II』までがゲームの名称でDXは筐体バージョンという位置づけだった模様である。 しかしながら、先行出荷されたDX筐体に人気が集中してしまい、リリースがそちらに一本化される形で通常筐体版に当たる本作の発売は中止になった。以降は『beatmania IIDX』シリーズとして現在に至っている。 現行『IIDX』関連では、2nd style収録の2曲「PUT YOUR FAITH IN ME」「SP-TRIP MACHINE」のタイトルや、初期作のムービー、家庭用『IIDX』コントローラーの初期出荷分の箱の商号位置など(*14)に、本来は『II』としてリリースされる予定だった名残が見受けられている。 PS2版『6th style』収録の達人プレイヤーによるプレイ動画ではこの筐体が使用されている。その他にもごく少数ながら(韓国版2nd styleである『beatstageII 2nd style』など)こちらの筐体が出荷されていた模様。 ビックバイパー(コナミ) 3Dバトルレーシングゲームで、企画当初はグラディウスIVとして開発されていた作品。スピードで競う以外にもショットやミサイルで相手を攻撃する要素があったとのこと。 背景設定として「ビックバイパーの正式パイロットを目指すため、グラディウス軍の訓練生がシミュレーションテストで腕を競う」と言う物が考えられていたが、最終的に『ビックバイパーを操作し、ハイパーマシングランプリの優勝を目指す』と言うシリーズと関連性のない物になった模様。 1995年の第33回AMショーで出典されていたが当時はメディアに対する情報規制が強かったらしく、本作の写真はごく僅かしか残されていない。 ツインタイプの筐体で、使用可能機体はビックバイパー、ロードブリティッシュの他にドラグーン、サンダーヘッド、隠し機体としてファントム、ヴァンダーの計6機。 ゲームは初級・中級・上級とコースが選べる他、3つの視点切り替えやBGM選曲可能など、当時のレースゲームによくあった機能が搭載されていた。 最終的にお蔵入りとなったが、後に形を変え『ソーラーアサルト』がリリースされた。 ちなみに、10枚組のCDアルバム『コナミシューティングコレクション』にお蔵入りとなった本作の曲が収録されている。 フォースファイブ(サミー) AW-NET対応の3D対戦格闘ゲーム。サミーの新基板「ATOMISWAVE」を使用した作品。 2004年春発売予定として、各アミューズメント関連イベントに出展。 通常の格闘ゲームとは異なり、基本5ラウンド制で、その代わりにキャラクターの基本攻撃力が極めて高いのが特徴。 個性豊かな10人のキャラクターが登場。ゲームの完成度は非常に高く、強力なカウンター攻撃による高い逆転性や、全キャラクターに「フォース」を使った飛び道具系の必殺技が用意されているなど、他の3D格闘ゲームとは一線を画した内容であった。 結局、発売されずお蔵入りに。その後2006年、NAOMI基板を使用した『仁義ストーム The Arcade』(開発:悠紀エンタープライズ、販売:アトラティーバ・ジャパン)に生まれ変わった。『フォースファイブ』のキャラクターたちがテクスチャを張り替えて流用されていた模様。 ちなみに『仁義ストーム The Arcade』は、ロケテスト時は脱衣システムを搭載した「アダルト格闘ゲーム」として話題を呼んだが、製品版では脱衣要素は削除されている。 ブラストウインド(テクノソフト) 『ハイパーデュエル』と同時期(1992~1993頃?)にアーケード用タイトルとして開発され、ロケテストも行われたが、製品化に至らずお蔵入り。 1994年にタイトルを『稲妻セイバー』と改め、4機種の自機選択を導入、キャラクターの性格設定やセリフに奇抜なギャグセンスを盛り込んで再びロケテストを行ったが、やはりお蔵入り。「好きな食べ物は、牛!」 その後、1997年1月17日にSS用ソフトとして発売。 ブレイブヒーローズ(KONAMI) リアルカードは使わないが『三国志大戦』などと似たシステムのリアルタイムストラテジー。古今東西の英雄たちが登場。 2008年9月ごろに池袋、川崎などでロケテストを実施。2009年発売予定とされていた。 PROJECT CERBERUS(マイルストーン) Win『LOST CHILD』のキャラクターを使用した対戦格闘ゲーム。 元々はアーケード向けに開発された物だが開発中止になり、最終的にPSPでリリースされることになった。 なお、本作のBGM担当でアーケードゲームへの楽曲進出する予定だった「埼玉最終兵器」氏は、後に『MUSECA 1+1/2(KONAMI)』に過去に手掛けていたアレンジ楽曲が収録された事により、本作の開発中止から大幅に遅れてのアーケードデビューとなった。 ペップルプル(タイトー) キャメルトライのロケテストの後に、ロケテストがすぐ行われたパズルゲーム。ぱぱら快刀こと海道賢仁氏(*15)のゲームデザイン。 当時「落ちゲー」乱立の中、足元のブロックを使うという発想。マスクに大きなメガネの主人公、紫の敵キャラがなんとも言えない魅力(?)があった。 ロケテストをしていた基板が不良品の状態で出荷されたために、遊べた時はその魅力に惹かれる人も多かったが、フリーズやグレーアウトなどまともに起動しないことも多く、結局ロケテスト結果が最悪のまま終了してしまった。今でもプレイした方が遊びたいゲームに挙げることもある程の魅力があった。 キャラをタイトーのマスコットにする案もあったらしく、内部書類やプレゼン資料などにも一時期頻繁に登場した。 ちなみに、当の主人公は『ゆうゆのクイズでGO!GO!』のミニゲーム内でちゃっかりとデビューを果たしている。 ボレンチ(セガ・エンタープライゼス) 1990年。迷路内に反射ブロックを配置して、転がる球体をゴールまで導くアクションパズル。 ゴールまでの時間が遅いほど高得点というシステムのため、スコア狙いプレイではクリア重視プレイよりもさらに高度な思考が要求される。 Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、本作のタイトルが確認できる。 マジカルミュージック(タイトー) 「ミュージックガンガン!」シリーズに続くタイトー製アーケード音楽ゲームの新作として発売される予定だった作品。 AMショーでの発表や数度のロケテストが行われたものの、最終的に開発中止になった。 開発中止の理由としては、楽曲が「ミューガン」と比較して地味だった事と言われている模様。 なお、タイトーは本作の開発中止から約1年後にスマホ向け音楽ゲームの『GROOVE COASTER』をアーケードに移植した結果ヒットし、アーケード音楽ゲームにおける一定の地位を築き現在に至る。 マッスル行進曲(バンダイナムコゲームス) 元々はアーケード向けタイトルとして開発され2007年にロケテストも行われていたが、一度お蔵入りになり、最終的にWiiソフトとして発売に至った。 ちなみに、同作のプレイヤーキャラは赤いダンベルを持っているが、これは元々AC版のコントローラーがダンベルを模した物だったことに由来している。 メタルソルジャーアイザック(タイトー) 1984年に『ログイン』などのゲーム雑誌にも紹介されたが、結局そのままのタイトルで発売はされなかった。その後『メタルソルジャーアイザックII』が1985年に発売された。 一説によると、ログイン掲載の時点から仕様変更があり記事と大きく異なる内容になったため『II』をつけたらしい(ソースは不明)。 本作に使用される予定だった曲が、『II』のデモ画面や『ダライアス』にも使用された。現在はZUNTATAの楽曲「Captain Neo」として親しまれている。 『タイトーメモリーズII下巻』の付属ブックに、本作のポスターの写真が載っている。 少なからず流通していたとの目撃談もあるが、実際に初代のPOPも現存が確認されているため、信憑性は高い。 モンスター エンシェントクライン(エクサム) エクサムの2D対戦格闘ゲーム。その名の通り人間キャラが極端に少なく、人型をした獣、亜人、あるいは怪物のキャラが多い。元々は同人ゲーム制作サークル「8105graphics.」が製作していたソフト『MONSTER』だった。 AC化に当たってグラフィックをハイレゾ処理し、さらに新キャラを追加。本来は2008年の冬に出る予定だったが、元々少人数でしか作成していないことによる開発難航と、大幅な仕様変更が度重なったこともあり開発期間は伸びに延びた。最終的には、キャラクターの挙動もシステムもほぼ1から作り直した。 テストプレイヤーとしてかの「中野TRF」の店長及び常連プレイヤーが参加しており、その縁で二度ロケテストが行われ(*16)、少しだけ話題になった。しかし同時期にエクサムの経営が厳しくなった(*17)ことから稼動中止に。 ロケテ時に写真撮影等を厳禁にしていたため、画像は殆ど残っていない。わずかにPV、隠し撮りをしたと思われる動画などが動画投稿サイトに挙がっている程度。PVが作られたのは極初期のため、最終ロケテストバージョンとは大幅に映像・雰囲気が異なっている。 最終ロケテストバージョンではキャラを選択後、3種類の特徴的なシステム(*18)から選択するという形式だった。製作中で使用不可のキャラも数体いた。 色の違う光の蝶を召喚したり、花火筒を設置して爆発させたりと、直感的に仕様が分かり難い技が多かったのも特徴。通常技も「これはどんなところで使う技なの?」というのがあったりもして、わざと謎の多いゲームとして作られていた。 jubeat(新筐体)(コナミ) JAEPO2020にて突如発表された『jubeat』シリーズの完全新作。 しかし、その後JAEPO2020の展示以外に公式アナウンスは一切行われず、先行収録されていた版権曲は本家にて収録された。 2020年11月の決算資料では同時に発表された『NEW pop n music Welcome to Wonderland!』と共に、リリース予定のラインナップに本作は未掲載であった。 ライオネックス(サン電子) 任天堂のAC基板「VSシステム」用として開発されていた完全オリジナル作品。タイトルにもなっているマザーコンピューター「ライオネックス」が人類に反旗を翻す中、主人公のサイボーグ戦士がライオネックス破壊に向かうというSFアクションだった。 「ライオネックス」とは同社のADV『デッドゾーン』に登場したスペースコロニーのマザーコンピューターと同名であり、そちらでも同じく暴走して事件を起こしている。しかし未発売に終わったため、関連性は不明。 サン電子のVS.システム用ソフトとしては『マドゥーラの翼』『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』『Blaster Master』(日本版ではなく海外版の方)も同じく発売中止になっている。 RAP FREAKS(コナミ) BEMANIシリーズの一作として1999年にロケテストが行われていた作品。 両手に「ハンドクラップ」というデバイスを装着してプレイする。最初に画面に歌詞が表示され、プレイヤーはこれを読み上げて、それが録音される(*19)。そして譜面にあわせて両手を振ったり、筐体の一部や自分の体などを軽く叩くと、録音した音声がラップとなって流れる。 「エフェクトスライダー」というツマミを操作すると、ラップ音声が男声女声や怪物風など変化する(判定には影響せず)。 2人同時プレイの際には、2人がハイタッチをすることでも入力できる。AMショーではこのプレイスタイルが推奨されていた。 ハンドクラップはマジックテープで固定するのだが、これを1人で両手に装着するのが困難であり(AMショーでは係員が手伝っていた)、また装着後は指を動かしづらくなるためエフェクトスライダーの操作に支障が生じる。 そしてロケテストにおいては、プレイ中の両腕の動きが大きくなることと、自分の声がゲーム機から流れる気恥ずかしさのため、プレイする者がほとんどいなかったと言われている。 LOVELOVEパズル・にぎりん(マルカ) 『対戦とっかえだま』と『コラムス』を足したようなゲームだったらしい。8組のラブラブカップルの中から一組を選び、他のカップルとデート先でパズル勝負をするという内容。 開発は『雷電』シリーズなどの開発元であるモス(MOSS)。 『ゲーメスト』で画面写真が僅かながら先行公開されており、大学生同士の正統派?なカップルから、SMの女王様と縄で縛られた中年男性のような、危ないカップルも存在した模様。 Wikipediaの「MOSS(ゲーム会社)」記事内の作品リストにも本作のタイトルが確認できる。 リカルホーン(タイトー) ファンタジーな世界観が特徴の横スクロールアクションゲーム。「動物呼び出し」による様々なアクションが特徴。 1993年にロケテストが行われていたが、正式発売はされずじまい。 + プレイ映像 Rockin’4(ジャレコ) ジャレコが展開していた音楽ゲーム『ロックントレッド』シリーズの4作目。『VJ』『ステッピングステージ』と共に、コナミの『BEMANI』シリーズへの対抗作として展開されていた。 しかし、コナミがゲームセンターに入荷しないよう圧力を掛ける、シリーズの商標権をコナミが取得してタイトル変更せざるを得なくする(後に商標取得は無効と判断)など、確執の中でシリーズ続行が困難に。 結果本作はロケテストのみで発売されなかったが、ジャレコが既に香港企業に買収されていた影響かデータは流出しエミュレーター上ではプレー可能な模様。本作で収録予定だったデータの一部は家庭用版『ロックンメガステージ』に流用された。 PC PC88 タイムシークレット3(ボンドソフト) ADVゲーム「タイムシークレット・シリーズ」の第3弾。 広告の謳い文句によれば、クリアしたデータでゲームをプレイすると、前にプレイしていた自分が出てきてシナリオが変化していくような内容になる予定だった。 書籍「チャレンジ!!パソコンアドベンチャーゲーム」にて作者が「ハードのメモリ内に収めるのに苦労している」とコメントしており、これが原因で完成にこぎ着けなかったと推測される。 PC88 アムトラック(スクウェア) 西部開拓時代が舞台の鉄道経営シミュレーションで、『A列車で行こう』のようなシステムのゲームの予定だった。 開発の遅れていた『ブラスティー』に人員がさかれて開発が進まず、そうこうしている内に『A列車で行こう』が発売されてしまい結局開発中止に。 PC88 アンジェラス2(エニックス) 『アンジェラス 悪魔の福音』の続編。かなりの段階まで開発が進んで雑誌などにも情報が載ったものの、延期に次ぐ延期で結局発売はされなかった。 元々はPC88での発売予定だったが、発売延期の果てにPC98とPCEでの発売に切り替わった。最終的なタイトルは『アンジェラス2 ホーリーナイト』だった。 PCE版は開発ROMが流出しており、それをプレイした人の感想などもネット上では散見される。 発売中止に至った理由は宗教団体から苦情が来たという噂もあるが、真相は不明。 PC88 映画狂殺人事件(シンキングラビット) 製作が発表されたものの、メーカーの事情などから果たせていない。当時の社長は今でも出したいという考えはあるらしい。 プロローグは広告掲載時に発表されており、それを載せているファンサイトも存在する。 パッケージイラストはグラフィック担当の米田朗氏のサイトで公開されている。 PC88 3156corocoro(スクウェア) スクウェア最初期の発売中止作品として、その手のリストを公開している複数のサイトでタイトルのみが掲載されている作品。 実は当時アスキーが販売していたPC雑誌「LOGiN 85年10月号」の企画「プログラムオリンピック」の参加作品であり、そもそも販売する予定のある商品ではなかった。 開発に参加したのはのちに『聖剣伝説』シリーズや『ゼノギアス』など、1990年代を代表するスクウェア作品にプロデューサーとして多数携わることになる当時22歳の田中弘道氏。 入社して最初に完成させたものの会社の事情で没になり、この企画に流用されたことが『ファミ通』の『FFXI』の増刊『ヴァナ・ディール通信 vol.5』で田中氏によって語られている。 雑誌にプログラムのコードが掲載されていてこれを打ち込むことでプレイすることが出来る。 この雑誌記事を基に海外のコレクターがコードをエミュレータで動かすことに成功。30年以上の月日を経て現代のパソコンでも日の目を見ることになった。 PC88 戦極(ライトスタッフ) ヘックス戦闘型の戦国SLG。後発売で三国志や中世物などのシナリオディスクを発売し各ディスクの面子を一堂に会させることも可能という作品だった。 当時宣伝は力が入っていたものの、ある時期から全く触れられなくなった。色々と問題のある背景が存在する模様。ちなみに、当時のライトスタッフの社長は飯島健男(多紀哉)である。 PC88 魔城伝説II ポポロン激闘編(コナミ) MSX版『魔城伝説』のグラフィックを綺麗にしてARPGの要素を追加したパワーアップ版として発売する予定だった。 マイコンBASICマガジンや月刊ログインに開発中バージョンで記事が組まれているので、情報はそれなりに残っている。 続編としては『魔城伝説II ガリウスの迷宮』がMSXで発売されたが、内容は全くの別物になっている。 PC88 マルチモードRPG 救聖樹 マーゼル神話(コナミ) 1988年春の発売予定で数ヶ月間広告掲載されたが、そのまま自然消滅した。 この頃のコナミはPC88用のオリジナルゲーム開発に注力しており、このゲームも『スナッチャー』と並行して開発が進められていた。 PC98 合体守護神トゥインクルスター(2以降)(スタジオトゥインクル) 初代作発売時点で3部作として公言していたが、内紛により人材が離散したため果たせなかった。 PC98 人工失楽園 Paradise Lost(アボガドパワーズ) 18禁 『黒の断章』『Esの方程式』につぐ涼崎探偵事務所ファイルシリーズ完結編としてタイトルが告知され、『Esの方程式』にはPVも入っていたが、2000年11月に開発の一時中止が告知される。 その後、2003年1月の社屋水没事故があった頃には続報もなく、公式サイトに企画ページのみ残る形となっていた(現在は企画ページも削除)。 アボガドパワーズは数々の不運に見舞われた末に社長が亡くなり、身動きが取れなくなった後はシナリオライターの大槻涼樹が別会社へ移籍。直前まで開発中だった『せぶんぴ~す』も開発が中止。 後にアボパ自体は活動再開したものの、今までの作品とは全く関係のない抜きゲを1作を出したのみで実質活動停止。最近になって新作も作られたり、『せぶんぴ~す』が完成したりと動きはあるものの、それ以外の社長が亡くなる前の作品についての動きは一切なく、開発が再開されることはまずないと思われる。 PC98 Never 時の彼方で抱きしめて(カクテル・ソフト) 18禁 当時では珍しい、「泣けるシナリオ」を前面に押し出して高い期待を受けた作品。広告も打たれていたにもかかわらず発売中止となった。 後にメーカーファンクラブの配布ディスク収録の形で、「素材の再利用によるコメディ作品」として3部作構成で発表され直したが、こちらも途中で中止となっている。 メーカー側はシナリオライターの失踪が原因としているが、異論もあり詳細ははっきりしない。 PC98/TOWNS/X68000/PC88VA 王宮騎士物語 テンプルマスター(メサイヤ) オープンフィールド式で移動/戦闘モードの切り替えがなくそのまま戦闘に移行する「フルタイムシミュレーションシステム」や、プレイヤーの行動に応じてシナリオが創造される「ランダムミッションシステム」に加え、ストーリー展開とは独立して個別の行動目的を持つ「フリーキャラクター」など数々の先進的システムを搭載した、自称「第五世代RPG」とのこと。 21世紀になってから実現したオープンフィールドRPGに極めて近いコンセプトを備えていた作品。惜しくも発売されることはなかったが、当初の予定通り1990年の時点で本作が発売されていれば、以後のコンピュータRPGの歴史はまったく違ったものになっていたかも知れない。 MSX アクションボート(コナミ) RC708の型番で初期のパンフレットに掲載されていた。 画面写真はニチブツの『トロピカルエンジェル』に酷似しているが、水着ギャルがいなくただのボートレースになっている。 MSX 単語と遊ぼう(コナミ) 「教育シリーズ」ソフトとして、RC709の型番で初期のパンフレットに掲載されていた。 AC版『沙羅曼蛇』等で使用されていた音声合成チップ「VLM5030」をROMカートリッジに搭載して、音声合成チップから発せられた単語をアルファベットを拾って作っていきながら木を登っていって雲の上のゴールを目指すゲームになる予定だった。 MSX キーボードマスター(コナミ) RC719の型番でソフトカタログに掲載されていた。 音声合成チップから発せられたキーをタイプするタイピング練習ソフト。 MSX コナミのピンボール(コナミ) RC722の型番でソフトカタログに掲載されていた。 画面レイアウトが『ミッドナイトマジック』に似ている。 MSX ジョギングメイト(コナミ) RC726の型番でソフトカタログに掲載されていた。 専用入力マット『アクションマット』を接続して室内ジョギングを行うソフト。 MSX おかず評論家(コナミ) FDソフトとして、RA001の型番でソフトカタログに掲載されていた。 献立を組んでカロリーや栄養バランスのアドバイスを受ける実用ソフト。 MSX 王家の谷 (ディスク版)(コナミ) 同名のROMゲームのディスク版として、RA002の型番でソフトカタログに掲載されていた。 ROM版との違いはステージ数が15から60に増えているのと、エディットモードが付いている点。 後に『コナミゲームコレクション Vol.1』に収録されて日の目を見ることになった。 MSX2 ブレイクショット(コナミ) MSX専門誌で発売予定ソフトとして掲載されていた。 画面写真はFC版の『エキサイティングビリヤード』に似たイメージになっている。 MSX2 OUTER LIMITS(もものきはうす) 18禁 MSX専用アダルトゲームディスクマガジン『ピーチアップ』の第5号に収録された同名の『バトルスキンパニック』風カードバトルゲームの続編。 キャラクターデザインに成年コミック漫画家の悠宇樹氏を起用、サントラCD同梱で雑誌広告も打っていたが、発売予定時期直前に突然発売中止になった。理由は不明。 『ピーチアップ』自体は8号で終了しており、その後に新規タイトルとして発売される予定であったが、メーカーの「もものきはうす」の実態はあの「コンパイル」であり、「採算面で不安視された」とか「ピーチアップの時点でスタッフがもうアダルトゲームを作りたくないと製作に反対していた」とか色々な噂や憶測が流れた。 MSX2 シムシティ(イマジニア) 都市開発シミュレーションゲームの移植。92年に発表されたが、翌年に開発中止が報じられた。 MSX-FAN誌上で、開発中止が1ページを使って大きく報じられた。その中で「MSXは全く未知のマシンで、市場の状態すらよく分かっていなかった」と吐露。広報と開発の2人が深々と頭を下げる写真が掲載された。 開発中の画面写真も公開されていたが、どうやら素材を並べただけのCGだったと言われている。 MSX/MSX2 魔界村(アスキー) MSXマガジンに長期にわたり広告が掲載されていたが、結局発売されなかった。 MSX2 戦場の狼(アスキー) MSXマガジンに長期にわたり広告が掲載され画面も公開されたが結局発売されず、MSX1版のみ発売された。 MSX2 テラクレスタ(日本物産) FC版をベースとした移植でエディットモードも搭載される予定だった。BGMはMSX-MUSICに対応。 MSXマガジンにて何度か記事が組まれ、販促ビデオで動画が公開されるまでに至ったので、ほぼ完成したがお蔵入りになったと思われる。 MSX2 クレイジー・クライマー(日本物産) テラクレスタと同時に発売が告知されたが、こちらは早々に発売予定から抹消された。 MSX2 ドラゴンスピリット(ナムコ) 全ステージのマップ(1面のみ一部地上キャラあり)が入ったサンプル版がMSX-FAN誌上で公開されたが、以降の報道がなく立ち消えとなった。 音源について「独自の音源を搭載する予定」とされていた。 MSX2 センターコート(ナムコ) FC版『ファミリーテニス』のグレードアップ版として発売される予定だった。 MSX2 ワルキューレの冒険II(ナムコ) 1989年にディスクマガジン『ディスクステーション』にイメージデモ映像が載っていた。サブタイトルは「遥かなる時の扉」で、これは動画サイトで確認できる。 「前作をはるかに超えるスケール!多彩なイベント!登場キャラクター500種類以上!!」と謳っていた。約20種のキャラクターのイメージCGも表示され、コアクマンやサンドラ、ゾウナなどが登場する予定だった模様。 『マイコンBASICマガジン』で敵キャラのデザイン募集も行われていたが、初報が出て以降、ほとんど続報が出る事も無く発売中止に至った。 同時にデモが収録されていた『ゼビウス ファードラウト伝説』は発売されている。 MSX ワンダーボーイII モンスターランド(日本デクスタ) AC版『ワンダーボーイ モンスターランド』の移植。 1988年に発売がアナウンスされMSX各誌にゲーム画面が掲載されたが、その後音信がないままMSX-FAN誌1993年2月号にて発売の無期延期が正式にアナウンスされた。理由は「発売しても製造コストを回収できる見込みがないから」とのこと。 1988年発表にもかかわらずMSX2用ではなくMSX1用ソフトである。画面構成はAC版と同じだが当然16色でスプライトも単色となっている。 MSX2 プレイボールII(ソニー) ソニーがMSXでリリースしていた野球ゲーム『プレイボール』シリーズの2作目。『III』まであり『I』と『III』は発売されたが『II』のみ未発売となっている。 『II』が未発売になった理由については『MSXマガジン』1989年12月号にて「内容を一新して『III』として改めて発売することになったため」とメーカーがコメントしているが、実際は致命的なバグが見つかって発売中止になった模様。 X68000 TATSUJIN / 鮫!鮫!鮫!(金子製作所) ACから4本の東亜プラン製STGが同ハードに移植される予定だったが、第1弾の『飛翔鮫』の出来がアレだったからか、結局第2弾となる『究極タイガー』で計画が打ち切られてしまった。 X68000 エアバスター(金子製作所) Oh!Xの発売予定リストに長期にわたり掲載されていたが、結局発売されなかった。 ステージ1のみが遊べるバージョンがネット上に出回っているが、これが当該の開発中バージョンなのかは不明。 FM TOWNS R-TYPE(ハドソン) 1989年に富士通が発売した、世界初のCD-ROM標準装備の32ビットパソコン『FM TOWNS』の発売当初から今後のアプリケーションカタログで「89年9月発売予定」と紹介されていた作品。 PCEのキラータイトルとして名を馳せていたので期待されていたが「開発はハドソンだが外部の開発会社から複数スタッフを集めてチャレンジしていたらしい」「サンプル程度は出来ていたようだ」「アイレム側から許諾が下りなかったらしい」と後に富士通が回答している。カタログの写真はPCE版のものと一部の広告には明記されていた。 最終的には発売延期を繰り返して、売り上げが見込めなくなったから中止になったと推察されている。 Win 蒼の彼方のフォーリズム -ZWEI-(sprite) 18禁 『蒼の彼方のフォーリズム』の派生作品。2018年6月26日に公式サイトで制作休止とアナウンス、2019年1月に改めて中止と発表された。 Win 蒼のせつなに ~Passage in blue~(TerraLunar) 18禁 TerraLunarのブランド解散に伴い発売中止になったタイトルの1つ。 Win 永遠(仮称)(CUFFS?) 18禁 完成を放棄された『Garden』の補填として発表されたが、その後音沙汰無し。 Win Angel Beats!(の2作目以降)(Key) 2010年に放映されたアニメのゲーム化作品。全部で6作品のシリーズとして発表された。 2015年に第1作が発売されたが、2作目以降は音沙汰無し。 2016年12月17日発売の漫画『Angel Beats! Heaven s Door』11巻の後書きでゲームデザイン・シナリオの麻枝准氏が「2作目発売の目処はまったく立っていない」「思いは漫画の次作『Angel Beats! -The Last Operation-』に託す」旨の発言をしている。 しかし、その『The Last Operation』も2020年3月27日発売の第4巻を最後に「第1部完」という名の打ち切りとなってしまった。 Win エンゼルギア(RUNE) 18禁 2002年に発売された『ANGEL-CORE』の続編として制作が進められていたが休止となった。 その後、本作の設定を再構築したTRPG『エンゼルギア 天使大戦』が発売された。 Win 鴎城異聞(の2作目以降)(ABHAR Tronc) 18禁 全六部の短編シリーズとして発表された。 特徴的な舞台とスタッフの共通性から『虚街奇譚』の転生体もしくは精神的続編として一部で話題となる。 2009年に第1作が発売されたが、その後ほど無くしてブランド(の母体である会社)が消滅。再び歴史の闇へと消えることになった。 Win 鬼斬パンデモニウム(サイバーステップ) 2013年2月頃に初公開されたMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)。同年サービス開始予定だったが開始されず、ティザーサイトとムービーが削除された。 後に基本プレイ無料のMMORPG『鬼斬』として再始動し、同年12月12日に無事リリース。10年以上経った今もサービスが継続、2014年2月22日にはPS4でも開始されテレビアニメ・舞台などのメディアミックス展開までされている。 Win おまかせ!とらぶる天使(エンジェル)(ぼとむれす) 18禁 ぼとむれすのデビュー作になる筈が、発売日が以下の様に二転三転。 2005年:5/27 → 6/24 → 7/29 → 8/26 → 9/22 → 9/30 → 秋 2006年:1/20 → 春 → 5/26 → 6/16 → 7月 → 8月 → 9月下旬 → 10月末 2007年:1/26 → 2/2 → 2/23 → 3/2 → 3/23 → 3/30 → 4/20 → 5/25 → 6/8 → 6/22 → 7/6 → 7/27 → 8月中 → 8/10 → 未定 → 冬予定 しかもその間2回マスターアップされている。とエロゲー史に残る延期の多さで有名になってしまった。 07/9/30にドメイン消滅を心配されたが、08/10/31まで延長された…かと思いきや、2011年予定と発表されて以降、結局音沙汰がなくなってしまった。その後も何度かドメイン消滅するも、数日で復活している。 Win Girl s Work(ガールズワーク)(TYPE-MOON) 2008年に新作ゲームとして発表されたが、2010年に企画がゲームからアニメへと変更(制作はufotable)。そのアニメも2015年に企画進行中である情報が出たきり全く動きがない。 Win 神様のゲームゲーム化企画第二弾(XUSE) 18禁 Win 悪魔のゲーム(XUSE) 18禁 『神様のゲーム』ゲーム化企画第2弾とそれに続く『悪魔のゲーム』ゲーム化企画が進んでいたが、2020年4月に原作者が中止になったことを明らかにした。 なお、2021年にザウスは廃業した。 Win グリーン・グリーン(FrontWing) 18禁 2000年にFrontWingから発売された『カナリア』のスタッフらにより、2000年~2001年にかけて製作されていたとされる。最終的に発売には至らなかった。 2001年に開発会社が別の会社から『グリーングリーン』を発売した。それに対しFrontWingは訴訟を起こしたが、FrontWingの敗訴となった。 Win 虚街奇譚(鯖) 18禁 「こがいきたん」と読む。2000年頃開発が行われていたが、発売中止となった。 吉田誠治氏によれば、2000年には出来上がっていたが他スタッフからのダメ出しで発売延期となり、作り直しているうちにグダグダになって開発中止なったとのこと。 独特な舞台とビジュアルから一部で期待を集めており、今でも吉田誠治氏のサイトで一部のグラフィックが公開されている。 Win ゴスデリの続編(Lose) 18禁 『ゴスデリ』発売の後、続編のシナリオを執筆している旨が公式サイトで公表されたが、その後音沙汰は無い。 ブランドの方向性が変わったためお蔵入りになったのだろう、と考えられている。 Win コミュニケーションブルー(ドゥジーン) Team N.G.Xがシステムデザイン及び全シナリオを担当している(参照)。 Win 3APя ~夜明けを待つ星~(TerraLunar) 18禁 TerraLunarのブランド解散に伴い発売中止になったタイトルの1つ。メインタイトルは「ザーリャ」と読む。 Win さやかちゃん物語(アリスソフト) 18禁 『あゆみちゃん物語』に次ぐシリーズ2作目として企画され専門誌でも高い前評判を得ており、ゲーム画面も公開されていたが突然発売中止となった。 原画を担当した人物のサイトで完成済み分の絵が公開されている。 Win 死と彼女と廻る世界 -THE END OF THE EVENT-(ひよこソフト) 18禁 2022年4月に「5年ぶりの新作開発」として公式が告知。同年11月にはテイザームービーが公開され、翌2023年から本格的な情報公開が開始された。 それから少なくとも一度の発売延期を経て2024年3月発売予定となるが、2023年末に会社もゲームも危機的状況にあることが明らかになる。詳細は各自で検索されたし。 その後、2024年1月末から2月初めにかけて公式サイトが消失、一部販売サイトからも商品情報が削除され、2月6日に発売中止が正式に発表された。 Win ZIPANG(仮称)(アクワイア) アクワイア初のPC向けゲームで和風MMORPGの予定だった。TGS2009でプレイアブルデモを出展して以降音沙汰はなく、2011年に開発中止。 Win/PS3? ジャスミン(仮)(アクアプラス) Keyで『AIR』や『CLANNAD』『planetarian』のシナリオや企画に携わった涼元悠一氏と、『To Heart』『WHITE ALBUM』などの原画で知られるカワタヒサシ氏のタッグで送るADV。 夏を舞台にした長編の学園モノだったらしい。2011年の発表でイメージイラスト1枚と涼元氏のインタビューが掲載されたきり、ほとんど続報がなく2015年に涼元氏の『うたわれるもの』の開発に専念するという言葉と共に開発中止が発表された。 アクアプラスCOOの下川直哉氏によると、ハードはPCかPS3の予定とのことだったが、対応ハードが発表されておらず正式なハードは不明。 Win 真§戦極姫(げーせん18) 18禁 10周年を迎えるシリーズの最新作として、2018年に発表される。 2019年の発売とされていたが延期、後に発売日未定となり2021年にげっちゅ屋から発売中止が告知された。 Win 末廣商店街(ワンダーファーム) 2000年代初頭に創刊直後のメガミマガジンなどで特集が組まれていた、『センチメンタルグラフティ』原案の窪田正義氏がプロデューサーを務める、1985年の商店街を舞台にそれぞれの店の看板娘達との友情や恋愛を主題としたSLG? 「ネットワークゲーム」とされているがどのように活用される予定だったのかは不明。当時の雑誌によると、キャラクターデザインは「カズイ チヨコ」という人物だが、少なくともこの名義ではこれ以外の活動は確認されていない。 学研のアニメ雑誌『アニメディア』の99年5月号の付録として、当時の人気声優によるプレドラマCDが配布(後に一般販売)、その後これを手本にヒロイン7人を巡る数千人規模の大々的なオーディションが開催される(参照)。 選ばれた新人声優7人による声優アイドルグループ「Can B.A.M. 娘」が歌う主題歌CDやドラマCD、果ては審査風景を撮影したビデオなどが発売されていた。 しかしこれらのグッズが出たきりで、2000年を過ぎると企画自体がフェードアウトしてしまい、イメージソングとしてリリースが発表されていた『末廣音頭』もお蔵入りとなる。 同じく声優の一般公募を行ったセングラは内容はともかくSGガールズのメンバー達はほぼ全員が一定の成功を収めているが、こちらのオーディションで選ばれた7人はその後、芸能界で表舞台に立つことはなかったようだ。 なお、主題歌は動画サイトなどにアップロードされており、現在も視聴することが可能。 ちなみに、コロムビアより発売されていた幼稚園のお遊戯会などでの音源使用を目的としたCD『2001年 はっぴょう会・おゆうぎ会用CD3~よさこいソーランロック』に、本作の主題歌『ウェルカム!』が何故か収録されている。幼少期、知らず知らずにこの曲でお遊戯をした人もいるかもしれない。 Win すぴぱら - Alice the magical conductor.(のSTORY #02)(minori) 2012年に発売された『すぴぱら - Alice the magical conductor. STORY #01 - Spring Has Come !』の続き。 当初より続き物とされており、『STORY #01』には『STORY #02』が制作中である旨の告知がされていた。しかし『STORY #01』が倒産レベルの失敗となり、『STORY #02』の制作は宙に浮くことになった。 minoriはその後アダルト作品の制作で息を吹き返したが、2019年2月に同年1月発売の『その日の獣には、』をもってソフトウェア制作を終了することを発表。『STORY #02』の制作は絶望的となった。 Win 性欲の虜(hi-way) 18禁 げっちゅ屋で発売中止が確認。ブランド自体がマイナーなこともあり、ほぼ情報が残っていない。 Win 象牙の塔 -ACTUAL FACTS-(altacia) 18禁 『真説神谷右京』シリーズの8作目として2002年冬に発売予定だったが、発売延期したまま会社が潰れてしまいそれっきりとなった。 このシリーズは弁護士の藤堂信昭氏が現実の事件を元にゲームシナリオを作っていたのだが、本作の公式による最後の告知は「本作品の題材事件の発生からすでに相当の時間が経過しているとはいえ、『-ACTUAL FACTS-』としてオリジナルシナリオのままリリースするには改めてクリアにしておかなければならない事柄が予想外に多く発生しましたため、暫くお時間を頂きたく延期をさせていただきました。」という物だった。 Win タイピング シスター・プリンセス(スタック) 後に0verflowを立ち上げる事になったスタックが制作したPS版『シスター・プリンセス』のタイピングゲーム版として開発され、12人の妹の中から3人ずつ登場する4タイトルの発売を予定していたが、突如発売中止となった。 スタック側は「独特で厳格な世界観を持つ『シスプリ』のオリジナルストーリーを製作することは困難を極め、メディアワークス様および原著作者様と鋭意協議を続けて参りましたが、シナリオ等キャラクター性の部分で合意に至ることができず、製作そのものを断念するに至りました」と説明している。 使用されなかったCGの一部は、後にPSで発売された『シスター・プリンセス2 プレミアムファンディスク』で使用された。 Win 太陽の子(CollaborationS) 18禁 原画は「ねこにゃん」「白猫参謀」「有葉」が、シナリオは「丸戸史明」「タカヒロ」「るーすぼーい」「企画屋」が担当という超豪華メンバーの作品だったが、2016年11月に公式サイトがドメイン切れ。 エロゲー雑誌『BugBug』では毎号「『太陽の子』は、静かに進行中!?」等と記述されており、発売予定表にも一応記載されている。 Win D.C.V. ~ダ・カーポ ヴァルキリーコンプレックス~(CIRCUS) 『D.C.』シリーズと『ヴァルキリーコンプレックス』のコラボ作品。『ヴァルコン』のキャラが『D.C.』シリーズの世界に登場するのがコンセプト。 下記の2作品とは違いPVやグッズなどが作られはしたのだが、肝心の本編自体は作られずに終わった。 Win D.C.ZERO ~ダ・カーポ 0~(CIRCUS) Win D.C.V. ~ダ・カーポ~"V"ague(CIRCUS) コンプティーク2009年12月号付録「10th ANNIVERSARY CIRCUS WORLD」にて『III』と共に発表された作品。 『ZERO』は『I』の53年前、『V』は『I』と『II』の間の物語となり、『V』は同誌でメインヒロインともう1人のグラフィックが公開されている。しかし、両作品共それ以降の音沙汰は一切ない。 『ZERO』は時系列的に『III』へと設定が統合されたものと思われる。 『V』は『I』と『II』の間と言う点が『4』と一致している。 Win ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印 Steam版 Win ダンジョントラベラーズ2-2 闇堕ちの乙女とはじまりの書 Steam版 PSP/PSV初出RPGの移植版。DMMでのダウンロード販売は行われたが、Steam版は発売中止となった(参照)。 Win TearMail(Overflow) 18禁 2000年に発売された『PureMail』の直接的続編。 2007年発売予定とされていたが発売が延期され、その後Overflowがブランド活動を終了したため、発売されなかった。 後にニコニコ生放送で、どのような内容になる予定だったかが語られている。この生放送では、2009年のエイプリルフールで登場した『School Days』の主人公とヒロインの息子を主人公としたゲームの構想についても語られていた(参照)。 Win D.i.G 2(Aaru) 18禁 2001年に発売された『D.i.G』の続編。発売前にブランドが解散したため、発売されなかった。 Win 堕落物語~ある自由人の話~(hi-way) 18禁 「げっちゅ屋」で発売中止が確認。 ブランド自体がマイナーなこともあり、ほぼ情報が残っていない。 Win 同級生3(エルフ) 18禁 1999年に開発が発表された同級生シリーズの3作目。既に竹井正樹氏のキャラクターデザインはある程度完成しており、雑誌などでキャラクターイラストが公開されたり開発状況を伝える特集や、インタビュー記事が組まれるなどしていたのだが、エルフ内部のゴタゴタのためかそのまま発売されることは無かった。 当時の雑誌記事によるとヒロインは過去最多の10人で、フルボイス、さらにはギャルゲーの移植作品がほとんど発売されていなかったゲームキューブへの移植も計画されていたらしい。 2020年に『同級生』のリメイク版の発売に合わせて行われた同級生原画展にて、未発表のものを含む本作の設定資料や原画が多数公開された。 Win はるはろ!(propeller) 18禁 2006年頃発表され体験版の評判もよく期待されたが、発売延期、ライターの退社などを経て発売中止となった。 なお、ライターは別ブランドから発売する意思を公表したともされるが、少なくとも2018年末までには発売されていない。Amazonではパッケージ画像が表示されていたが、現在は表示されなくなっている。 親世代のバックグラウンドや男子たちの物語が厚くなり、エロゲとしてのバランスを著しく欠いたことで、プロデューサーとライターが揉めたと、2023年になってライターにより明かされている(参照)。 Win Princess Garden(CIRCUS) 18禁 『Princess Party』シリーズの第3作。 2009年秋から冬頃に発表されたが、その後の音沙汰はなく、2014年には告知情報ページも削除されている。 Win 末期、少女病 -Lyrical pop World’s end-(Blasterhead) 18禁 元々は『ジサツのための101の方法』で知られるブランド“公爵”の作品として発表されるが、開発は無期延期となる。同作品のカルト的人気から、開発再開を望む声は長年根強くあった。 そうした中、新ブランド「Blasterhead」により開発が再開されるという発表が2011年頃にあり大いに期待される。が、開発がある程度進んだところで何らかのトラブルが発生、製作は停止する。 ブランドの上位団体から一部人員を入れ替えた上での製作続行が示されるも、その後の進展は見られず。 Win 魔法使いの夜 -WITCH ON THE HOLY NIGHT-(の続編)(TYPE-MOON) 『魔法使いの夜』発売の後「全3部作ぐらい」であることが示され大いに期待を集めるも、その後音沙汰なし。 Win ミステリート2 ~フェアウェル・エンカウンター~(Abel SOFTWARE) 18禁 未完で終わった『ミステリート ~不可逆世界の探偵紳士~』の続編にして完結編。かなり早い段階から製作が発表されていたが、音沙汰がないまま年月が経過し、2011年にはシナリオを手掛けていた菅野ひろゆきが死去。製作は絶望視される。 しかし、前作オリジナル版発売から10年が経過した2014年になって、菅野氏が書き溜めていた『2』のシナリオを利用し、且つ『1』とのセットにしたリメイク作『ミステリートF 探偵たちのカーテンコール』(One)が発表され、Win版『フェアウェル・エンカウンター』の方はいつの間にか公式サイトごと消えていた。 『F』公式サイトにも「未完のまま発売されることのなかった完結編」と記されており、この時点で発売中止が確定していた模様。 しかし『F』の方も発表後はしばらく音沙汰が無く、2017年になって『YU-NO』のDLCにて対応機種の変更(PS4/PSV)が発表されたが、公式サイトは2015年のお知らせを最後に更新が止まっているため、One用ソフトとしてのサイトのまま放置されていた。そして2021年11月、一旦開発中止していることが発表された。 「一旦」とあるように完全中止ではない模様で、先に『F』用に開発されていた『1』のリメイクがXSX/PS4/Oneで発売されることが発表され、『2』に関しては状況が整ってから改めて発表するとされている。『F』としてのセットではなく単品での発売となると、『2』単体として思わぬ形で復活する可能性もある。 Win Mirror 2 Project Y(Paradise Project) 中国産無修正アダルトゲーム『Mirror』の続編。『Mirror 2 Project X』と同時期に発表された完全3D作品。 しかし、発表以来音沙汰がないまま開発チームが倒産。倒産時に同作への言及も無かったため、開発中止と思われる。 なお、第1作は18禁だったが第2作の『Project X』は非18禁だったので、この『Project Y』が18禁の予定だったかどうかは不明。 Win めぐる季節の約束と、つないだその手のぬくもりと(だんでらいおん) 18禁 幾度かの延期の末、公式サイトで2013年冬に発売を発表するものの、発売されず音沙汰なし。公式Twitterも2014年を最後に発言が止まっている。 2015年6月11日に発売中止がソフマップにより発表された。 Win リーチっっ!~フルティルト・ブギー~(TerraLunar) 18禁 TerraLunarのブランド解散に伴い発売中止になったタイトルの1つ。 開発元は月面基地前。何故かCD-ROM3枚組を予定していた。 Win ReBirth -記憶へ紡ぐ輪舞曲-(BasiL) 18禁 2009年7月31日に発売された『もぎたてBasiL! -commencement-』に収録されていた体験版『ロンド-O-va-chua-』がタイトル変更されたもの。 BasiL活動再開後初のオリジナル作品であり、2010年春発売予定とされていたが、「BugBug」2010年3月号を最後に新たな情報はなし。 Win リフレクティブハート(Infinite-Justice) 18禁 2002年2月14日発売予定と告知されていたが、結局発売中止に。 Win レジオン・ド・ヌール(Infinite-Justice) 18禁 2005年12月ごろ発売予定と告知されていた。 主要登場人物の設定などが漫画『エレメンタル ジェレイド』からの引き写しであり、しかも発表当初のタイトルが『エレメンタルレジオン』という元ネタに酷似したものであったため、版権元のマッグガーデンより厳重な申し入れを受け、一旦タイトルを変更するも最終的に発売中止に。 Win ロードスクロニクル ~ ロードス島戦記III(キングレコード/ハミングバードソフト) 『灰色の魔女』『五色の魔竜』に続く3作目。 「東京ゲームショウ 99春」では酒場風のセットで吟遊詩人が歌うなど気合の入った宣伝をしていた。 Win ラングリッサーシュヴァルツ (Gamania) 名作SRPGシリーズ『ラングリッサー』シリーズの最新作として発売が予定されていた、シリーズ初のオンラインタクティカルARPG。 2012年発売を予定していたのものの、2011年9月に続報が発表されて以降音沙汰無し。公式サイトも全く更新されずに長らく放置され続けていたが、2019年に閉鎖された。 ちなみに、本作の開発に携わったGamaniaはブラゲユーザーの間では屈指の糞運営として知られているらしい。 Win RE:LOADED CARMINE(七譜詩ソフト) 18禁 先行エピソード版が発売されるも、数年以上音沙汰なし。 Win Lose未発表作品(Lose) 18禁 ブランド第1作『ゴスデリ』に続くバトル物として企画がすすんでいたが、ブランドの方向性が変わったためにお蔵入りとなった。 シナリオは『運命のリヴァケイル ~落ちこぼれの元暗殺者は殺人クラブに狙われている~』のタイトルで無料公開されている。 その内容から『ゴスデリ』のライターが以前関わった同人ゲームとなんらかの関連があるという説がある。 Win 霊長流離オクルトゥム(仮称)(?) 18禁 田中ロミオ+松竜の『CROSS†CHANNEL』のコンビでウィル系列のブランドから発売が発表。『CROSS†CHANNEL』の評価から期待されたが、発売されることは無かった。 田中氏が「企画があった」という過去形で話していることなどから、発売中止になったとみなされている(参照)。 完全発売中止(海外) AC TATOO ASSASSINS(DATA EAST Pinball) データイーストのピンボール部門である子会社、データイースト・ピンボール唯一のAC作品。いわゆる「モータルコンバットクローン」と言われる「実写取り込み+フェイタリティ要素のある格闘ゲーム」の1つで、ディレクターとシナリオに「Back To The Future」の脚本で知られるボブ・ゲイルが参加している。 タイトルデモで「約2200種のフェイタリティがある」ことを売りにしていたが、フェイタリティの種類自体は結構多いものの宣伝文句には程遠い数しか無い(*20)。 日本でも1994年のAMショーでの出展や極少数の地域でロケテストが行われたがお蔵入りに。一方、海外でもプロトタイプの時点で正式にはリリースされずお蔵入りとなった。その後、所々サウンドなどにバグがあるものの、ゲームの基本的な部分は完成していたものが「テストリリース版」として極少数のみ北米で出回ったと言われている。 GBC Austin Powersシリーズ3・4(Rockstar Games) 日本でも好評だった下ネタ全開スパイ風コメディ『Austin Powers』のゲーム版。パッケージやCMを見る限りでは四作リリースされるはずだったようだが、結局二本出した時点でそのままフェイドアウトしてしまった。 日本ではそもそも一作目の時点で発売さえされておらず、また映画と関係ないミニゲーム集だったので、出たとしても評価は低かったと思われる。 後に『GTA』シリーズで世界に名をはせる「Rockstar Games」が手がけたという意味では貴重なキャラゲー。しかし版権の都合からか、作品リストに載っていないことが多い。 GBA Mega Man Anniversary Collection(カプコン) GBの『ロックマンワールド』シリーズ全5作をカラー化したものだが、一度発売は決定したものの度重なる発売延期になり、そのまま発売中止になった。 当初は『Mega Man Mania』というタイトルだった。 なお、同名のタイトルでのソフトはPS2/Xb/GCでそれぞれ発売されており、そちらは『1』~『8』とACの『~ザ ・パワーバトル』『~ザ・パワーファイターズ』を収録したものである(*21)。 GBA Shantae Advance(Shantae 2 Risky Revolution)(カプコン) GBCで発売された『Shantae』の続編。新たな変身やマルチプレイヤーバトルモードなどが盛り込まれ、かなりの部分が完成していた。 デモ版まで完成しており、1作目に続きWayForward Technologies社開発・パブリッシャーはカプコンになる予定だったがカプコン側が初代の売上が微妙だったことを理由に発売中止とした。 しかし、元々Shantae自体がWayForward社側のスタッフが長年温めていた思い入れのある企画だったこと、初代の商業的失敗の理由の1つがカプコン側の不手際で発売日が大幅に遅れてGBC終末期に出る羽目になった事情からカプコンに対する不信感が産まれる。 その後、結果的にWayForward社はカプコンから『Shantae』の権利を買い戻し、以降は自社パブリッシングタイトルとしてシリーズ展開することになった。 本作で取り入れられるはずだった人魚への変身などいくつかの要素は『シャンティ -リスキィ・ブーツの逆襲-』へと受け継がれ、日の目を見ている。 GBA The Holy Bible(Crave Entertainment) GBAで聖書というなんともお国柄を感じさせる実用ソフト。ブックマーク機能や単語検索により、便利に聖書を読むことが出来たらしい。 パッケージのデザインも決定済で2006年11月発売予定であったが、世界一のベストセラーもハードの終焉には勝てなかったのか発売中止に。 その後、近年になり開発中のROMが発見された(参照)。 DS The Legend of Zelda Heroes of Hyrule(任天堂/RetroStudios) 任天堂傘下のレトロスタジオが開発していた『ゼルダ』で、ジャンルとしてはアクションゲームではなくゼルダ史上初のシミュレーションRPGとして製作されていた。 主人公はリンクではない少年で、この少年を操作して探索する現代編とSRPGである過去編を切り替えつつストーリーを進めるゲームになっていた。 しかしながら、任天堂本社側からゲームコンセプトへの評価が振るわず、『メトロイドプライム3』にリソースを集中するよう促されそのまま中止になった。 PSP The Elder Scrolls Travels Oblivion(Bethesda/Vir2L) Official U.S. PlayStation Magazine誌で『The Elder Scrolls IV Oblivion』のPS3阪の移植とともに発表された、BattlespireやRedguardの流れを汲むスピンオフ。 開発中止になった経緯は、Bethesdaから公表されていない上、開発下請けによる、開発中止の経緯を明かした動画も存在したが、公開直後にゲーム部分が権利侵害として削除されたため。“公式には”不明。 PSP Saints Row Undercover(THQ) 『Saints Row』シリーズ初の携帯機作品にして『Saints Row 2』のスピンオフとして2009年から開発が開始されたが、本家開発元のVolitionに携帯機の開発ノウハウがないことから外注での開発となった。 しかしながら、THQとVolitionが「コレでは『セインツロウ』としてのクオリティに満たない」と判断を下したため開発は中止され、THQ倒産の影響もあってかVolitionのスタッフからも存在自体忘れられていたほどである。 ところが2016年初頭に、同社のビデオディレクターであるジョシ・スティントン氏が同社の倉庫を整理していた所、偶然にもPSPの開発キットと開発データを発見。 社内で内容を検分した結果バグは残っているものの辛うじてゲームプレイはできる状態だった事から、同社がTwitchで配信している動画「Inside Volition」で紹介され、デザインドキュメント(開発の指針となる設計資料)も併せて公開された。 さらにこの件を公にしたVolitionは、これまでの様々なお蔵入りとなったゲームを開発者からの提供によって保存、公開しているサイトとして知られている「Unseen64」にて開発途中だったこのゲームのISOファイルを無料で公開している(*22)。ダウンロードはこちら。 なお、開発途上版であるが故に、仮テキストや仮素材などがそのままの上、進行上影響の大きいバグも多数ある。プレイ用というより歴史的資料としてみるのが妥当である。 内容はサブタイトルの「アンダーカバー」の通り、本編の主役ギャングである「サードストリート・セインツ」に潜入するというもの。 Win 雙翼愛神・Cupid Duo(火狗工房(*23)) 日本で『ビストロ・きゅーぴっと』シリーズとしてアレンジされて発売された『愛神餐館』シリーズを製作した香港のゲーム会社が開発中だったアクションRPG(と思われる)。「雙翼愛神」の読み方は不明。 公式サイトが作られたが2008年5月20日を最後に更新が途絶え、2020年頃には一時期消えてしまっていた。YouTubeでPVを観ることが可能。 これらを見るに『サモンナイトエクステーゼ・夜明けの翼』にゲーム性が酷似していたらしく、黒い三連星みたいな羊キャラ達が登場していた模様。バンナムからのクレームがあったか定かではないがこの部分が抵触してたことは想像に難くない。 Win East vs. West A Hearts of Iron Game(Paradox Interactive) 冷戦時代のシミュレーションゲーム。『Hearts of Iron III』の拡張ではなく、単独のゲームとして企画されていた。 当初は2013年発売予定だったものの開発が難航し、結局2014年4月に開発中止になってしまった。 Win F-STOP(仮称)(Valve) 『Portal』の続編的作品として開発されていたアクションパズル。詳細不明ながら画期的なゲームシステムを採用予定であったと伝えられている。 世界観は同一ながらストーリーの繋がりがないことが問題視されて開発中止。最終的に前作のシステムを踏襲した『Portal 2』が2011年に発売された。 ゲームメディアによると2019年になって他社から発売された『Superliminal』のゲームシステムが本作に類似しているとのこと。 Win Glorious Leader!(Moneyhorse) 「北朝鮮に攻めてきたアメリカ軍を金正恩が倒していく」という前代未聞の不謹慎アクションゲー。 2015年1月7日、前年のクリスマスホリデーの最中にハッカーによる攻撃を受け開発中のデータが破壊されてしまい開発続行が不可能になったことを発表しているが、ゲーム内容を考えるとその方がよかったのかもしれない。 Win DOOM 4(id Software) 2004年に発売された『DOOM 3』の続編。同作と同じくホラーFPSになる予定だった。対応機種は不明だが、少なくともWin版は計画にあったものと思われる。 しかし、発表依頼音沙汰が無いまま2013年に開発中止となる。その後、リブート版が発売され、そちらは高い評価を受けた。 なお、2023年3月に当時のゲームプレイ映像が公開され、そこでは前述のリブート版にも取り入れられている要素が確認できる(参照)。 Win Half-Life 2 BETA(通称) (Valve) Steamのローンチタイトルとなった『Half-Life 2』のベータ版で、過去にValveへのサイバー攻撃にてプレイ可能な状態で流出してしまったもの。 しかし、このベータ版は製品版とは多くの部分(ストーリー・演出・武器・世界観・キャラクター・音楽)で別物と呼べる程違いが多くあり、『2』とは別ゲーとして扱われている。詳細は『Half-Life 2』を参照。 Win Half-life 3(Valve) 『Half-Life』シリーズの最新作かつゴードン・フリーマン編最終作として発表され、シリーズファンから期待されていたものの頓挫したプロジェクト。『Half-life 2 Episode 3(*24)』とも呼ばれていた。 2017年8月25日には開発中のプロットをシリーズの脚本家であったMarc Laidlaw氏が「手紙3」と称してブログで公開。この脚本をベースにして熱心なファンがファンメイドの『3』を競って製作するようになり、現在では「Project Borealis」に最も期待が寄せられている。 当のValveは『3』ではなくスピンオフの『Half-Life Alyx』を発売するなどシリーズの続編については音沙汰が無かったが、2020年7月には『Alyx』のドキュメンタリー映像にて多くの頓挫したスピンオフと共にその存在が明かされた。 そのドキュメンタリーによれば、ローグライクな自動生成システムを採用しようとしていたものの、Source2エンジンが未完成だったため早々と切り上げられてしまったとのこと。 Win Life by You(Paradox Tectonic) 『The Sims』の元開発者が手掛けるライフシミュレーション。2023年3月に発表されたものの、三度の延期の末に開発中止となった。 Win Mercenaries 3 No Limits(Pandemic Studios) 傭兵となり暴れ回るオープンワールドアクションの第3作。対応機種は不明だが、少なくともWin版は計画にあったものと思われる。 開発スタジオであるPandemic Studiosの閉鎖に伴い開発中止に。閉鎖から1年後に開発初期版とされるプレイ映像が公開された。 + プレイ映像 Win Project V13(Fallout Online)(Interplay) 再起したInterplayが2007年からMasthead Studiosと共同で製作していたMMORPG。 『Fallout』旧作の販売権や本作の開発が原因で、『Fallout』の版権を買収したBethesdaと裁判になり、最終的には200万ドルで『Fallout』の諸権利をBethesdaに移管することで和解、本作も開発中止になった。 Win Road Redemption(アダルト版)(EQ-Games/Nutaku) 18禁 2017年10月に正式リリース(*25)した同名の格闘バイクレースゲームをアダルトゲームサイト「Nutaku(*26)」とのパートナーシップによりアダルト要素を追加したもの。 ストーリーも暗殺者の撃破から美女誘拐犯を追いかけるものに変更されている。 『Nutaku』は既存のゲームのアダルト版を出したいゲーム制作会社に対し、総額1000万ドルの資金提供プログラムを進めており、当作はその一環で発表された。 2018年初めにリリース予定と発表されていたが、その後音沙汰なし。 通常版はPixel Dash Studiosとの共同開発だったが、Pixel Dash Studiosはアダルト版には関与していない(参照)。 Win Terraria Otherworld(Re-Logic) 2015年2月に発表された『テラリア』のスピンオフ作品。サンドボックスの本編とは違ってストーリー重視の内容となる予定であった。 外注開発会社が変更されるなど開発が難航し、最終的に2018年4月に開発中止が発表された。 その後本作の内容を基にしたコンテンツが『テラリア』の最終アップデートで実装された。 Win Van Buren (Interplay版『Fallout 3』)(Interplay) 『Fallout』シリーズの初期の開発元であるInterplay傘下のBlack Isle Studiosが開発していた物であったが、Interplayが経営建て直しのためにBlack Isle Studiosを解散し、結果として開発中止となった。 Van Burenの設定の多くは、元Black Isle Studiosのスタッフが多数在籍する、Obsidian Entertainmentが開発した『Fallout New Vegas』に流用された。 Win Volt(仮題)(2K Games/Hangar 13) 完全に未発表のまま開発が進められていた。T2インタラクティブの2021年Q2の決算報告書の損益の項目に記載されて初めてその存在が明らかになった。 新規IPのオンラインアクションゲームで、主人公の名前はタンク・DPS・ヒーラーというスーパーヒーローだったという噂。 4年の開発期間と5300万ドル(60億円超)もの開発費を掛けたが、開発期間が長すぎたことによる時代錯誤感があったり、これ以上開発費を掛けると販売価格を上げても開発費の回収すらできないのではないかと判断されたと言われている。 Win/iOS/Android Among Us 2(InnerSloth) 「宇宙人狼」こと『Among Us』の続編として2020年8月に制作が発表されていた作品。 しかし、『Among Us』があまりにも人気であったことからそちらのUI改善に注力することとなり、同年9月には開発中止が発表された。 その後もスキンや役職の追加、挙動の改善などが『Among Us』で行われており、2020年12月にはSwitch版が発売された。 さらに、2021年4月には同じInnerSlothから出されている『The Henry Stickmin Collection(*27)』の舞台の1つを模した、「The Airship」というマップが追加されている。 Amico Earthworm JIM 4(Interplay Entertainment) 海外で人気の横スクロールアクション『Earthworm JIM』シリーズの最新作。2018年に海外で発表された、マテル社が1980年に発売した「インテレビジョン」の35年越しの後継機である新型ゲーム機「Amico」で発売される予定だった。 しかし新型コロナウイルスと世界的な半導体不足、そして発売元のIntellivision Entertainmentの資金難によりAmicoは発表から5年以上経過しても発売の目処が付かず、本作も有耶無耶な状態となってしまう。 2023年初頭に行われた海外メディアのInterplayへの取材によると、2019年以降ほとんど開発が行われておらず事実上の中止状態とのこと。 全く音沙汰のないAmicoであるが、2023年11月には『Amico HOME』というタイトルでOS部分だけがAndroidアプリとして先行配信されるなど、一応開発は進んでいるらしい。 国内のみ販売 Win Beyond Clouds(SakuraGame/FLAT) 2014年3月に日本で発売された恋愛アドベンチャーゲーム「ひこうき雲の向こう側」の英語・中国語対応版。 2017年10月にSteamストアページ公開後、2回の発売日変更をしたのち「近日登場」となり、発売されないまま現在に至る。 発売日の設定も、SteamDBのUpdate historyを見る限り、当初は2017年11月15日に設定され、以降、2017年12月6日 → 2017年12月18日 → Coming soonの順に変更。いずれも設定された日を超過してからの発売日変更である。 日本で発売されたWin版は18禁で、後に全年齢版がiOS/Android向けに発売されているが、英語・中国語対応版の年齢制限の有無は発表されていない。 海外のみ発売 ※リンクは海外発売のオリジナル版 GB ドンキーコングランド2(任天堂/レア) 『ドンキーコングランド』の続編としてGB末期に発表されたが、国内ではGBCにハードを移し『ドンキーコングGB ディンキーコング ディクシーコング』として発売された。 GB Magnetic Soccer(任天堂) テーブルサッカーをモチーフにしたサッカーゲーム。日本でも『キックアタック!』のタイトルでローカライズ版が制作されていた。 だが、国内に於けるテーブルサッカーがマイナーなせいか発表されることなくお蔵入りになり、本場のヨーロッパ圏のみの販売となった。 2020年に発生したニンテンドーギガリークで本作の日本語版も流出し、存在が明らかになることに。 GBC KLUSTAR(スパイク) イギリスのRebellion Developmentsが開発した、四方から落ちてくるブロックを中央のクラスターというブロックを回転させ、四角形に並べて消す『テトリス』のようなパズルゲーム。 ゲームシステムがアテナが1991年に日本のみで発売したFCソフト『デ・ブロック』に激似で、国内版の広告のみアテナのクレジットが追加されていた。 そのせいなのか定かではないが、結局国内版は発売中止に。その後、本作もギガリークで国内版のROMイメージが流出した。 GBA ACE COMBAT ADVANCE(ナムコ) “PS以外のハード”かつ“任天堂”では初の『エースコンバット』であり、早過ぎた携帯機版。 内容は本家シリーズとは異なり、同社のアーケードゲームである『メタルホーク』に似たトップビュータイプのシューティングになっている。 GBA ゲームボーイウォーズアドバンス DS ファミコンウォーズDS 失われた光(共に任天堂) 前者はアメリカ同時多発テロ事件の影響で国内未発売となり、後に『2』とカップリングした『ゲームボーイウォーズアドバンス1+2』として国内でも無事発売された。 後者は国内では度重なる発売延期の果てに、発売予定カレンダーから削除され、こちらも後にクラブニンテンドーの2013年度プラチナ特典で配信された。 GBA ゲームボーイギャラリー4(任天堂) 最初は国内でも発売予定だったが、結局国内未発売となる。 その後WiiUのVCソフトとして公式日本語版が2016年3月に配信され日の目を見ることになった(参照)。 GBA スーパーパズルファイターIIX (カプコン) 同名アーケード作品の移植版。欧米で発売した後に国内でも発売予定だったが、発表後は音沙汰が無く結局発売中止になった。 ゲームプレイに影響が出るほど処理落ちが激しかったことも一因とされる。なお、海外版は英語ではあるが日本の本体でも起動可能。 ちなみに同作はPSPにも移植されている他、後に同じくPSPで日本で発売された派生作の『アイルーでパズルー』も発売されている。 GBA ブレンダー ブロス(インフォグラムハドソン) 発表と同時にコミックボンボンにて出月こーじによるコミカライズ作品『スーパードッグ ブレンダーブロス』が連載されるも延期を重ね、結局海外でのみ発売。 出月氏がTwitterで語ったところによると、製作したフランスの会社・インフォグラムと日本での販売元のハドソンとの間のトラブルで発売中止になったとのこと(参照)。 連載中の出月氏のコミカライズも本来ならそこで打ち切りになるはずだったが、減ページの上ギャグ路線に変更して少しの間続いた。 DS 出撃!! アクロナイツ(バンダイナムコゲームス/ノイズ) 2009年に海外でリリースされた『Go Go Cosmo Cops』の日本版タイトルで、内容はワイヤーによる物理挙動を売りにしたアクションゲーム。 2010年に日本版が発表されナムコレーベルからリリース予定であったがその後発売中止となった。 DS ディディーコングレーシング(任天堂/レア) 元は日本でも発売されたN64ソフトで、DSリメイク版が海外のみ発売。 版権の関係上「バンジョー」と「コンカー」がリストラされ、代わりに『2』で登場したディディーのガールフレンド「ディクシー」と、『ドンキーコング64』で登場した「タイニー」が追加。 タイニーは『ドンキーコング64』で半ばディクシーの差し替えのように登場したキャラであり、2人が共演している数少ない作品である。 ただし、共演にあたって差別化のためかタイニーは頭身の高い姿に変更され、N64時代の面影は見られず実質別人。 DS REAL TIME CONFLICT SHOGUN EMPIRES(ナムコ) 日本の戦国時代が舞台の、RTSではなくターン制のウォーシミュレーション。内政要素はない。スタッフクレジット中に日本人はいない。 北米で発売されるも『IGN』では「PAINFUL(苦痛)」評価を獲得するなど軒並み低評価となった(参照)。 「PS1の頃のようなグラフィック」と言われているが、実際、PS1の『天誅』レベルのグラフィックである。 戦闘システムはマス目などのないマップ上を敵味方の部隊が移動して鉢合わせると戦闘が始まる。 戦闘中の様子は『シヴィライゼーションV』並みのアニメーションで表示される。 「どうすれば負けられるのかわからない」「難易度がずっとチュートリアルと同じ」と言われているが、マップ上の敵部隊を各個撃破していけば勝てるようである。 PSP SAMURAI SHODOWN ANTHOLOGY(SNKプレイモア) PS2の『サムライスピリッツ 六番勝負』同様、『初代』から『零』までのシリーズ6作品を収録したセット版。残念ながらこちらでも『零SP』は未収録。 2009年に海外で発売された後に国内でも発売される予定だったが、最終的に発売中止になった。 収録作品のうち『天草降臨』まではゲームアーカイブスとして配信されているため、一応PSPで収録作が遊べない訳ではない。 PSP DJMAX Portable Hot Tunes(Pentavision) PSPで発売された『DJMAX Portable』『DJMAX Portable 2』のコンピレーション作品。 初報では本作が初めて発売される日本国内版(*28)という触れ込みだったが、結局リリースはされず海外版に日本語を収録する従来の形式となった。 一部の楽曲は日本語版を収録しパッケージデザインに大塚真一郎氏を起用するなど日本進出を意識しており、限定版に付属する韓/日の歌詞対訳リーフレットは国内版にも付属予定だったと思われる。 結果として、初の国内版発売は、次作『DJMAX Portable 3』まで待つこととなった。 AC ヴァリアメタル(エクセレントシステム) 1995年製の縦スクロールシューティングゲーム。日本国内ではロケテストが行われたのみ。 自機の性能を切り替えることができ、これを状況に応じて上手く利用して進めていくゲームであるが、1ステージ1ステージがやたら長い上に似たような敵配置が多く、BGMも短い曲ばかりなのですぐに飽きてしまう。 AC Aliens Armageddon(Raw Thrills/Play Mechanix) 『エイリアン』シリーズを題材にしたガンシューティング。『ターミネーター サルベーション』と同型の筐体を採用。国内では情報がほとんど無く詳細は不明。 プレイ動画を観る限り人より大きな大蛇型エイリアンや背中の翼で飛び回るゼノモーフなど、玩具版を彷彿させるユニークなエイリアンも多数確認できる。難易度は高そうだが。 AC Over Drive(コナミ) 国内ではロケテストが行われたのみ。国内タイトルは『ボーントゥラン』となっている。 AC 蝦蟇の園/リビット!(セガ・エンタープライゼス} 1990年に国内でもロケテストが行われたが、海外発売のみとなった。MD互換基板で作られていたと思われる。 ゲーム内容は『フロッガー』をリアルにしたようなもの。ちなみにコナミのライセンス表記もある。 Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、本作のタイトルが確認できる。 ステージデモに描かれた、あまりにもリアルで写実的なカエルや昆虫の絵はインパクト抜群。音楽はチャイコフスキーの楽曲。 寺田克也氏がロケテストで本作を見かけた時の衝撃を漫画に描いていたらしい(参照)。 『ゴールデンアックス』や『ダイナマイト刑事』等を手掛けた内田誠氏らAM1研が開発に関わっていた模様。 PS2版『ダイナマイト刑事』では、内田氏が手掛けたゲームに関する小ネタの1つとして、本作のカエルが最終面の背景物として登場。 AC GULF WAR II(COMAD) 韓国のメーカーが作ったSTG。日本では富貴商会から出す予定だったが、『究極タイガー』(或いは海外版の『TWIN COBRA』)のコピーゲームであることがバレたせいかお流れに。 「II」とあるが、『ガルフウォーII』のタイトルは「第二次湾岸戦争」という意味合いがあるだけで、前作が存在する訳ではない。 また、マニュアルのストーリー説明に書いてあるという「このゲームは『ガルフウォーI』を基にしたウォーシミュレーションゲームです」というキャッチフレーズは「実際の湾岸戦争を元に作った戦闘シミュレーター」というものと思われる。 基本的なゲームシステムはそのままに、自機をヘリコプターから戦闘機にしたりとグラフィックが所々変更されているが、背景のバリエーションが減り演出面が劣化している。 音楽は早送りや逆再生等の編集をしている模様。メロディ等が滅茶苦茶で聴き心地も良好とは言えない。 加えて敵の変更や増加などを施したゲームバランスが改悪されているバージョンもあり、そちらは音楽の件もあり完全なるクソゲー。 なお、この製作会社のCOMADについては、他にも『サンダードラゴン』のデッドコピー『S.S. Mission(特命)』『ギャルズパニック』の画像を実写ヌードモデルにしたもの(多数存在)、『スーパーバレー 91』を改造した実写取り込みビーチバレーボールゲーム『Beach Festival World Championship 1997』や、ただでさえ難しい『餓流禍』の敵を増やして実質クリア不能にしたもの、どう見ても『ダンスダンスレボリューション』のパクリな『Let s DANCE』など、盗作ばかり作っていた時期があった。 AC くにおの熱血闘球伝説 (テクノスジャパン) アミューズメントマシンショーなどへ出展されるも、日本では発売前に発売元のテクノスジャパンが倒産してしまいそのまま発売中止。海外では『SUPER DODGE BALL』のタイトルで発売されている。 不謹慎なラスボスの存在が日本での発売中止の理由だという説もあるが、あくまでネタの範疇を出ない。 しかし、倒産のどさくさでの在庫流出なのか、日本版の正規のMVS筐体専用プラ板インストと本物のロムカセットでの、ロケテではない正規稼働が発売年の1996年当時に少ないながらも確認されている。 AC シルバーミレニアム(PARA) 韓国のPARADISE OF AMUSEMENT社が作ったSTG。日本でもロケテストされたらしいがお蔵入り。ネット上で現存する情報は少なく、プレイ動画などがわずかにあるだけ。 プレイヤーキャラは6人とも生身で空を飛ぶ美少女…のつもりなのだが頻繁に入るカットインを含め作画は常に崩壊している、背景は2面ボスの水平線と7面以降の宇宙以外ベージュと紺色ばかりですぐ見飽きる(*29)、高音がキンキンピーピーやかましいだけのBGM、1面から超高速弾を撃ちながら突っ込んでくる雑魚を考えなしに大量発生させ中盤から処理落ちが頻発と、とても1995年のゲームとは思えない出来栄え。 + プレイ映像 AC スクーターシューター 国内ではロケテストが行われたのみ。国内タイトルは『スピーダーバイク』の予定だった。 BGMの1つはMSX版『グラディウス』のエクストラステージBGMに使用され現在に至る。 AC スリップストリーム(カプコン) 1995年。カプコン唯一のコクピット筐体型レースゲーム。最大6台による通信対戦が可能。タイトルの通り他車の後ろにつくと急加速するという要素があった。 南米地域にわずか150台しか出まわらなかったという幻の作品。日本でもロケテストが行われたが未発売。 カプコン公式サイトの「こちら開発室」2014年1月29日の記事で本作に言及されている(参照)。「諸事の理由で一時開発がストップして寝かされていたのですが、再び開発してくれ~と言われて、制作したゲーム」ということらしい。 1995年と言えば『リッジレーサー』などの3Dポリゴンレースゲームが人気を集めていた時代であり、ドット絵擬似3Dの本作は時代遅れの印象は否めない。 ゲーム中にシェル石油やモービル、グッドイヤーに果てはフジテレビといったF1スポンサーの看板が多数存在している事から、1990年代初頭に多く見られたFIA・フジテレビジョン公認のF1ゲームとしてリリースする予定であったことが窺える。 セガのシステム32基板で制作されているが、グラフィックデザインや音楽などはまさしくCPS時代のカプコンの色である。 1994年5月、F1のヒーローにして「音速の貴公子」と謳われたアイルトン・セナがレース中に事故死、ブラジルにとっての英雄でもあった彼の死は世界中に大きな衝撃を与えることとなる。 南米地域とは言うものの、スタッフは「ブラジルで発売」と語っており、本作の急な開発再開もその事故で思う所があった故なのかもしれない…。 セガ基板の採用は通信対戦への対応もあるが、ブラジルにあるセガの代理店TecToy社の存在から、関税回避の事情も考えられる。 + プレイ映像 http //www.nicovideo.jp/watch/sm2630813 AC ソリタリーファイター(タイトー) 対戦格闘ゲーム『バイオレンスファイト』のアップデート版。使用基板が「TAITO B-System」から「F2システム」に代わり、CPU専用だったボスキャラがプレイアブル化されたり、対戦中にナイフを持った女性が乱入してくる、サウンド面も一新されているなどといった各種要素が追加されている。 国内では直営店に「ロケテストがある」と前情報が流れたがロケテストそのものが見送られた。 2023年8月31日に発売された『タイトーマイルストーン2』(Switch)に本作が収録されたことで日本でもプレイ可能になった。また、2023年12月28日にはアーケードアーカイブス(PS4/Switch)でも単体配信された。 AC T.M.N.T.タートルズ・イン・タイム(コナミ) 『T.M.N.T.スーパー亀忍者』の続編。国内ではロケテストが行われたのみ。 ちなみに、ロケテスト版の基板は極僅かながら出回っているらしく、極一部のゲームセンターで稼働しているのが確認された。 国内では後にSFC/MDに移植。なお、MD版はタイトルが『リターン・オブ・シュレッダー』に変更されてたりステージ構成の違いなどで、ほぼリメイクとも言える一作になっている。 ちなみに、『T.M.N.T.II ザ・マンハッタンプロジェクト』(FC)ではラスボス戦BGMに本作と同じ物が使用されているが、本作にFCへの移植計画があったかどうかは定かでは無い。 2022年8月に発売された『TMNT ザ・カワバンガコレクション』のラインナップに本作が含まれており、内容も海外AC版そのままということでようやく日本でのプレイが可能となった。 AC チャーリー忍者(ミッチェル) 1995年にロケテストが行われたが、結局海外のみで発売となった。基板の設定変更で日本語表示にも対応している。 + プレイ映像 AC ツインスカッシュ(セガ・エンタープライゼス) パドルコントローラー採用の2人対戦型ブロック崩し。 画面は左右2分割。ブロックを連続して消すと自分の画面のブロックがせり上がり、相手のブロックが下がる。ブロックが画面下端まで達すると負け。またブロックを全て消すと勝ち。3マッチ制。 ボールを落としても負けにはならないが、再びボールが出るまでのタイムロスとなる。色々な効果のあるアイテムブロックも出現。 日本国内でロケテストが行われ、日本語版インストカードの存在も確認されているが、海外のみの販売となった。 Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、本作のタイトルが確認できる。 AC ホットドッグストーム(ACEインターナショナル/マーブル) 縦STG。「開発は日本だが韓国メーカー製のACゲーム」という珍しい代物。海外のみ発売。日本でもロケテストはしていた。 開発にはかつてビック東海で『バトルマニア大吟醸』を手がけた人たちも携わっている。 1996年製のオーソドックスなショット+ボンバータイプのSTG…なのだが、グラフィックが同年製にしてはやや地味であること、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズのモビルスーツに酷似したロボットがちょくちょく出てくるなど、少々独自性に欠ける部分が多い。 AC タイムボカン(バンプレスト/キッド) Qixタイプの陣取りゲーム。原作アニメの映像をカットインとして流すなど、ファンサービス精神はなかなかのものだったらしい。アジアなどの海外圏では発売されたが、日本ではお蔵入り。惜しむファンは多い。 ロケテ版をプレイした人曰く「『ギャルズパニック』で1人目を脱がすのも一苦労なのに、こっちはすぐ1コインクリア出来る」…は比較対象が比較対象なものの、低すぎた難易度が問題点だった模様。 AC PARSE RORUNPE~空舞魔導陣~(MEGA NET TECH) 「パラセ・ロルンペ」と読む。台湾のゲームメーカーによる対戦型3Dシューティング。日本では東京ゲームショウ2007出展、2009年秋頃にロケテストが行われたらしい。 魔法使いとなって魔法の箒で空中を飛び回り、タッチパネルで魔法陣を描いて攻撃する内容。箒を模した座席に跨ってプレイする専用大型筐体と、座席の無いレバーによる廉価版筐体のバージョンがあった様だ。 現在検索をかけると、ショーやロケテのレポート、専用ICカードや非売品サントラCDなどの画像の他、『アルカナハート』とのコラボ衣装の画像が見つかる。衣装は公式ホームページ(既に消滅)でカスタマイズできたとか。 AC Boong-Ga Boong-Ga(Taff System) 欧米のゲーマーがYoutubeなどに「日本のバカゲー特集」と称したレビュー動画を作る際に時折紛れ込む謎のタイトルだが、作ったのは韓国のゲームメーカーである(*30)。元カレ・元カノ・犯罪者などにカンチョーをするゲーム。 専用筐体は上部にモニター、その下にズボンをはいた人物のこちらに尻を突き出した下半身だけが付いており、備え付けの指型コントローラーをその尻に突き刺し、その強さによって結果が変わるエレメカに近いシステムだった模様。 日本では『開ウン!ケダモノ占い』のタイトルでAMショー2000に出展。英語版Wikipediaによると200台ほど輸入する予定だったが実際に稼働したのは5台程度だったとのこと。 開発会社のTaff Systemは本作発売後、Ntix Soft → Redduckに2度社名変更しPC向けオンラインゲーム『ヨーグルティング』『Alliance of Valiant Arms』の開発を手掛けていたが、2019年に破産した。 AC 羅媚斗(EAV/アイオーン) 「ラビット」と読む。2D対戦格闘ゲーム。カラフルでアクの強いグラフィックと、『ジョジョの奇妙な冒険』(AC版)の先取りとも言われる「獣神召喚」システムが特徴。 開発元のアイオーンはノイズファクトリーと同様に『豪血寺一族』を送り出したアトラスの大阪開発室のスタッフが設立した会社(*31)で、前述の『遺産相続』はまさに『豪血寺一族』のノリそのままであったという。 元々はジャレコが総販売元として国内でもロケテストも行われたが、日本での業務用発売は見送られた。ちなみにST-Vではなく1枚基板である。 1997年6月27日、EAVからSS版が発売された。 ロケテスト時の日本語版ROMデータも出回っており、海外版の基板に日本語版のデータを移植した基板を、現在もゲームセンターで見かけることもある。 AC ランボーIII(タイトー) 1989年にタイトーが開発。日本では未発売。北米版とそれ以外ではゲーム内容が一部異なるらしい。 国内ではロケテストはされたものの、インカムが今一つだった上に映画会社のカロルコが日本国内での版権料を高額で要求してきたため、折り合いが付かずに正式稼働が見送られた。 Win ハーツ オブ アイアン ~戦火の獅子達~ 日本語版(メディアクエスト) 2002年にパラドックスインタラクティブが開発。日本ではメディアクエストがローカライズ予定だったが。「英語版の一部に弊社のゲームソフト作成基準上、日本語化が困難な部分があるため(*32)」との理由で発売が中止されている。 その後、2005年にサイバーフロントが続編のHOI2の日本語版を発売し本作も2008年に発売されたものの、サイバーフロントが開発したすべてのシリーズにおいて英語版でHirohitoと設定されている日本の国家元首が自然人ですらない大本営に変更されている。 Win ACE COMBAT ASSAULT HORIZON Enhanced Edition(バンダイナムコ) ファンから不評な『エースコンバット アサルト・ホライゾン』のWin版。パッケージ販売はされておらずSteam等でのDL販売のみ。バンナムの例に漏れず日本からは原則購入不可。 もっとも、映像がとても滑らかに動くだけだが。一応日本語には対応しておりトーネードGR.4とバルキリーカラーセットを除くDLCが同梱済み。 Win ドラゴンボールオンライン(バンダイナムコ) 日韓共同で開発された『ドラゴンボール』のMMORPG。以後、中国・台湾・香港・マカオでも展開されたが、バンナムらしく日本では未展開のまま2013年10月31日をもってすべての国でサービスが終了した。 原作者の鳥山明氏による全面監修を受けており、本作用に作られた設定やシステムは後に『ドラゴンボール ゼノバース』のベースとなった。 Win 魔導傳記 엘리시온의 비밀(コンパイル) 韓国版『Disc Station』収録作品。『魔導物語』シリーズのスピンオフで、直訳すると『魔導物語 エリーシオンの秘密』である。 元々は日本でもリリースされる予定だったが、コンパイル倒産により未発売となった。一応、有志による非公式の日本語化パッチが存在する。 Win ヨーロッパ ユニバーサリス IV サイバーフロントより『Europa Universalis IV』(パラドックス インタラクティブ)の日本語版を2014年1月に発売するとアナウンスされていた。 ところが2013年12月にサイバーフロントが会社組織を解散したため、発売自体も中止となった。 後の2017年に有志による日本語化MODが制作された。 iOS/Android 神角技巧と11人の破壊者(スクウェア・エニックス) シナリオ担当に鎌池和馬氏、キャラクター原案にはいむらきよたか氏が起用され、漫画・小説などのメディアミックスも視野に入れた意欲作だった。 しかし、開発難航により2019年12月27日に日本版の開発中止が発表され、中国版のみ開発が続行されることとなった。 なお、2021年に小説版が発売されている。 漫画版は不動らん氏の作画でウェブ漫画として発表されたが、第2話までで更新が止まっている。
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発売中止
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発売中止
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ポケ擬カタログ / 色違い 色違いポケ擬の更新された順で100件表示されます。 【擬】【★】等のタグがページに入っていないと表示されません。 特定のポケ擬の色違いだけ見たい、という方は下の検索フォームから検索してみてください。 検索例:【★】 【ヌオー】 検索 ★色違い 色違いのポケ擬が100件まで表示されます。全て見たい場合は こちら からどうぞ。 Does/【クラースナヤ】★バクフーン♀ Does/【アレックス】★バンギラス♀ 石狩ソルト/【ホンソン】★オノノクス♂ 手児奈/【エナ】★デンリュウ♀ チヒロ/【レイダー】★レントラー♂ アヤ/【ひなぎく】★ハピナス♀ 渋色/【瞬】★シャンデラ♀ 石狩ソルト/【鍛冶谷】★ヒードラン♂ えりー/【オウリ】★ヌオー♀ しゆ/【ケルツェ】★シャンデラ♂ えりー/【ルチル】★チルタリス♂ しゆ/【シトリン】★ヤミラミ♀ しゆ/【雫】★ミロカロス♀ 鵺丸/【峠】★トゲチック♂ 小鞠/【マリエッタ】★パチリス♀ 上へ
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